青森の旅4日目 (4)三沢空港~伊丹空港
昨朝にも訪れた三沢空港へ到着。チェックインを済ませた後、ターミナルビル周辺をうろちょろしてみる。官民共用の空港は日本にも幾つか存在するが(那覇空港、小松空港etc.)、ここ三沢空港は国内で唯一、民間と航空自衛隊に加えてアメリカ空軍の三者が共用する空港。心なしかピリピリとした空気が漂っているようにも思える。
この空港を発着する定期便は、2008年現在羽田便と伊丹便しか設定されておらず(いずれもJAL・旅行当時は新千歳便もあった)、ターミナルビルの規模も空港と言うよりはバスターミナルのような感じ。あまり早く着き過ぎては時間を潰すのに難渋しそうだ。お土産を買えるような店も大小合わせて2つしかないが、場所柄活ほたての直売所なんてものもある。
《昨日の夕食にも出た「アピオス(ほどいも)」の能書き。畑のバイアグラとな》
2Fの売店で追加のお土産を購入し、待合室へ。大阪行きなので本国へ帰る軍人は一人もおらず(※備考参照)、観光客や用務客ばかりである。ちなみに搭乗ゲートはひとつだけ。
(備考)
例外もありますが、三沢の軍人さんが本国とを往復する際には三沢→羽田→成田→米国というルートではなく、横田基地からのチャーター便を利用するそうです。
JAL2166 三沢(14:45)→大阪伊丹(16:25)
搭乗開始。機種は行きと同じMD-87で、AV系の付帯設備は一切ないが、フライト時間は1時間40分程度。景色を見ていれば時間もあっという間に過ぎるだろう。
ゲートを離れると、周りの風景は正に軍事基地。カーキ色の車も併走しており、下手にカメラを向けようものなら威嚇射撃でもされそうな雰囲気だ。
そんなわけで、地方の小空港らしからぬ広々とした風景の中をテイクオフ。左の窓側を取っていたのだが、離陸後1時間ほどすると日本アルプスの上空へ差し掛かった。東信地方や諏訪湖、松本盆地や伊那谷など、かつて自分の足で訪れた場所を改めて空から見下ろすのは愉快な体験である。
ちょっとした遊覧飛行を楽しみ、16時半前に定刻通り大阪伊丹空港に着陸。ターミナルビルの外へ出てみると、やはり東北とは明らかな気温差を感じる。初夏はすぐそこ、そしてまた大阪の蒸し暑い夏がやって来る。<完>
(2007.05.13)
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