香港2008 (2-5)銅鑼灣エクスプロレーション・その1
銅鑼灣(トンローワン/Causeway Bay)は九龍の尖沙咀と双璧を成す、香港島を代表する繁華街。散策の起点はトラムと地下鉄の走る大通り沿いにあるそごう(崇光)デパートの前になり、とりあえず午砲からここまで戻ってきた。そういえば台北でもそごうは街のランドマーク的存在だったっけ。
《常に往来でごった返すそごう前交差点》
12時を回り、そろそろ昼食を摂っておきたいと思ってうろついていたところ、行き着いたのが『大家樂(Café de Coral)』というセルフサービスのチェーンレストラン。お昼時とあってフロアはごった返している。カレーを注文してみたら具がゴロゴロ入っているものの、ローカルフードらしき特色のないフツーのカレーだったのがやや残念。こっちのファーストフードって、食べた後のトレーとかは店の人が片付けてくれるんですね(台湾でもそうでした)。
昼食後はこのレストランのある通り、渣甸街(Jardine's Bazaar)をそのまま東へ。庶民的な食べ物屋の並ぶ、我々が(勝手に)抱く香港のイメージを具現化したようなカオスの世界である。オシャレなファッションストリートと背中合わせにこんな世界が広がるのが香港の魅力の一つ。
《渣甸街》
《・・・と、とある横丁》
そんな通りの一角で、香港のお菓子の代表格的存在であるエッグタルト(現地語で『蛋撻』)を発見。本場ポルトガルや前回の旅で日帰りで訪れたマカオでは口にすることなく帰ってしまったので、一応今回が初めてということになるはずだ。大まかにパイ生地のものとクッキー生地のものに二分されるが、ここで買ったのはパイ生地。値札が付いていなかったので小銭を手の平に乗せてオバちゃんに差し出したら、2ドルコイン一枚を取って「サンキュー」。かじりつつ通りを歩いていれば、いよいよ街に溶け込んできた気がして爽快である。
渣甸街の一本南側を並行して走るのが渣甸坊(Jardine's Crescent)。ここは狭い通りの両側に生鮮食品や日用雑貨、衣料品等を売る露店がひしめくバザールだ。油麻地や旺角の露店街を彷彿とさせるが、あちらほどツーリスティックな雰囲気はなく、わりと地元密着型のマーケットという印象を持った。通りから垣間見える狭い空をビルのシルエットが埋めているところなど、如何にも香港という感じがする。
《(上4枚)渣甸坊にて》
渣甸坊を西へ抜けると、歩行者天国の垢抜けた通りへ。
《(上2枚)Kai Chiu Road》
そのまま西へ進んでいくと、やがてハッピーバレー方面へ向かうトラムの線路と交差する。今回はこの路線にも乗ってみないと。
すぐに前方に見えてくるのがタイムズ・スクエア(現地語で『時代廣場』・・・ そのまんまですね)という巨大なショッピングセンター。ワールドトレードセンターといいコレといい、マンハッタンに張り合う気満々の銅鑼灣である。元々トラムの車庫だった跡地に建てられたそうだ。
タイムズ・スクエアで回れ右をして、そごう前へ戻ります。
次回は軒尼詩道の北側へ。
(2008.12.22)
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