シンガポール (2-3)サウスバウンドを阻むもの
トラムを下車し、海岸線を走る「タンジョン・ビーチ・ウォーク」に沿って南下していく。前回のシンガポール訪問時にはジリジリと照りつける灼熱の太陽の下、連続で10分歩くのもしんどかったものだが…。今日は日が翳っているので熱帯特有の湿気はあるものの、こまめに水分補給を怠らなければ一日中ぶっ通しで街歩きを楽しめそうである。
《トラム終点そばのビーチ》
熱帯地方らしく樹木の密度が高い森を左手に見ながら進む。森の中からは南国っぽい鳥(テキトー!)の鳴き声がしきりに聞こえてきており、トロピカルムードたっぷりである。
トラム停留所からは10分強だっただろうか。タンジョン・ビーチ・ウォークがロータリーで終わり、歩道の方も下の写真の通り、プライベートエリアを前にして門で阻まれてしまった。この先は「セントーサ・コーヴ(Sentosa Cove)」という超高級住宅地の敷地らしいのだが、真の最南端までは地図上ではもう直線距離で300~400mといったところ。ラスト0.2マイルは冥王星よりも遠かった。
《最南端?その1》
道路の終端にある「タンジョン・ビーチ(Tanjong Beach)」。立地が立地なので水質を求めてはならないのだろうが、ここは常夏のシンガポール。一年365日がオンシーズンである。
このタンジョン・ビーチの南側が、第2の最南端候補。
《最南端?その2》
――が、折角此処まで来たのならば、たとえ一秒でもいいからもっと緯度を稼いでおきたい。ビーチの外れに林があり、近付いてみるとこの林を抜けてもう少し南へ行けそうだ。で、結局のところは下の写真のように直ぐにフェンスにぶつかってしまったのだが、まぁやるだけの事はやったということで。
《最南端?その3》
妥協することなく最南端に立ちたいのならば、タクシーかレンタカーでセントーサ・コーヴの入り口からアクセスするという方法もあるが、住民以外の入域は有料とのこと。タンジョンピアイにしろコチラにしろ、道楽を極めるのも楽ではないようだ。
タンジョン・ビーチ・ウォークを戻り、北行のビーチ・トラムに2駅乗車。今度は“政府公認”の最南端ポイントを訪れてみることにする。
(2011.12.17)
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