フランス2013 (2-3)TGV南東線Part2(パリ→リヨン・後編)
パリを出発して1時間。TGV Duplexはワインの産地として世界的に著名なブルゴーニュの大地を疾走している。丁度行程半ばとなるこの辺りで、トイレついでに車内を散策してみることにした。
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パリを出発して1時間。TGV Duplexはワインの産地として世界的に著名なブルゴーニュの大地を疾走している。丁度行程半ばとなるこの辺りで、トイレついでに車内を散策してみることにした。
フランス2日目の朝。今日はフランス第2の都市、そしてローマ時代以来の長い歴史を擁する古都でもあるリヨン(Lyon)への日帰り旅行を楽しむ予定である。パリからは約400kmの距離があるが、フランスが誇る高速列車・TGVを使えばわずかに2時間の道のりだ。
緩やかな上り坂になっているスフロー通りを東へ。すぐにパンテオン(Panthéon)の前に到着である。ここはフランスに貢献した偉人たちを祀る霊廟。現在も選定基準は極めて厳しいながらも合祀者は増え続けており、最近では科学者のキュリー夫妻(1995年)や小説家のアレクサンドル・デュマ(2002年)などが殿堂入りしている。
サン・シュルピス教会から南下し、北西側の入り口からリュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)へ入場。パリ市内では最大の面積の公園で、右岸のチュイルリー公園と双璧を成す存在である。開園時間はおおむね日の出から日没までとなるが、日の長いこの季節、午後6時でもまだ真昼のような明るさだ。
2度目のパリ訪問、最初の一歩はここサン・ジェルマン・デ・プレから。メトロ駅出口から地上へ上がると、この界隈のランドマークであるサン・ジェルマン・デ・プレ教会の南側へ出てくる。柵を入るとそこは児童公園になっており、子供たちの歓声が賑々しい。
《観光客で賑わうパッサージュ・ジュフロワ。ホテルの玄関を出るとこの風景が目に飛び込んできます》
ということで部屋での休憩もそこそこに街へ繰り出す…わけだが、時刻は早くも午後3時半。関空を飛び立って丸一日、食事といえばあのショボくれた機内食オンリーで過ごしたため(4食も取って全く満足感が無いというのもスゴいものだが)、ちょっと重いおやつとして久々のマトモな食事でお腹を膨らませてから街歩きを始めることにした。
《CDGターミナル2 到着ロビー》
さて、無事入国も果たせたので早速市内へ向かうことにするが、交通手段はやっぱり今回もRER B線で。他に路線バスも走っているのだが、メトロに追加料金なしで乗り継げるという最大のメリットを考慮すれば、目的地がバスの発着地にピンポイントでない限りは敢えてこれ以外を選ぶ理由は無いように思える(沿線の治安の問題はあるにせよ)。
EK073 ドバイ(08:20) → パリ・シャルル・ド・ゴール(13:30)
空港での待ち時間を終え、いよいよパリへ向けてのフライト。すっかり外も明るくなり朝日が燦々と射す中、500名を超える乗客がA380の巨大な体躯へと飲み込まれていく。こちらも7時間10分の長距離フライトだが、昼行便なので機窓から色々と面白いものが見えるだろうと思い、敢えて窓側で。到着後すぐに入国審査を抜けたいので、最前列から2番目の右窓側、42Kを取っておいた。さすが世界のParis行き、機内はびっしりと満席だが、3列席の中・通路側には物腰柔らかで親切な若いカップルが。お隣さんがいい人だと狭いエコノミーでも楽しい旅になるのだが、もう帰りのアムステルダム→ドバイが最悪で…(エピローグで詳しく書きますが)。
というわけでドバイ国際空港で3時間20分の接続待ち。中東最大の巨大ハブ空港だけあり、到着した旅客のほとんどが「Transfer」の方向へ流れていく。
手荷物のX線検査を経て、エスカレーターを上がればそこは一大ショッピングモール。現地時間で早朝の午前5時20分なのだが、世界各地から集結しまた散っていく人々が絶え間なく往来し、まるで昼夜の概念がここだけ取り払われたが如くだ。ひとつだけ困ったのが、UAEの通貨であるディルハム(AED)のレートを調べてきていないので、物価レベルの見当が付かないことである。
(最近は1ディルハム=25~27円)
EK317 大阪関西(23:30) → ドバイ(翌05:00)
28番ゲートから搭乗。大きな荷物があるわけではないので、搭乗待ちの列が掃けてファイナルコールの表示が出てからゲートへ進む。もちろん今回の旅も往復エコノミークラス。そろそろビジネスクラスくらいは使ってみたいと思いつつも、まだまだ体力には自信があるし、たかが移動に3倍以上の運賃を払うのも勿体無いから…と、未だ実行に移せずにいる。
というわけで出発までの時間を使い、昨年10月に供用を開始した第2ターミナルビルを見学しに行くことにする。このターミナルの開業に伴い、従来のターミナルビルは第1ターミナルと称されるようになり、両ターミナル間は無料の連絡バスで結ばれている。(以下、第1ターミナルをT1、第2ターミナルをT2と略します)
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