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2009.05.24

ドイツ (7-1)ヴュルツブルクへ

4月15日火曜日。楽しかったフランス・ドイツの旅も、現地滞在はとうとう今日が最終日。とはいえ日本行きの飛行機の出発時刻が午後9時前なので、日の高いうちはまるまる時間を使えることになる。

というわけでホテルで摂る朝食も今朝が最後。3泊もした宿なので、写真をアップしておくことにしましょうか。

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支度を整え、7時過ぎ(結局最初から最後まで早起きでした)にホテルをチェックアウト。顔を合わせる度に私の名前を呼んでくれていたフロントのお姉さんともお別れである。でも、きっとまた来ますよ。


ICE??? Nürnberg Hbf(07:33)→Würzburg Hbf(08:27頃) ※列車番号は不明・到着時刻は実時間

今日の予定だが、基本的には飛行機の発つフランクフルト方面へ向かうわけではあるが、その途中、ニュルンベルクとフランクフルトのちょうど中間辺りに位置するヴュルツブルク(Würzburg)で途中下車。その後、一旦フランクフルトを通り過ぎ、ライン川に沿って走る在来線でライン渓谷の風景を楽しんだのち、ケルン大聖堂を観光。高速新線でフランクフルト国際空港へ移動し、帰国の途に就く・・・というプランである。

7時33分発のフランクフルト方面行きICEに乗車。これまでに乗車したICEの車両はICE3またはICE-Tだったが、ここに来てようやく元祖ICE(いわゆるICE1)に巡り会うことが出来た。それまで他国の駅で何度か目にしていたが、ファーストコンタクトから10年近くを経て、実際に乗車するのは今回が初めてとなる。

最新型のICE3では無くなってしまったが、初代ICEはそれまでの客車列車の伝統を受け継ぎ、1等・2等ともにコンパートメントタイプの客室が用意されている。幸いにも乗車率は比較的低く、空のコンパートメントを見つけたので、個室入口に設置された予約状況を示す電光掲示板で予約が入っていないことを確かめたのち、窓側の座席に腰掛ける。その電光掲示板には、デンマーク国境近くのキール(Kiel)の地名が入っていたので、この列車はかなりの長距離列車ということになる。

20~30代のビジネスマンがひとり同室に加わり、ニュルンベルク中央駅を出発。フュルトまでバンベルク方面の路線と並行し、そのまままっすぐ西北西へ針路を取っていく。ここ3日程天候の方は安定していたが、今日は朝から低い雲が垂れ込め、ある意味早春のヨーロッパらしい空模様である。

ニュルンベルク~ヴュルツブルク間は在来線だが、線路改良された区間らしく、断続的に200km/hくらいのスピードを出してくれる。コンパートメント内は相変わらずの静粛性で、空いてさえいればこれほど快適な車内環境もないことだろう。正直、開放型座席と同じ2等運賃で乗せてもらえるのが申し訳なく思えるくらいである。

1時間ほど心地よい列車に揺られ、ヴュルツブルク中央駅に到着(ニュルンベルクからはノンストップ)。ロマンティック街道の起点としても知られる世界遺産を擁する街、ヴュルツブルクの玄関口である。

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《ヴュルツブルク中央駅ホームにて》

(2008.04.15)


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