香港 (4-1)九龍公園
早くも最終日。窓の外は相変わらずの曇り空で、どうやら雨も降っているようだ。自分は晴れ男だと自負しているのだが、今回ばかりはその神通力も形なしのようである。
7時にホテルを出る。目指すは九龍半島の北東、九龍城地区にある『九龍寨城公園』なのだが、最短ルートを取るのではなく、鉄道路線の乗りつぶしを兼ねて尖東経由で向かうことにした。
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早くも最終日。窓の外は相変わらずの曇り空で、どうやら雨も降っているようだ。自分は晴れ男だと自負しているのだが、今回ばかりはその神通力も形なしのようである。
7時にホテルを出る。目指すは九龍半島の北東、九龍城地区にある『九龍寨城公園』なのだが、最短ルートを取るのではなく、鉄道路線の乗りつぶしを兼ねて尖東経由で向かうことにした。
ホテルの部屋に戻ってちょっと一息ついた後(杏仁クッキーが重くて早く手ぶらになりたかったのもあって)、佐敦からMTRで旺角(モンコック/Mong Kok)へ。ちょっと探し物があってランガム・プレイスやその近辺をうろうろし、そのあとは夕食を食べに彌敦道を徒歩で南下していく。流石に香港の街は洗練されていて、煌びやかに彩られたショーウィンドウを覗きながら歩いていると、気持ちも浮き立つ。丁度冬のバーゲンシーズンで、8折(=20%OFF)、7折(=30%OFF)といった値札が乱れ飛んでおり、もし女の子を連れてきたならば、そのまま夜の街に消えて行ってしまいそう。それにしても、東京や大阪ではそんな気持ちになったことはないというのに、都会を歩くのがこんなに楽しいなんて!
《バラ広場への帰り道にあった、「健康のためにタバコはやめましょう」という趣旨の垂れ幕。お隣香港では、2007年1月1日より公共スペースが全面禁煙になりました》
来た道を戻り、バラ広場へ。ここには海洋都市マカオならではの、海にまつわる歴史的史料を展示した「海事博物館」があるのだが、香港最後の夜をじっくりと味わってみたいのと、夕方を過ぎると香港へ戻るフェリーの運賃が割り増しになってしまうので、後ろ髪を引かれながらフェリー埠頭へ戻ることに。正味の滞在時間は5時間程度で、個人旅行にしてはあまりに慌しい行程となってしまったが、今回は下見ということにしておき、次回はじっくりと時間を取って巡ってみることにしよう。あの長い橋を渡ってタイパ島やコロアン島にも行ってみたいし・・・。
バラ広場の賑わいを背に、ペンニャ教会へ向けて歩き出した。しばらく南へ行くと、ほぼ180度反転する形で丘の上へ登る急坂が分岐して立ち上がっている。息を切らせつつ高度を上げていくと、やがて道の両側に大邸宅が建ち並ぶ住宅街の中へ。それにしてもこれらのお屋敷、門にガードマンが立っていたり、監視カメラが睨みをきかせていたりと、日本で言う高級住宅街の優雅さには程遠く、むしろギスギスした雰囲気が漂っている。恐らく家主はカジノの元締めなのだろうが、やはり襲撃を警戒しているのだろう。マカオの中国への返還前後は、カジノの利権をめぐる抗争が絶えなかったというが・・・
【PM06:57】
四国上陸地点の高松に戻ってきました。あとは高速バスに乗って大阪へ帰るだけです。いつも旅の終わりはホッとする反面、さびしくもありますね。
明日からは通常営業に戻ります。ありがとうございました。
【PM03:41】
イイ町です。暑いけど
【PM02:15】
穴吹駅から脇町まで歩いていくところです。写真は吉野川。今日も相変わらずの猛暑です。
【AM10:06】
最終日。今日は早朝から忙しくて、なかなか写真を撮るチャンスがf^_^; これから徳島県へ向かいます。
【PM02:54】
窪川発宇和島行きの列車。今シーズン最初の運転です。発車10分前ですが、あまりに暑すぎて誰も乗ってません…
【PM00:36】
高知県の果て、宿毛です。思えば遠くへ来たものだ…と言いたくなりそう。でも、このまま来た道をとんぼ返りです。
【AM09:40】
今年の冬だか春だかに完成したばかりの新・高知駅から二日目スタート。高知県の更に奥地を目指します。
【PM07:33】
この写真では何が何だかさっぱりですがf^_^; 遠くの町のお祭りにふらりと訪れるのも楽しいものです。
【AM11:08】
ごめん・なはり線のオープンデッキ車両に乗ってます。空気は蒸し蒸ししてるけど、風に吹かれるのは気持ちいいです。
【AM08:31】
ってわけで四国に来ています。こちらは大歩危の風景。まだ9時前だというのに、ちょっと歩くだけで汗がじわーっと出てきます。今日は一日暑くなりそう。
