フランス2013/オランダ編 Prologue(1)※予告:今シリーズは文章量多めです
2013年4月14日日曜日、午後7時。関空発の深夜便に搭乗するため、少し早めに自宅を出発する。
さて、今回の旅の目的地はオランダである。風車・酪農・チューリップ…という人口に膾炙したナショナルイメージを持ち、江戸時代の鎖国下で唯一国交のあった欧州の国。そして現在もヨーロッパ屈指の裕福な貿易立国であるが、不思議と観光の目的地になるという話はあまり耳にしない。まぁ、他の西欧の観光国と比べれば上述の漠然としたイメージはあるにせよ、誰もがすぐに名前を挙げられるような観光スポットは確かに無いので諒とするのだが、私の場合周囲にアッセンデルフトのようなオランダ文化に親しんでいる人が多く、以前から何時かじっくり巡ってみたいな、と気になっていたのである。
というわけでオランダ滞在はたっぷり1週間、そして訪蘭に先立ち、5年前の渡欧時に訪れて印象の良かったフランス・パリに3泊し、両国間は国際高速列車「タリス(Thalys)」でつなぐという、現地滞在10日間のプランが組み上がった。今回の宿泊地はたったの二ヶ所、そして長距離列車の利用も一本だけ(※後に二本追加となりました)なので、個人旅行とはいえ事前手配は旅行期間のわりにシンプルな内容である。
さて、いきなりパリの街に立っている場面から話を始めても良いのだが、今まで弊Blogを愛読してくださっている方ならば先刻ご承知のように、出発から帰宅まで徹頭徹尾細大漏らさず、がココのモットー。ということでヨーロッパ大陸に辿り着くまでの出来事を例によってダラダラと書き綴っていく次第である。とうとう30代に突入してしまってからは最初の旅。あくせくしない“大人の旅”が演出できればいいのだが。
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