マレーシア (2-3)椰子とジャングルと飢餓と
バターワース駅を出発した列車は、ゆっくりとしたスピードで街なかを進んでいく。ジョージタウンが商業・観光都市であるのに対し、こちらは工業都市の趣。フェリーから眺めた港湾地帯には「キリンさん」が林立していた。
最初の停車駅はブキッ・マータジャン(Bukit Mertajam)。タイ国境方面からの路線とクアラルンプール方面からの路線が合流する分岐駅であるが、こちらにはタイ国鉄のように「Junction」は付いていない。バターワース東部の郊外にあたるので、当方の車両にも乗客が何名か乗り込んできた。この列車でも印刷してきた時刻表に実際の発車時刻を逐次記録していくつもりだが、所定では8時18分発のところ、早くも5分遅れ。先が思いやられる。
《ブキッ・マータジャン駅にて》
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