09/07/12 (2)萩谷にて
バスの終点から集落までは府道を少し歩いていくことになります。大型車が通行可能な道路幅が確保されているのはこのバス停までで、ここを過ぎるといきなり道は細くなりました。
《一応、右の道が府道です》
各機関が揃って一つの町を形成していた雁多尾畑とは異なり、こちらは住宅だけで構成されており山村そのもの。徒歩でも5分くらいで抜けてしまうほどの小さな集落ですが、それでもなかなか立派な神社と寺が構えているのは、日本の古き良き原風景といったところでしょうか。改めて申し上げておきますが、ここは高槻市内です。
府道はこの萩谷の集落までで、更に道は続いているものの、この先は萩谷岡山線と呼ばれる林道となります。「地獄谷峠」というおどろおどろしい名前の峠を越えて、京都府亀岡市と接する高槻市北部へ抜けることが出来るようですが、不法投棄が多発しているために一般車両の通行は禁止されていました。ちなみに雁多尾畑のように携帯が圏外なのでは?と確認してみたところ、アンテナがちゃんと1~2本立って安心するやら何やら。
《林道》
諏訪神社の石段です。
この集落も結構高低差が激しいので、上まで行って戻ってくると7月ならば汗も吹き出します。帰路はまた萩谷バス停からバスに乗車するのではなく、萩谷総合公園と摂津峡を通って徒歩で麓へ下りて行くプランです。
広くなった道をしばらく下っていくと、右手には公民館が見えてきます。これは1997年に廃校となった南平台小学校の分校を再利用したものです。山間部とはいえ、市の中心から車で30分程度の場所に分校なるものが存在したというのもスゴイ話ですが…。
下萩谷バス停付近で府道から外れ、東海自然歩道の道標に従って下萩谷の集落の合間を抜ける路地を進んでいきます。やがて木やら竹やらが倒壊したまま放置されているような道なき道に入り…
不意に整備された公園に出てきて、開けた視界からはサッカー場を見下ろすように。(次回へ続きます)
(2009.07.12)
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