フランス2013 (2-4)ふらんす食堂旅情
リヨンでの滞在時間は9時間。旅先で経つ時間というのは早いもので、最近は事前計画の80%を消化できれば上出来と考えているが、滞在を終えてみればここリヨンでもその法則が当てはまってしまった。
さてリヨンの散策を始める前に、まだ11時過ぎと少し早いがリヨンの伝統料理のランチを摂ることにする。リヨンはフランスきっての「美食の町」として知られるそうだが、ペラーシュの駅前に『ブラッスリー・ジョルジュ(Brasserie Georges)』というお店があり、交通の便がいいので予めここへ行こうと決めていた。開店が11時半なので、リヨンメトロのペラーシュ駅で市内交通の一日乗車券と路線図をゲットしてから店へ。橋上駅舎から地上へ降りる道筋が少し分かりづらかったものの、さほど迷うこともなく到着である。
ここは1836年創業の老舗レストランで、創業当時を髣髴とさせるクラシカルなインテリアに目を奪われる。そしてここは学生食堂か?と言わんばかりの広大なフロアがまた圧巻。まだ開店直後で全く人気が無いのだが、私が店を出る頃にはこれだけある客席のほとんどが埋まり、活気溢れる姿を見せてくれた。英語メニューも用意されており、前菜・メイン・チーズ・デザートの4品のセットをオーダーする。
前菜はレンズ豆とベリーのサラダ。ベリーのプチプチとした食感が楽しい。
メインはソーセージのマスタードソースがけ、付け合せにマッシュポテト。中には挽き肉ではなく何かの魚(マス?)のフレークが詰まっている。これ自体にしっかり味が付いている上にクリーミーで濃厚なソースが合わさり、メインディッシュらしくどっしりとした一皿。
ギャルソンさんおススメのチーズはハードタイプで、かなり塩辛い。サラダとメインで既にお腹いっぱいになっていたので、このサイズでも結構キツかったりして。
でもデザートは別腹。ヌガー・グラッセにピスタチオの甘いソースが添えられている。
最後にエスプレッソで〆て、お値段は27.25ユーロ(3,400円。なぜか飲み物のレモネードが加算されていなかった)。特別美味というわけではなかったが、ギャルソンの接客も丁寧だし、全体的に重い味付けなので健啖家でも満足できるのではないかと。滞在時間は1時間45分と、フランス時間に合わせてのんびりとしたペースのランチとなった。結構地元の一人客が多かったので、おひとりさまも気兼ねなくどうぞ。
さて、もう午後1時15分なのできびきびと予定をこなしていくことにする。早速市内観光…といきたいところだが、ここリヨンにはひとつ鉄道好きとしては見逃せないポイントがあるので、まずそちらを訪問することに。
(2013.04.16)
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