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2009.09.08

香港2008 (4-5)大澳(タイオー)・その2

新基大橋を渡り、吉慶街(Kat Hing Street)へ。大澳永安街と同じく商店街になっているが、道幅が広い分だけこちらの方が日が差して明るい感じ。土産物の店もあり、観光地らしさが色濃くなってきた。

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《(上3枚)吉慶街にて》

村の中央広場には、漁村ではもうお馴染みの天后廟。

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《蜀の英雄・関羽を祀る関帝古廟(左)と天后廟(右)》

時刻は11時をまわり、このあと昼食に食いはぐれても困るので、大澳街市街へ入ったところにあった小食店へ。表のガラスに書いてあった「鮮蝦雲呑麺」を注文してみたが、このワンタン、エビがプリップリでとってもジューシー。メチャメチャ旨くて感動モノである。やはり香港のローカルフード、侮り難し。

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《大ぶりの海老ワンタンがゴロっと入って200円ちょい》

この店は特製の辣醤(山椒を効かせた豆板醤)が名物で、ワンタンメンにも小皿で薬味として出てきた。表へ出ると通りは何時の間にかドッと増えた観光客でひしめいており、日帰りバスツアーと思われる西洋人やインド人の団体もご到着。ランタオリンクの開通以来、1時間以上は軽くかかるものの都心からは陸続きとなり、格段に訪問し易くなったということなのだろう。ただ、店の人に断りもなく商品をパシャパシャ撮影するのはどうかと思うぞ>外国人の方々

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《(上2枚)大澳街市街にて》

こうしてのんびりとした空気に浸っていると随分文明からは遠ざかったような場所にも思えてくるが、実はここ大澳こそがランタオ島の行政および産業の中心地だそうで(人口自体は東涌や愉景灣の方が多いはずですが)、ちゃんと銀行があってATMでお金を下ろせたりするのには失礼ながら意外な驚きがあったりする。

大澳街市街をそのまま南下すると、水路を跨いで街の南北をつなぐ吊り橋に出てくる。この橋、出来たのは1996年と最近で、それまでは渡し舟で両岸を行き来していたというから、その時代に一度は訪問してみたかったものだ。
(とはいえ1996年当時私はまだ中学生だったのですが・・・。前回の旅で跡地を訪れた九龍城砦しかり)

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ちなみに先ほどの新基大橋もかつては同様に渡し舟による連絡だったが、こちらはかなり遡ること1979年に住民の出資により既に橋へ切り替えられている。

で、この橋の上から一枚。水のある街というのはどこもステキですね。

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この辺りの棚屋は年季の入ったものが多いです。

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橋を渡りきって大澳永安街へ合流すれば、とりあえずはこの街を一周したことに。予め調べておいた昂坪(寶蓮寺)行きのバスの発車時刻も迫っているので、たった2時間弱の滞在ではあったがそろそろお暇するとしましょう。


NLB21 大澳(12:00)→昂坪(12:14) ※実時間

ランタオ島内のバス路線をほぼ一手に引き受ける(空港やディズニーランド、ニュータウンといった新しく開発された地区に関連する路線を除く)のは新大嶼山巴士(New Lantao Bus、頭文字をとってNLB)。大澳から寶蓮寺のある昂坪へ向かう路線は21系統となり、平日だと午前11時から午後4時までのあいだは1時間間隔で運転されている。このNLB、平日と日曜祝日とで運賃が変わるという特徴があり、例えば大澳-昂坪間の路線の場合は平日6.3ドルに対し日曜祝日は13ドル(いずれもエアコンバス)。なんだか足元を見られているようで今ひとつスッキリとしないが、幸い今日は平日なので安く済んだ。ガイドブックにオクトパスカードが使えない場合があると記されていたので小銭を用意しておいたが、私の乗車したバスにはちゃんとカードリーダが装備されていた。

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《大澳のバスターミナル》

片手で数えられるほどの人数で大澳のバスターミナルを出発。2,3分も走ればすぐに山道にかかり、どんどん高度を上げていく。寶蓮寺へは東涌からのロープウェーでも20分以上を要し、さぞや山深い所にあるのだろうと想像していたのだが、そんな気構えが嘘のようになんと15分で到着。周りに誰もいなかったらきっと「早ッッ!!」と叫んでいたに違いない。このルートならば乗り物に弱い人も安心?

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《昂坪に到着したバス》

(2008.12.24)


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