フランス2013/オランダ編 Prologue(4)ドバイ国際空港にて
というわけでドバイ国際空港で3時間20分の接続待ち。中東最大の巨大ハブ空港だけあり、到着した旅客のほとんどが「Transfer」の方向へ流れていく。
手荷物のX線検査を経て、エスカレーターを上がればそこは一大ショッピングモール。現地時間で早朝の午前5時20分なのだが、世界各地から集結しまた散っていく人々が絶え間なく往来し、まるで昼夜の概念がここだけ取り払われたが如くだ。ひとつだけ困ったのが、UAEの通貨であるディルハム(AED)のレートを調べてきていないので、物価レベルの見当が付かないことである。
(最近は1ディルハム=25~27円)
4時間後までの出発案内。エミレーツだけで58便!!
内装は全体的に光沢が目立つという感じで、そんなキラキラしたターミナル内の時計はすべてROLEX。これらを富の象徴と取るか成金的趣味の発露と取るかどうかで好き嫌いは大きく分かれそうだが、いずれにせよアラブ人の美的感覚は日本や欧米の人間のそれとは大きく隔たりがある、というのは確かなようだ。
DXB名物、高級車が当たる宝くじ。一口500ディルハム(約13,000円)で、当選確率は1000分の1だそう。
モダンな国際空港なのでスーク(市場)のような雑然とした雰囲気は味わえないが、ショッピングモールの一角に民芸品などのお土産を扱うショップがあったので覗いてみる。女性のエキゾチックな伝統衣装や水タバコの用具、チュニジアへ旅行に行ったお隣さんにお土産としてもらったデーツ(ナツメヤシの実)など。
今いるのはエミレーツ航空専用のターミナル3だが、このターミナルだけを取ってもとてつもなく広く、パリ行きの便が出発するA22ゲートへはターミナル内を走るゴムタイヤ式の新交通システムで移動する必要がある。この列車が発着する階下のフロアとを行き来するのは、これまた巨大なエレベータ。
列車のプラットホームです。
結構長い距離を走る列車を降り、再びエレベーターに乗って階上へ戻ると…。さっき散々歩いたはずのショッピングモールの風景がまた新たに広がり、思わず脱力。隣のターミナル1へはターミナル3から徒歩連絡が可能なのだが、3時間余りの待ち時間ではとても周りきれるはずがないとこの時悟ったのだった。まさにショッピングモール無間地獄。
あまり空港内で足腰に負担を掛けすぎては、昼過ぎからのパリの街歩きにも響いてしまうため、ここは自重して搭乗ゲート近くのベンチで大人しく休憩。パリ行きの73便となる総二階建ての超大型旅客機、エアバスA380-800が既にスタンバイしている。
次回はプロローグ最終回です。
(2013.04.15)
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