フランス2013/オランダ編 Prologue(2)関西空港第2ターミナルビルを歩く
というわけで出発までの時間を使い、昨年10月に供用を開始した第2ターミナルビルを見学しに行くことにする。このターミナルの開業に伴い、従来のターミナルビルは第1ターミナルと称されるようになり、両ターミナル間は無料の連絡バスで結ばれている。(以下、第1ターミナルをT1、第2ターミナルをT2と略します)
T1側のバス乗り場はエアロプラザ南端(=T1方向から眺めて左端)の地上階にある。T1とは鉄道駅を挟んで正反対の場所にあるので、T1⇔T2間の連絡はやや不便ではあるが、関空発着のリムジンバスの一部がT2にも発着するようになったため、連絡バスを介さずにダイレクトにアクセスすることも可能だ。運転間隔は早朝から深夜まで概ね5分間隔(2分間隔や8分間隔の時間帯も)、0~4時の深夜帯にも毎時1本ながら運転され、24時間体制の運行となっている。
《T1⇔T2間の連絡バス(T2乗り場にて撮影)》
所要時間は7分とのことで、実際にそれくらいの時間で到着。開業当時のマスメディアの映像や写真でどんな様子か知ってはいたのだが、本当にがらんどうという表現以外に思いつかないくらい、殺風景極まりないロビーの風景である。
《第2ターミナルビル・出発/到着ロビー》
関空のLCCターミナルと呼ぶべきなのだろうが、ジェットスターはT1発着なので、現在このT2を発着しているのはPeach一社のみ。本日の出発便はすべて終了し、国内線・国際線合わせて6便がこれから到着することになっているが、やはり機材の遣り繰りがタイトなLCC。沖縄発の220便には30分近い遅延が発生していた。
下の写真は国内線到着旅客のロビーへの出口だが、てっきり左側の扉から出てくるのかと思いきや、実は真ん中の小さい扉。
一般エリアは本当に2枚上の写真に写っている範囲のみ。ロビーのショップはコンビニ・土産物店・レストラン・カフェが一軒ずつある程度で、30分あれば全部見て回れるかなと考えていたが、30分どころか10分で充分だった。LCCは定時性が最大の懸念材料ではあるが、PeachのWebサイトを眺めていると東アジアまで往復1万円台の運賃はなかなか魅力的ではあるので、いつかまた利用する機会も訪れるかもしれない。
帰りの連絡バスを待っている間に、T1方向を撮影。対岸の灯りの煌めきが眩しい。
立派なターミナル1に戻ってきました。
出発1時間前に出国審査へ向かう。昨年末に書き換えたばかりのまっさらなICパスポートに出国印が捺され、制限エリアへ。一昨年末にバンコクへ向かった時のKIXエアサイドアベニューはほぼ無人の状態だったが、当時よりも1時間早い今日は出発便がまだ4便残っているだけあり、シンガポール行きとおぼしき中華系の旅客を中心になかなか賑わっていた。
《人通りの多いKIXエアサイドアベニュー》
てなわけでいよいよ旅のスタート。まずはアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイへ向けてのフライトとなる。
〔関連記事〕
マレーシア・クアラルンプール国際空港のLCCターミナル
(2013.04.14)
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