香港2008 (6-1)おトクに乗ろう、エアポートエクスプレス
12月26日金曜日。この日は「ボクシング・デー(Boxing Day)」と呼ばれるキリスト教の祝日で、細かい起源には諸説あるがプレゼントの箱を開ける日ということで、殴り合いのボクシングとは関係ないようだ。昨晩床に就いたのは1時頃のはずだったが、香港滞在の貴重な時間を惜しんで今朝は7時台に起床。たった1/4日でガタガタだった足が完全回復したのだから、自分の体のバイタリティを褒めてやりたいぐらいである。
朝食を済ませ、8時半にチェックアウト。5泊したスイートルームとも今日でお別れだ。朝から晩まで出歩いていたためあまり有効活用は出来なかったが、都心からの遠さに目をつぶれば清潔・快適そのものでコストパフォーマンスは抜群。次回の訪港の際にも最有力候補に挙げたいホテルである。
さて、今日の午後には日本へ向けて出発するわけだが、それまでの時間を身軽に過ごす為に、今回も機場快綫(エアポートエクスプレス)のインタウン・チェックインサービスを利用しようと思う。目指すは香港駅なので、最もオーソドックスと呼べる軽鉄線→西鉄線→東涌線の乗り継ぎルートで。2009年8月に南昌~柯士甸~尖東の西鉄線延長区間が開業し、西鉄線沿線から尖沙咀へダイレクトにアクセスできるようになったが、香港島へはこれまで通り南昌駅が接続駅としての役割を担い続けることになる。今の時間は平日だとまだラッシュアワーの最中だが、今日は祝日なので西鉄線・東涌線共大きな混雑はない。手荷物は機内持ち込みサイズのキャスターバッグ一個だけとはいえ、混雑した車内に持ち込むのはやはり気が引けるので助かった。
《南昌駅の東涌線香港方面行きホームにて》
9時半に香港駅に到着し、チェックインエリアへの改札を抜ける。前回はツーリストオクトパス(現在はエアポートエクスプレス・トラベル・パスと名称を変更)を利用したので関係がなかったが、通常版のオクトパスカードで機場快綫とMTR各路線を乗り継いだ場合、乗り継ぎ先のMTRの運賃が直前・直後の一乗車(*注)に限り無料になるという特典がある。今回の対象区間は天水圍~香港間となり、なんと18.1ドルが丸々タダになるという太っ腹ぶり。残念ながら西鉄線と軽鉄線の乗り継ぎ割引は併用できないようで、厳密には西鉄線・東涌線区間の21.9ドルから軽鉄線区間の3.8ドルを差し引いた額となったが、もし2007年のKCR・MTR合併前ならば対象区間は南昌~香港間のみだったわけで、合併の恩恵を大いに享受した結果となった。
*注:インタウン・チェックインを利用する場合、チェックインエリアへの改札を抜ける直前に乗車した区間が対象となります。
《香港駅コンコース》
今回はキャセイ利用だが、地元キャリアにも拘らず開いているカウンターはエコノミー・ビジネス・ファーストで各一ヶ所だけ。幸い一組待つだけで済んだのだが、果たしてこの程度で済んでしまうほどの需要しかないのだろうか。確かに団体客はツアーバスで直接空港へ向かうし、香港のビジネスマンならば会社や自宅から空港へ直行するのでわざわざ荷物を街中で預けたりしないはず。となれば外国からの用務客や個人旅行客といったちょっと事情通の利用者に絞られるわけで、まぁ納得という気がしないでもない。でもキャセイのエコノミーのカウンターが一ヶ所というのはどう考えても少なすぎると思うが。
荷物の預託とボーディングパスの受け取りを済ませ、あとはギリギリの時間まで市内で遊ぶのみ。飛行機の出発時刻が16時35分なので、1時間半前と見定めて15時までに香港駅を出発すれば良さそうだ。何時でも香港駅へ戻れるよう香港島の北岸をうろうろするつもりだが、まずは駅から近い中環から上環にかけての山麓エリアを散策することに。
《香港駅…というかIFCモールの入り口》
《山側へ歩き出します》
(2008.12.26)
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