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2009.05.18

ドイツ (6-6)アンベルク旧市街その1

さてさて、この街も日本の一般的なガイドブックには掲載されておらず、地図をもらうためにまずは観光案内所を探すことにする。インターネットで前もって、駅から旧市街までは極めて近い・・・というより目と鼻の先だ、という情報は仕入れていたので、駅前の市街図で確認すると、どうやら2、3分程度で行けるようだ。

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《アンベルク駅・駅舎》

今日も春らしく暖かな日差しに包まれており、喉が渇いたのでドイツ鉄道の駅構内でしょっちゅう見かける「YORMA's」というコンビニ(NEWDAYSやHeart・inみたいなものでしょうか)で飲み物をゲット。日本でも一時期発売されたものの、不評のせいか瞬く間に消えてしまったチェリーコークを発見したのでこれにする。ところでドイツではペットボトルに保証金(Pfand)が上乗せされており、飲み終わったボトルを購入した店に返すと保証金が帰ってくる仕組みになっている。とはいえ移動の多い旅行者などはなかなか真似のしにくいことではあるので、私も「Pfand frei(保証金免除)」と書かれた飲み物を好んで買っていたのだが、今回はまた2、3時間後に駅に戻ってくるので、いっちょ試してみることにしよう。

駅の正面から延びるのはBahnhofstraße(駅前通り)。人通りの多い活気溢れる商店街である。ドイツの都市の例に漏れず、旧市街の真ん中を東西に貫くこのメインストリートも歩行者天国になっていた。そういえば、ドイツで「シャッター通り」という言葉に象徴されるような、衰退し切った中心街というのは終ぞ見なかったような気がする。

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《Bahnhofstraße》

間もなく差し掛かるHallplatzという広場の一角に、お目当ての「i」の文字が。昨日みたいに閉まっていたらどうしようかと思ったが、今日は3時前という時間でもあり無事に地図を手に入れることが出来た。

下の地図がアンベルクの旧市街。きれいな楕円形をしており、中央を東西に走るのがメインストリート、右上黒の点線が通っているのがDBの駅である。
(クリックで画像拡大します)

Amberg_stadtplan

この街の最大の特徴は、中世の時代に旧市街を囲んでいた城壁がほぼ完璧な姿で残っていること。端から端まで歩いても15分程度というこぢんまりとした街なので、城壁に沿って街を一周してみることにする。そしてこの街の何処かに2ヶ所ある、「ドイツ道具の旅」シリーズのロケ地探しも目的の一つであり、散策のついでにぱったり遭遇出来ればよいのだが。

Bahnhofstraßeからそのまま続くRathausstraße(市役所通り)を進むと、すぐに旧市街のヘソであるMarktplatz(市場広場)に出てくる。広場の東側に面して市役所、そして南側には旧市街のどこからでも目立つ高い塔をもつ聖マルティン教会が建っており、ヨーロッパの街の様式を忠実に踏襲している。今回の旅ではあえてメジャーな街を外して訪れているが、本当にどの街も決して期待を裏切らない。中世の時代が甦ったかのような風景だけでなく、現代でも人々が集まり、経済活動の場として生活の息吹が吹き込まれ続けていることが、より一層街の美しさを引き立てているのだろう。

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《(上2枚)Marktplatzの風景》

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《Rathausstraßeから聖マルティン教会を眺める》

Marktplatzの西側からGeorgenstraßeに入り、しばらく進んだところで左折。旧市街の周囲をぐるりと囲む城壁めぐりを始めることにする。

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《人口5万人弱の町とは思えないほどに活気に満ちたGeorgenstraße》

ドイツ観光局のアンベルク紹介ページ(日本語)
http://www.visit-germany.jp/JPN/destination_germany/master_tlmesse-id1001-fstadt_sight.htm

独語版Wikipediaのアンベルクの項目
http://de.wikipedia.org/wiki/Amberg

(2008.04.14)


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