05/04/27 (3)下津井~渋川海岸
下津井も鞆の浦と同じく、明治時代初期まで瀬戸内海の潮待ちの港として繁栄していた町。日本海沿岸と瀬戸内海を経て蝦夷と畿内を結んでいた「北前船」の寄港地でもありました。古くからの景勝地として知られる鷲羽山(わしゅうざん)の麓に位置し、現代では町のすぐ傍を下津井瀬戸大橋が通過しています。
《(上4枚)下津井の街並み》
現在はJR児島駅からのバス連絡となっていますが、過去には下津井電鉄という軽便鉄道が通じており、瀬戸大橋線開通後も1990年まで児島~下津井間で旅客営業を行っていました。社名はバス会社としてそのまま引き継がれたほか、廃線跡は全区間がサイクリングロードとして整備されているそうです。
上述のように、町のすぐ横を瀬戸中央自動車道とJR瀬戸大橋線が通過しています。ここに駅を造ってくれたら手軽に訪問できるようになるのですが…。
《下津井の町から下津井瀬戸大橋を眺める。クリックすると拡大します》
下津井の港です。
下津井瀬戸大橋の真下に車を移動させ、ここでも少し散策。明石海峡大橋が完成した今となっては規模的にはやや見劣りしますが、やはりこのような人類の叡智の結晶である巨大な建造物を目の当たりにすると、特別な感慨を抱かせるには十分です。
島伝いに瀬戸内海を渡っていく橋。対岸の四国は坂出の工業地帯も遠望できました。
そして最後の目的地の渋川海岸へ。下津井・鷲羽山からは児島市街を経由してすぐです。
渋川海岸に隣接した渋川公園には、日本有数の長さを誇る(約900m)藤棚があります。見頃は4月下旬~5月上旬とのことで、青紫の花が色づいていました。
この後は宇野港と児島湾を経由し、高速代を節約するために備前ICあたりまで国道2号線を通って帰りました。
次回も瀬戸内シリーズです。
(2005.04.27)
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