フランス (3-6)オルセー美術館へ
Lamarck Caulaincourt―[M12]→Assemblée Nationale
実はフランスへ到着してからというもの、現金で決済したのは今回とルーヴル美術館からの帰りの切符、それに昨晩ホテルの自販機でミネラルウォーターを買った時のたった3回だけ。近頃はクレジットカードと全く同じ使い勝手ながら口座から即時引き落とすタイプのカードも登場したので(※そのうち詳しい解説記事を書きます)、フランスを旅するならレート面で有利でもあることだし積極的にカードを活用していきたいところだ。
ラマルク・コーランクール駅のホームは地下深くにあり、一応階段も用意されているようだったが、一般的にはエレベーターを利用して地上とを行き来するようになっている。このエレベーター、一度に5、60人は運べる大型の搬器で、ボタンを押して随時呼び出すのではなく一定間隔で自動運転されている。具体的には到着して扉が開くと30秒(確か)のカウントダウンが始まり、ゼロになると勝手に扉が閉まって動き出すという仕組み。まるで駅の中にもう一つの“鉄道”が存在するかのようである。
都合のいいことに、ここからオルセー美術館までは12号線一本でアクセスすることが出来る。12号線とはやけに大きい数字だが、現在14路線(+支線2線)が供用中のパリメトロのうち、1990年代に開通した14号線以外はすべて第二次世界大戦以前に開業しているため、互いに古いも新しいもなくどの路線に乗っても金太郎飴の如しである。
電車はモンマルトルの丘の直下を縦断し、小刻みなカーブを繰り返しながら南下していく。この路線に限ったことではないが、一両前の車両の側面がはっきり見えるほどの急曲線が随所にあり、真っ暗なトンネルの中を走りながらも変化に富んだ線形は、遊園地の電車に乗っているようなワクワクした気持ちにさせてくれる。お世辞にも良いとは言えないガタガタとした乗り心地も、これはこれでいい味かも・・・。
セーヌ川をくぐり、左岸に渡ってすぐのアサンブレ・ナシオナル(Assemblée Nationale)駅で下車(もうちょっと座席で足を休めていたかった・・・)。地図上でオルセーに近そうだと目星をつけていただけだったのだが、いざ駅に降り立つと、しっかり「オルセー美術館はこちら」の案内表示が設置されていた。
リール通り(Rue de Lille)をしばらく東進すると、程なくオルセー美術館の裏手に出てきた。ところで、どうして昨日パリ観光を後回しにしてプロヴァンへ行くことになったのかという種明かしだが、毎月第一日曜日はパリ市内の美術館や博物館など大方の文化施設が一斉に無料開放されるため。わざわざこの日に旅行のスケジュールを合わせたわけではなくたまたま重なっただけなのだが、折角のこのチャンス、活用しない手はない。
もちろん普段よりも混雑するのは必至で、案の定美術館の入り口にはくねくねと長い列が出来ている。ここを訪問するのは初めてなので普段がどんな様子なのかは知る由もないのだが、列の進みは速く、20分程で入場することが出来た。入場の際に必要なのは手荷物チェックだけなので、続けてチケット売り場に並ばなければならない通常営業の日よりも却って早く入場できたかもしれない。
次回はオルセー美術館の館内から。
(2008.04.06)
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