ドイツ (7-3)ヴュルツブルク・旧市街を抜けて
レジデンツの正面から延びるHofstraßeを進み、大聖堂(Dom)へ。ドイツのロマネスク教会を代表する大聖堂で、その規模はドイツ国内でも指折りのものなのだとか。ちなみにレジデンツ方向から見えるのは裏側である。
《大聖堂を裏側から》
《大聖堂併設の博物館》
この大聖堂の見所は、身廊の柱に並んだ歴代司教の墓碑だそうだが、例によって興味が無いので省略。それよりも、どこかダンジョンっぽい造りの地下聖堂の方がずっと印象に残ったのだった。
大聖堂の正面から出てくると、そこは路面電車も走るヴュルツブルクの中心通り。少し進んでから大聖堂の方を振り返ると、大聖堂のファサードと通りの両側の建物が織り成す対称の美がそこにあった。
アルテ・マイン橋の東詰に建っているのが市庁舎。「ラーツケラー(Ratskeller)」というレストランが中に入っていて、テラス席も設けられている。
《市庁舎全景》
そのまま直進し、マイン川を一跨ぎにするアルテ・マイン橋(Alte Mainbrücke)へ。フランクフルトの市内中心部を流れていることでも知られるこの大河、フランスから陸路で入国した私が出会うのはこれが最初である。この橋の上から見上げるマリエンベルク要塞は、まるで一枚の絵画のような美しさ。斜面がブドウ畑になっているのは、如何にもワインの一大生産地であるフランケン地方らしい。これからあそこまで登って行くんだけど、結構高低差がありますな・・・
《アルテ・マイン橋(東を向いて)》
《アルテ・マイン橋からマリエンベルク要塞を眺める》
橋の欄干を飾るのはヴュルツブルクの守護聖人である、それぞれに個性的な12体の聖人像。さすがロマンティック街道の起点という栄誉にあずかる観光都市、橋を行き交うツーリストの姿も多い。
橋を渡りきると、間もなくマリエンベルク要塞への登山口に出てくる。案内標識では2つのルートが示されており、一方の所要時間は20分、もう一方は40分と、何故か2倍の開きがある。時間に余裕があれば両方のルートを巡ってみたいのだが(もちろん40分の方が下りで!)、あまりのんびりもしてられないので20分の方で往復することに。
次回へ続きます。
(2008.04.15)
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