タイ (1-1)夜明け前のスワンナプーム空港にて
ランプバスを下車してターミナルビル内へ。このスワンナプーム空港は、従前のドンムアン空港に代わって2006年に開港した新空港。開港6年目ということでまだまだ出来たてホヤホヤのはずなのだが、コンクリート打ちっぱなしの内装には清掃をろくに行っていないのか、早くも汚れが目立ってきている。天井を見上げてみれば配管が剥き出しになっており、いかにも東南アジアらしいというか、トホホな第一印象を抱かせる建築である。
《ランプバスから入国審査場へ》
入国審査は今回の旅でもまた無言のまま通過。いつもの旅だと入国は到着空港での一回きりで済んでいたのだが、今回は陸路で2度国境を越えることになる。
到着ロビーに出て、まずは両替所でタイの通貨であるバーツの入手。空港の両替所のレートは一般に市中に劣るため、最低限の額にしておくのが定石ではあるが、今回のタイ国内滞在は2日半と短いため、空港で必要な額を一気に換えてしまう。7,000円を両替して2,627バーツ、レートは1バーツ=約2.6円である。後ほど市中のレートと比べてみたら、約4%悪い程度だった。タイは物価が安いため、物にもよるが1バーツ=10円程度と考えておけばしっくり来る。
*以下値段を表す場合、「~B」と表現します。
ふと上を見上げてみると、青い光。あれ、早くも夜が明けてきたのかなと勘違いしてしまったが、ただの照明である。
《到着ロビーにて》
前述のように、空港連絡鉄道の始発までにはまだ1時間以上あるので、休憩できる場所を探しつつターミナルビル内をウロウロ。ビル内のベンチには夜明かしのために横になっている旅行者が大量にいる。一応鉄道の駅を見に行ってみたが、やはり入り口にはベルトが張られて照明も落ちていた。
結局3Fのレストラン街でアイスカフェラテを飲みつつ始発時間を待つことに。95Bという空港価格に一瞬たじろぐが、コーヒーの風味を消し去らんばかりの砂糖の量がまたすごい。
発車15分前を切ったところで駅へ向かう。さすがにもう開いているだろうと思っていたら…
まだ暗いままだよ。
しかし程なく照明が点き、入り口を開放。乗客が構内へと吸い込まれていく。
次回はエアポート・レール・リンクで都心を目指します。
(2011.12.09)
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