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2008.08.10

香港 (4-8)上環にて・その1

すっかり馴染みになった上環駅で下車。そろそろ空港へ向かう時刻を念頭に置いて行動しなければならないが、飛行機の出発時刻が15時05分、機場快綫の香港から空港までの所要時間が24分、そしてこの機場快綫の運転間隔が12分。空港で出国審査を受ける時間を考慮し、やや余裕を持って1時間半前(13時30分)に香港駅を出発することにした。

ということで、まずは上環駅の西側にある『西港城(Western Market)』というショッピングプラザへ。レンガ造りのこの界隈でも一際目を引くこの建物、かつては上環街市という食品市場だったそうだが、近年改装を経てショッピングプラザとして生まれ変わったということだ。上環は香港の中心地だった時代もあり、往時の賑わいを偲ばせる存在感。中へ入ると、中央の吹き抜けを回廊が取り巻いており、食品市場だった当時の面影を色濃く残している。

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《(上2枚)西港城の外観と内部(2008年12月に撮影)》

ここでのお目当ては「80M」という乗り物の模型ショップ。特に香港名物ダブルデッカーバスをはじめとするバスの模型が充実しており、なかなか精巧な出来に目を奪われる。その分お値段もなかなかのもので、一台くらい買って帰るつもりだったのだが、私はバスファンというわけでもなく結局手は出ず。鉄道車両のNゲージとかなら、一も二もなく速攻でお買い上げだったかも。

建物を出てきたところで何やら揉めている気配をピンと感じ、そばの通りに目を向けると、またしても路駐の車のおかげで車の流れが滞っている。このトラック、荷物の積み下ろしのための駐車で落ち度はないのだが、トラックを避けて反対車線に出た車が対向車と鉢合わせし、しかも双方向とも後ろにびっしりと車の列が連なっているので、最早にっちもさっちもいかない状況。イライラが募ってクラクションの応酬が始まっているが、そんな事しても解決にはつながらへんやろ。ここが大阪市内なら、頭に血が上りやすい人種が多いことが災いしてストリートファイトにまで発展しかねない所だが・・・ しばらく成り行きを見守っていたものの、一向に事態が進展しないために結末を見ずしてその場を離れる。う~ん、どの国でもクルマに纏わるトラブルには事欠かないようで。

気を取り直して山側の下町方面へ。老朽化も極まった感のある低層のビルからは漢字の看板が路上に突き出しているが、九龍側とはまた違った雰囲気。九龍が大衆向けの繁華街ならば、こちらは商売人向けの渋い専門店街といったところ。華やかさには欠けるが、こちらはこちらで味があり、ぶらぶらと歩いて回るのが楽しい。

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時刻は12時半。昼食はもう一度飲茶を体験しようと思い、上環と中環の中間にある昔ながらのワゴンスタイルの店に行ってみようと考えていたのだが、いざ店内に足を踏み入れてみると、大広間のテーブルは芋の子を洗うような大混雑。すっかり熱気に当てられてしまい、すごすごと退散する。いやぁ~、アレは一見の価値があると思えるほど凄かった。

もう少し続きます。

(2006.12.15)


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