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2009.05.28

ドイツ (7-4)ヴュルツブルク・マリエンベルク要塞

ということで登城開始であります。

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《最初の階段》

登山道にはあまり階段は無く、ほとんどが坂道で高度を上げていくようになっている。

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こんなトンネルのような門があったり・・・

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二股の道。左は一気に階段を上がり、後半は平坦な道。いっぽう右は平均的に少しずつ上がっていく道である。さぁあなたはどっちを選ぶ? という感じで性格テストの題材に使えそう。ちなみに自分は右でした。

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また門です。

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正面に博物館が見えると、もうゴールは近し。

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中庭に到着したのは丁度午前11時。麓からは10分というスピード登城だったが、もちろん息は上がっていたのだった。ここはレジデンツが完成するまで大司教の居城だった場所。壕を渡り、門をくぐり・・・と登城ルートは複雑で、まるで姫路城を髣髴とさせるかなり堅固な城砦のように思えるが、三十年戦争(1618~1648)の折に実戦に供された際には、あっけなく陥落してしまったそうな。

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《マリエンベルク要塞・中庭》

中庭には特徴的な建物が2つ建っている。下の写真左の塔はベルクフリート(主塔)、右の建物はマリエン教会である。

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こちらは井戸。中は珍しいことにライトアップがされていて、その深さを実感できるようになっていた。

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城の建物は博物館になっているが、ちょっとそこまで見学している余裕は無いためそろそろ下りよう・・・としたところ、韓国人の団体ツアーのご到着。年齢層はほとんど中年以上だったのだが、着ている物がちょっとそこまで買い物に行くかのような、ジャージみたいな服で周りから完全に浮いてしまっていた。旅行だからといってやたら張り切る必要は無いけれども、せめて繁華街に出る時に相応しいくらいの格好はしようよ・・・と説教をかましたくなったが、昔の日本人(「ノーキョーさん」とか呼ばれていた時代)のことを考えると決して笑うことは出来ないのかもしれない。身分不相応のブランド品を身につけて海外の町を闊歩する女性だとか、ディズニーランドへ制服姿で現れる修学旅行生だとか(これは生徒ではなく学校の責任ですが)、どうも東アジア人にはTPOに無頓着な人間が多いように思えてならない。

さて、滞在時間はわずか10分だったが、下山することにしましょう。

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(2008.04.15)



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コメント

4枚目の写真で、僕も右の道を選択しました。
僕が行ったのはクリスマスイブイブで、山登りには気を遣い、時間がかかりました。
むしろ、下りに気を遣いましたね。足がすべったりしないかと。

マリエンベルクの建物の美しさもさることながら、
ここから眺めるヴュルツブルクの街並みがまたキレイだったのを覚えてます。

あ~、確かに冬だと凍結やら積雪やらで難易度がグーンとアップしそうな道ですよね。北国育ちではない自分では、どう頑張ったって絶対2、3回はコケそうな自信があります(笑)。
春の天気は変わりやすくて、レジデンツでは晴れ間も見えていた空もマリエンベルクに着いた頃にはまた曇り出していたのですが、これはこれで早春らしい絵になったかなと納得しています。次記事の1枚目の写真は今回の旅で撮影した写真の中でもお気に入りの一枚なのですが、同時に旅の終わりの寂しさがピークに達した瞬間でもありました。何だかんだで遠いヨーロッパ、そうそう気軽には足を運べないですし・・・

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