タイ (1-8)マハーチャイ線・Part4(マハーチャイ→タラートプルー→ラチャプルーク)
発車20分前。ちょっと早いが、やる事もなくなったので車内で発車を待つことにする。窓口で切符を求めると、今度もドットプリンタによる発券。全席自由席の普通列車ながら発車時刻が印刷されているが、これは一本前の列車の時刻だった。マイペンラーイ、である。

《駅舎内からホームを眺める》

《帰りの切符》
編成の車番を確認すると、これは往きに乗ってきたのと同じ編成。別の車両に乗り込んだのだが、同じセミクロスシートの配置ながらこちらはまさに東南アジア、というイメージの通りにボロい車両で、なんだか妙にワクワクしてくる。

帰りも進行方向左窓側の座席。こちらの列車も程よく乗っている。ふと窓の上を見るとタイ語で何やら書いてあり、どうやらここは優先席のようだったが、閑散時間帯で席が全て埋まるはずもないから、そのまま座っておくことに。蒸し蒸しした車内でしばらくジッとしていると、ようやく列車が動いて風が吹き込んできた。往きもそうだったが、駅に改札が無いので車内改札はしっかりと行われている。とはいえこの運賃では誰も不正乗車をしようなんて気は起こさないだろうが。
ちなみにトイレは車両に付いてはいるが、垂れ流し式なので施錠されて使用は不可だった。住宅密集地も通るので当然の措置ではあるが、マハーチャイの町で公衆トイレが見つからず、ここでおしっこを済ませようと考えていただけに、がっかり…である。
以下、帰路の車窓から。湿地越しに昔ながらの家屋を眺めたり、

かと思えば集合住宅もあったり、

学校のすぐ前にある駅からは学生がどやどやと乗り込んできたり、

…と、長閑ながらも活力に満ちた近郊列車の旅である。

《ランポー駅にて》
列車は再びバンコク市街地の中へ。12時40分、終点ウォンウィエンヤイの一つ手前であるタラートプルー駅で下車する。路線両端の駅は日本人もよく訪れるためWeb上の情報も豊富だが、こちらの駅は地元民しか利用しない純ローカルな駅だ。


《(上2枚)タラートプルー駅ホーム》


《(上2枚)タラートプルー駅駅舎》
駅舎は路線バスも走る通りに面して北向きに建っているが、目指すBRT駅は逆の南方向。線路を横切って南側の路地へ移る。タラートプルー駅からBRTラチャプルーク駅へは、ホーム西側で線路と交わる高架道路に沿って南下すればそのまま一直線であるが、事前にGoogle Mapsで調べておいたところ、この高架道路の一本東側を並行する路地が水路に沿って走っており、こちらの方が歩いていて面白そうなのでこの路地を選択することにした。
(下に貼り付けた地図をご参照ください)
やはり期待していたとおり、住宅ありお寺あり道端食堂ありで、庶民の飾り気の無い暮らしを垣間見られるなかなか楽しい散歩道だった。ちなみにこの路地の名前は「Soi Wat Kantayaram(カンタヤラム寺通り)」。タイ語では太い通りのことを「タノン(Thanon)」、そしてこの大通りから枝分かれして延びる路地のことを「ソイ(Soi)」と言い表し、住居表示もこの通りの名前を使って表現する。小さい路地にまで固有名が付いているのは日本では京都くらいだが、道路を基準に住所を表すのはどことなく欧米風である。




《(上4枚)カンタヤラム寺通りにて。2枚目の写真に写っているお寺が名前の由来》
線路沿いからこの路地を500mほど南下すると幹線道路とクロスするので、くぐってすぐに右折。階段を上り、この幹線道路の歩道と合流してそのまま進めば、間もなくラチャプルーク通り(Thanon Ratchaphruek)とラチャダピセーク通り(Thanon Ratchadaphisek)の交差点に位置するBRTラチャプルーク駅に到着である。

【動画】タイ国鉄マハーチャイ線・動画クリップまとめ
(2011.12.09)
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