05/10/25 (3)伊勢湾フェリーで空港へ(後編)
鳥羽港出航から1時間半。知多半島西岸の沖合を辿ってきたフェリーですが、いよいよ中部国際空港の空港島が見えてきました。デッキに出て眺めていると、施設群越しに離着陸する旅客機が確認できます。やはり関空に比べると一回り以上コンパクトな印象でしょうか。
《(上2枚)船上から空港島の東岸を眺める》
常滑港へ着岸するところ。目の前の連絡橋を5分あまりの間に何本もの名鉄電車が通り過ぎて行きました。もちろんミュースカイの姿も。
というわけで鳥羽から1時間40分で常滑港に到着です。先述のように現在この航路は廃止となっているので、この風景も既に過去のものです。
さて、この港は空港島内ではなくて対岸の前島に位置しています。徒歩客の空港へのアクセスは、常滑港から歩いて5分の名鉄空港線りんくう常滑駅から。まだほとんど建物が建っていないガランとした埋立地なので、迷うこともなく高架駅へ真っ直ぐ向かいました。
《空き地越しに連絡橋を眺める》
《りんくう常滑駅・外観》
今は駅前にホテルが開業しているようですが、訪問当時は全くの無人地帯の様相で、一般の利用客といえばそれこそ伊勢湾フェリーとの乗り継ぎ客くらいだったのではないでしょうか。この駅は無人駅で、私のように磁気化されていない乗車券を所持している場合は、券面をカメラにかざして遠隔操作で自動改札を開けてもらうことになります。名鉄では「駅集中管理システム」と呼ばれていますが、一説にはこのシステムの導入が『3・3・SUNフリーきっぷ』の廃止の遠因とも言われているとか…?
この駅を通る列車は昼間時間帯で上下各6本ですが、そのうちりんくう常滑に停車するのは30分間隔の急行のみ。現在は午前中に常滑止まりの普通が延長運転されているものの、基本的には毎時2本体制のままです。
《りんくう常滑駅・ホーム》
幸いにも待ち時間は10分程度で済み、赤い電車に乗って隣の中部国際空港駅へ。最近は徐々にステンレス車が増えてきましたが、名鉄といえばやっぱりこのカラーリングですね。
思いの外混雑していた電車で、先ほどフェリーから眺めた空港島への連絡橋を渡ります。関空の連絡橋のように本格的に海を渡るのではなく、ちょっと幅の広い川のような感じであっけなく空港島へ上陸してしまいました。
12時30分、中部国際空港へ到着。すぐに窓口へ赴き、13時20分発のミュースカイの指定券をすんなり確保出来たので、出発までの間しばし空港探検といきます。
(2005.10.25)
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