ごちゃごちゃとした下町を抜け、河辺新街に出てきた。地図上では内港沿いに走っており、かつてはその名の通りシーサイド(リバーサイド?)ロードだったらしいが、沿岸部の埋め立てが進み、今や建物に阻まれて港を望むことはかなわない。
良さげなレストランを求めて新馬路を彷徨っていたが、メインストリートからちょっと奥に入った場所に、隠れ家のようにして佇む一軒の店を発見。少し路地に入っただけで新馬路の喧騒が嘘のように静かだが、ドアを開けて店内へ足を踏み入れると、これまた落ち着いた外観からは想像もつかぬほどに活気に溢れていた。
エレベーターで砦の東側へ降りる。しばらく道なりに坂をくだっていくと、汚い・・・いや、庶民的なアパートが建て込む住宅地に出てきた。電線が無造作に引き回され、アパートの各部屋から洗濯物が路地に向かって突き出している。例え猫の額ほどであってもベランダがあればまだ恵まれている方で、持たざる家は出窓のように鉄枠をこしらえて、その上に鉢植えを置いていたりする。日本の中流家庭で育った私には、只々「逞しい・・・」という感想しか思い浮かばないのではあるが。
斜面に広がる緑豊かな公園を抜け、坂道を登るとモンテの砦(Monte Fort)の城壁の外側へ出てくる。17世紀初頭にセント・ポール大聖堂の建設事業の一環として、イエズス会の宣教師の手によって築かれた砦である(ここも世界遺産)。砦の竣工は1617年、その僅か5年後の1622年には早速実戦に供され、大航海時代のライバルとして世界の覇権を競い合っていたオランダ艦隊を迎え撃ち、これを撃退したという。
《セナド広場北側の路地》
《セント・ドミンゴ教会》
南欧の香り漂うセント・ドミンゴ教会の前を過ぎると、ヨーロッパの雰囲気から一変して亜細亜的看板の洪水となる。
バス停でセナド広場方面行きのバスを待つ。フェリーターミナル前の道路は長い直線になっているが、ここは市街地コースとしてモナコグランプリと並び世界に名を馳せる、マカオグランプリのメインスタンドが設置される場所。なるほど、目の前を何台ものマシンが駆け抜けていく様子が目に浮かぶようだ。
定刻通りに出航。香港島の摩天楼とビクトリア・ピークを左手に眺めながら、ゆっくりとした速度でそろそろとビクトリア・ハーバーを抜けていく。やがて窓を伝う雨粒が横に飛ぶようになり、高層住宅が所々に立ち並ぶ海沿いのベッドタウンを遠目に眺めながら、一目散にマカオへ向けての力走を開始した。
3日目の朝、カーテンを開けると外は雨模様。予報通りではあるが、ちょっとは外れることを期待していたので、思わず恨み言を呟きたくもなる。
それでも今日は予定通り、マカオへワンデイトリップに出掛けることに。まずは腹ごしらえに佐敦駅近くのラーメン屋さんで雲呑麺を頂く。一杯10ドル程という激安を売りにした店で、量は値段相応だが味は及第点。こちらの麺は素麺のような極細で、モチモチとした食感が特徴である。ただ、物足りないのは確かなので、向こうに着いてからまた何か食べようかな?
さて、昨夜ちょっとだけ乗ってすっかり虜にさせられてしまった路面電車に再び会いに、MTRで上環へ向かう。ビクトリア・ハーバーを海底トンネルで越える区間は7.7ドル(オクトパス割引)かかり、通常区間の初乗り3.6ドル(同じくオクトパス割引)の倍以上もするので、乗り放題のツーリストオクトパスを使っていると気軽に利用出来てよい。
九龍塘からMTR觀塘線とツェン湾線を乗り継いで佐敦へ戻ってきた。私が泊まっているホテルの地下のレストランで食べられる飲茶がなかなか美味しいらしく、初心者でもあることだしあっさりココに決める。
香港飲茶の注文の仕方は二種類あり、蒸篭を満載したワゴンがテーブルに回ってきてその場で料理を選ぶ方式と、料理名が羅列されたオーダーシートに数を記入してウエイターに渡す方式。庶民的な店は前者、高級店は後者が多いというが、ここは少し畏まった雰囲気の店なのでオーダー方式。そして、どちらにしろまずお茶の種類を決めるのは共通で、こちらで最もポピュラーなのはプーアル茶ではあるが、飲み慣れていないとクセがあるので、無難にジャスミン茶をチョイス。店によっては日本人だと分かると、黙っていてもジャスミン茶を持ってくる所もあるとか・・・。
元朗からバスでやって来た上水は、中心部さながらに人々がせわしなく行き交うニュータウン。今更驚きはしないが、やはり香港のニュータウンの規模は一味違う。平日の真昼間ではあるが、周辺地域から買い物に訪れているのか決して人波が途絶えることはない。
続いては九広鉄路の東鉄線を試乗しに、香港域内路線の実質的な始発駅である上水(Sheung Shui)へ向かう。屯門から鉄道だけで行くとすると、一旦九龍へ戻る形となって遠回りになるので、元朗辺りで上水行きのバスを探してみることにしよう。
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