マレーシア (3-10)マラッカ旧市街その5(マラッカ川のナイトクルージング)
てなわけでマラッカ川のリバークルーズ船に乗船することにする。乗船料金は大人ひとりRM10(250円)。
《リバークルーズ船(下船後に撮影)》
《クルーズ船のチケットです》
船はテーマパークのアトラクション並みに次から次へとやって来る。私はひとり客なので、グループが断られた先発の船に潜り込むことが出来た。
出発すると今し方歩いてきた河岸の風景を水上から眺めつつ、オランダ広場前の橋をくぐっていよいよ未踏区域へ。川に沿ってツーリスト向けのレストランやカフェが立ち並んでいる。
街の中を流れる川なので特にこれといった見所があるわけではないのだが、川沿いの建物には芸術家によるマレーシアの文化をモチーフにしたスプレーアートが随所に施されている。ムラカ州(マラッカ州)政府による観光振興事業の一環らしく、これが果たして歴史地区に相応しいものなのかどうかは物議を醸しそうだが、欧米発祥のスプレーアートが東南アジア風にアレンジされ、換骨奪胎という意味ではなかなか興味深いものだった。
ムンシ・アブドゥッラー通り(Jalan Munshi Abdullah)という大通りに架かる橋は電飾がされており(よりによって何故原色の赤なのかが理解に苦しみますが)、橋そのものだけでなくクルーズ船がくぐる下の部分にまでライトアップが。観光都市らしく結構金を掛ける所には掛けているようだ。ただその一方で先に指摘した旧市街の交通規制の不備の問題など、やってる事がチグハグな気がしないではないが。
このように明らかにヴェネツィアを意識したデザインの橋も多い。左の観覧車はミニ遊園地のもの。
川はクネクネと蛇行しているが、オランダ広場から直線距離で1.5kmほど、15分ちょっとのところでUターンし、もと来た道を引き返す。この辺りから左岸(東側)に沿ってオランダ広場方面へモノレールが敷設されており、下の写真がその駅と車両。2010年の10月に観光用として開業したそうなのだが、営業開始当初からトラブルが頻発して休止と再開を繰り返し、私が訪れた日の約10日前にもまた故障で立ち往生したとかの話である。南側の駅はオランダ広場からやや距離があるそうで、率直に言ってリバークルーズ船があればモノレールなど不要なのだが、どうやら州の箔付けという意味合いが大きいようだ。既に第二期区間が着工されているそうだが、本当に実用的な乗り物になるのだろうか。
景色はともかくとして、今日一日散々歩き回った足を休めながら観光も出来るのは有難く、40分弱で出発した船着き場へ戻ってクルーズ終了。時刻は午後8時過ぎ、明日の朝は早起きの予定なのでチャイナタウンへ帰ることにする。
《夜のジョンカー・ストリート》
夕食を取ってからホテルへ帰るつもりだったのだが、レストランはどこも混んでいるようだったし、ナシ・ゴレンが腹に残っているし…で、面倒になったので今晩は省略。通り沿いのショップを見て回ったり、お土産を買ったりして9時過ぎに部屋へ戻る。今回の旅も残すところ2泊なのでもう洗濯の必要はなく、PCもKLに置いてきたのでシャワーを浴びるだけ。このホテルでもシャワーがぬるかったのには参ったが…。明日の午前中もマラッカの旧市街を散策するつもりだが、何をするかはいつものように気分任せということで。
今日の歩数カウント:21,773歩
(2011.12.14)
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