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2009.10.15

香港2008 Epilogue

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《機場快綫香港駅・改札前。写真は以前にも載せましたが、今回は逆方向からのアングルで》

香港駅から機場快綫(エアポートエクスプレス)に乗車。前回は進行方向左側に座ったので、今回は右側にしてみた。香港駅から乗り込む人は1両あたり片手でも余る程度で、一応入線前から乗車位置に並んでおいたのだが、あまりその甲斐も無く座席はよりどりみどりである。

営業開始から約10年を経て、車内はリニューアルされていた。座席のカラーリングはピンクとグレーのツートンとなり、モケットだけではなく本体ごと交換されて固めの座り心地に。各座席に装備されていたパーソナルモニタは撤去され、各種インフォメーションは区画の端に設置された大型の液晶モニタに表示されるようになっている。駅到着時に流れるビデオは車内アナウンスと連動しており、視聴効果については更に磨きが掛かっているように感じられた。

*リニューアル前の車内の様子は、下のリンクからご覧ください。
香港4日目 (10)機場快綫(エアポートエクスプレス)

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九龍駅および青衣駅での乗車も少なく、かなりの空席を残したままで電車はランタオ島の海岸線を駆け抜けていく。通路をはさんだ隣には日本人の若い女2人と中東系の若い男1人という奇妙な組み合わせの旅行者が座り、香港で買い込んだブランド品の数々が免税額を超えているか否かでモメている。課税範囲といえば20万円以上となるはずで、何処へ行ってもお土産程度しか買わない自分にとっては一生縁のない世界である。あー、男に生まれて良かった(笑)。

相変わらずの素晴らしい乗り心地を堪能し、空港駅に到着。2007年に第2ターミナルがオープンし、空港駅では両側の扉が開くようになっていた(第1ターミナルは左、第2ターミナルは右)。政治に翻弄される日本の空港を尻目に、アジアのハブ空港としての地位を揺るぎないものにすべく益々進化し続ける香港国際空港である。

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《空港駅・到着ホーム》

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《出発ロビーに直結する通路》

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《(上4枚)第1ターミナルビル・点描》

CX502 香港(16:35)→大阪関西(21:00)

搭乗ゲートには出発30分前を切ってから向かうつもりでのんびりとショップ巡りをしていたのだが、なんと出発案内が「BOARDING SOON(まもなく搭乗)」と「NOW BOARDING(搭乗中)」をすっ飛ばして、いきなり「FINAL CALL(最終案内)」に変わっているではないか! 定時出発に熱心なキャセイのこと、下手をしたら置き去りにされかねないため、慌ててシャトルに乗り込む。しかも目指す50番ゲートは有ろう事かこの広いターミナルビルでも一番端っこに位置し、地元キャリアにあるまじき冷遇振り。とはいえ実際に機内に落ち着けば、後から何人もやって来たわけだが。

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《70~71番と並んで最も沖合いにある50番ゲート》

沢山の想い出を胸に、CX502便は滑走路を飛び立ち一路大阪へ。3時間あまりのフライトを経て関西空港に無事着陸したが、脇目も振らずサッサカ歩いてほぼ一番乗りにターンテーブルに到着すれば、驚いたことに既にコンベアが動いて荷物が流れているではないか。入国審査の通過時間を挟んだとはいえ、まるで魔法のような早業に「やるじゃないか、関空!」と大感動。しかもチェックインが早かったせいか、着いた途端に自分の荷物がやって来て待ち時間はゼロ。税関も珍しくノーチェックで通り過ぎ、国際線とは思えないほどのスピードで到着ロビーに出て来たのだった。都心からやたら遠いことを除けば香港にも劣らない世界トップクラスの空港なのだが、いかんせん彼も迷走を続ける空港行政の犠牲者のひとりである。

リムジンバスと阪急を乗り継いで自宅へ。前借りのバカンスも終わり、明日からは年末年始の準備に追われる日々が待っている。
<完>

今日の歩数カウント:21,951歩

(2008.12.26)


<あとがき>
今回は本来私の守備範囲外である乗りバスをメインに構成してみましたが、いかがだったでしょうか。同じ国を2度訪れるというのは今回が初めてだったのですが、やっぱり魅力の尽きない所です、香港は。東京都の半分程度の面積にも拘らず、延べ9日も滞在してまだまだ未練が残っているというのも不思議ですが、都会なのに落ち着くという一見矛盾した感情も、私がこの街に心底惚れ込んでいるという何よりの証拠なのでしょう。洗練された繁華街に、ちょっと足を延ばせば自然豊かな海と山。クールを気取りながらも実は親切で暖かい人々と、安心して歩ける極めて良好な治安。トーキョーなんかをブックマークするより、みんなで香港へ行こうよ!と、伝道師にも志願したいような気持ちです(笑)。またそのうち元気をもらいに行きましょうかね。途中ネット回線の不具合で中断を余儀なくされるというトラブルもありましたが、なにはともあれ4ヶ月間お付き合い頂き有難うございました。

さて、次回作は久々に登場の国内編。鉄分多めでお送りいたします。

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