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2013.05.20

フランス2013 (1-5)パンタロンじゃないよ、パンテオンだよ

緩やかな上り坂になっているスフロー通りを東へ。すぐにパンテオン(Panthéon)の前に到着である。ここはフランスに貢献した偉人たちを祀る霊廟。現在も選定基準は極めて厳しいながらも合祀者は増え続けており、最近では科学者のキュリー夫妻(1995年)や小説家のアレクサンドル・デュマ(2002年)などが殿堂入りしている。

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来た道を振り返れば、リュクサンブール公園越しにエッフェル塔が見える。パリの街はどっちを向いてもランドマークだらけである。

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建物の正面には「Aux grands hommes, la patrie reconnaissante(偉大なる人々へ、祖国より感謝を捧ぐ)」の文言が。フランス国民にとって最も誉れ高きパンテオンへの殿堂入り。今を生きる人々が偉人の一人として列せられる日は何時のことだろうか。

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この明るさだがもう午後7時過ぎなので開館時間は終わっており、そのままパンテオンを離れる。

さて、明日から早速スケジュールがぎっしりなのでそろそろ帰路につくつもりだが、やっぱりパリに来たからにはセーヌ川に一言挨拶しておこうと思い、ノートルダム大聖堂を本日のゴールに定めることにした。パンテオンの北側からセーヌ河岸へ向けてヴァレット通り(Rue Valette)を北上していくが、これがかなりの勾配の下り坂。この辺りはカルチェ・ラタン(Quartier Latin)というパリ最大の文教地区で、丘の頂点に建つパンテオンは左岸の広いエリアから視認できる。

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シテ島へ出て、観光客がわんさか集うノートルダム大聖堂前へ。今年で着工から850年を迎えるのだそうで、正面には階段状の観覧席が出現。私もここで夕陽に染まるファサードをしばらく眺めることにした。

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ここも開館時間は過ぎており、結局前回も今回も内部の見学はせず仕舞い(ええ、実は5年前も見てないんです)。一応人並みに観光スポット巡りはこなしているつもりだが、やはり私の性根が反映されてか、宗教関連の施設はおざなりになってしまう。

前回訪問時に見損なった道路元標(フランス各地からパリまでの距離の基点となる場所)はしっかり撮影。フランスも日本と同様に首都一極集中の著しい国なので、道路交通も鉄道交通もパリが中心。従ってこの小さなプレートが担う意味も大きい。

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Cité ―[M4]→ Strasbourg St-Denis ―[M8]→ Grands Boulevards

シテ(Cité)駅からメトロ4号線に乗車。セーヌ川をくぐる区間に位置するためかホームは地中深くにあり、12号線のラマルク・コーランクール駅で使った等時隔運転のエレベーターがここにも設置されていた。レトロなデザインの照明が良い雰囲気を作り出しており、新型で統一された車両とは対照の妙である。

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グラン ブールヴァール駅周辺で飲み物と夕食を仕入れ、ホテルへ帰還する。灯りの点ったパッサージュ・ジュフロワがこれまた素晴らしいムード。

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部屋に戻ってまずはデジカメの画像をパソコンに転送する作業を行ったのだが、PCに接続すると画像の取り込みウィザードが起動するはずが、カメラは認識しているものの取り込みが始まらない。USBの接続ポートを変えてみても症状は変わらず、30分近く悪戦苦闘。ああ、飛行機で満足に寝られず眠いのに!! 最後の手段として一度カメラのドライバを削除して再インストールを試みたところ、この方法でいともアッサリと解決してしまった。やれやれ、fnac(フランスの家電量販店みたいなものです)のお世話にならずに済んでよかったが、もっともxDピクチャーカードなんて絶滅寸前の規格に対応したカードリーダーが置いてあるかどうかも心許ないわけで、最悪カメラごと購入する事態になっていた可能性も…。

で、こちらがケバブメインのお弁当。肉の下にピラフが埋まっていたりと結構ボリュームがあるのだが、お値段は8ユーロと質の割には…という感じ。パリ滞在の宿命ですかね。今回の旅のサブタイトルは『アベノミクスが俺を襲う』にしておこうか。

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とりあえずヨーロッパへ無事到着した祝杯に、今夜限りのアルコールということでハイネケンを(スーパーで1.5ユーロ)。私が下戸だというのは何度かお話しているが、日本のブランドよりも味が濃く、残念ながらイマイチ口に合わず。ちなみにハイネケンはオランダのブランドなのだが、ずっとドイツだと思い込んでいたのはここだけの秘密である。これから君の生まれ故郷へ行くよ!

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この後シャワーを浴び、やっと足を伸ばして寝れる、ということで長かった一日…いや、二日くらいが終了。明日は鉄分補給を兼ね、日帰りで遠出の予定である。

今日の歩数カウント:22,073歩

(2013.04.15)


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