09/07/12 (3)萩谷総合公園~摂津峡
東海自然歩道は萩谷総合公園の敷地内を通過していきます。1998年に開園した約35haの大型公園で、野球場とサッカー場が併設されていますが、サッカー場の方は日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)の一チームである、スペランツァF.C.高槻のホームグラウンドとして使用されています。前述のように決して交通の便が良い場所ではないので、観戦に訪れるファンは結構交通手段に腐心している模様で…。
公園内からは関西電力の北大阪変電所が見えます。
公園を縦断し、階段を下って谷底へ降りれば、再び歩道は山中のけもの道に。
十数分も歩けば、もう摂津峡のエリア内。JR福知山線沿線の武庫川渓谷と並び、大阪都心から最も近い渓谷の一つです。かつては景勝地として旅館街も存在しましたが、現在は日帰りでのバーベキューや夏の水遊び、そして桜や紅葉の名所として、近郊からの手軽な日帰りスポットとして賑わっています。
下の写真は白滝です。滝のすぐそばまで近寄れるようにデッキが設けられており、ベンチまで置いてあるのが心憎いばかり。
芥川の支流に沿って下り…
渓谷を形作る本流へ合流。散策道沿いには茶店が点在し、夏の盛りの観光シーズンということもあって書き入れ時のようでした。
上流の辺りは大したことはありませんでしたが、下流方面へ進むに従って人出がどっと増え、ゴツゴツと岩が転がる河原はレジャー客で埋め尽くされていました。もう少し静かな時季に訪れたかったものですが、今回はこれが本題ではないのでまぁ良しとしましょう。
渓谷を抜けた芥川。この後高槻市内を縦断し、東海道新幹線をくぐった付近で淀川へと注いでいきます。
《(上2枚)塚脇橋の上から》
摂津峡入口の塚脇橋のそばには「下の口」というバス停があるのですが、ここには平日に一日二本のバスが来るだけなので、橋を渡ってそのまましばらく道路を進み、「塚脇」バス停へ向かいます。ここから見上げる三好山の上には、芥川山城という戦国時代の山城が存在したそうで、城址まで登山道が通じています。
《塚脇バス停にて》
高槻市営バス11番 塚脇 → JR高槻駅北
田園地帯の広がるのどかな地区ですが、日中30分おきにやって来るバスで高槻駅へ。均一運賃区間なので運賃は210円で済みました。高槻市営バスの山間路線は萩谷方面だけではなく、府道6号線や79号線を上っていくルートもあり、特に6号線の方は京都市西京区をかすめてかなり奥へ入っていく路線となっています。旧西国街道の狭隘区間を通過するために小型の車両が使われる、阪急高槻市駅~JR高槻駅~梶原東間の路線も異彩を放っていますし(こちらは試乗済み)、いずれまた機会があれば取り上げてみたいと考えております。
今日の歩数カウント:19,548歩
(2009.07.12)
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