05/10/12 (3)尾道にて・その2
向島から“本土”へ戻ってきたあとは、『朱華園』というラーメン屋さんへおやつを食べに行くことに。尾道ラーメンといえばイの一番にこの店の名前が挙がるほどの超有名店です。市役所の近くに所在し、福山方面から電車でやって来ると車窓からも見える店ですが、駅からは徒歩で15分強と少々離れています。
お昼時には連日行列となるそうなのですが、午後3時過ぎという最も中途半端な時間なので、そのままスッと席へ。それでもツーリスト風の客を中心にそこそこ席が埋まっているのは、やはり有名店の面目躍如といったところです。
初めて訪れる店なので、さてどれほどのものかと期待しつつ麺とスープを口に含んでみると… うーむ、昔懐かしの中華そばという印象ですが、ご当地ラーメンならではのインパクトは皆無です。なぜこの味が人気を博しているのかその理由がさっぱり解らず、こと味覚に関しては人の意見というのはアテにならないことが多いなぁと再認識しました。尾道のリピーターならば一度は話の種に足を運んでおくべき店なのは確かですが、がっかりして写真を撮る気にもなれませんでした(笑)。
食後は千光寺山へ登ろうと、『朱華園』から徒歩ですぐのロープウェイ乗り場へ。駅からは離れていることもあり、以前の尾道訪問では搭乗した経験はありませんでした。いかにも地方都市らしい、可愛らしいロープウェーです。
《千光寺山ロープウェイのゴンドラ。市営のロープウェイです》
頂上の千光寺境内から尾道市街と尾道水道を望む景色は、尾道のみならず瀬戸内地方を代表する風景。この辺りで大きく弧を描いている山陽本線の線路を、時折3~4両編成の近郊型電車や長大編成の貨物列車が通過していきます。近年は尾道大橋(1968年開通)&新尾道大橋(1999年開通)の双子の斜張橋がこの風景に仲間入りしました。
先程訪れた戦艦大和のロケセットも、ここから真正面に見えます。
境内には珍しい形状の巨岩が色々とありました。
帰りは尾道名物である、迷路のように入り組む階段や坂道を歩いて下っていきました。尾道の路地にはとにかく猫が多いです。
10分ほどで麓へ。線路沿いを駅方向へ向かいつつ、往来する電車をパチリパチリと。
まだ午後4時ではありますが、なにしろまた普通列車で250km先の大阪まで帰らなくてはならず、もう一つやりたい事もあったので早目に尾道を離れます。
《尾道駅の福山・岡山方面ゆきホーム》
今回のお話はもう一エントリ続きます。
(2005.10.12)
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