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2009.07.30

香港2008 (1-6)シンフォニー・オブ・ライツ《尖沙咀プロムナード編》

シンフォニー・オブ・ライツは毎晩 20:00 のスタート。今回の旅では鑑賞のチャンスは5回あるが、初日は香港島のビル群を真正面に望む尖沙咀プロムナードから眺めることにする。開演時刻を間近に控え、海岸線や二階建てのデッキにはずらっと人垣が出来ていたが、なにせ毎日やっているイベントなので特に混雑しているわけでもなく、一人や二人潜り込むことなどわけない。私も難なくデッキ2Fに陣取った。

8時になり、「Ladies and gentlemen, welcome to Hong Kong...」という感じでアナウンスが入り、シンフォニー・オブ・ライツに参加しているビルの紹介で幕を開ける。ビルの名前が読み上げられると、壁面の電飾がピカピカっと光ってご挨拶。どうやら西あるいは東側から順番に…という感じでは無さそうで、「えっ、今どこ?」と見失うことも度々である。

そしていよいよショーに突入。BGMとシンクロしてビルの電飾が瞬き、それぞれのビルの屋上からは何条もの光線が夜空に向けて放たれる。参加しているビルは中環から灣仔の東側にかけての広い範囲に展開しており、もちろん尖沙咀側にもあるので視界には到底入りきらず、あっちキョロキョロこっちキョロキョロと視線の移動は忙しい。前述のように今の時期はビルにクリスマスデコレーションが施されているので、華やかさも2倍といったところだろうか。


【動画】尖沙咀プロムナードからのシンフォニー・オブ・ライツ。短いクリップですが雰囲気だけでも味わってみて下さい。

このBGM、ガイドブックには「壮大な音楽」などと書かれていたものの、それとは裏腹のまるでPlayStationの内蔵音源のようなチープな音色なのがいささか残念だが、クライマックスへ向けて光の演出も盛り上がりを見せ、やがて15分間のショーが終わる。前回の旅では小雨に煙っていたビクトリア・ハーバーも、今夜はこれ以上無い位のクリアな視界の中で心置きなくショーを楽しむことが出来た。

20081221201057

参加ビル数は合計で44棟ということだが、ディズニーランドやUSJに代表されるテーマパークのように一元的に管理された空間ならばともかく、互いに何の利害関係も無いこれだけの数のビルが協調して一つの作品を作り上げるという(しかも契約に基づくものではなく、言うなればボランティアのようなものなのだとか)、アジアの貿易・金融センターであると共に観光立国でもある香港を体現しているかのようなイベントである。きっと実現までの舞台裏には数々のエピソードが潜んでいるに違いない。と同時に、やっぱり電気代は政府観光局持ち?なんて下世話な疑問もついつい思い浮かんでしまう(笑)。

明日の夜はビクトリアピークの展望台からこのシンフォニー・オブ・ライツを鑑賞する予定だが、それはともかくとして、今夜はもう一つ前回の旅でやり残した事を回収することに。ということで次回に続きます。

(2008.12.21)

〔関連記事〕
シンフォニー・オブ・ライツ《ヴィクトリア・ピーク編》
シンフォニー・オブ・ライツ《香港會議展覧中心編》



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