淡路島でくいだおれ(道の駅あわじ→あわじ花さじき→道の駅うずしお)
たまには鉄道が絡まない話題を…
ということで、GWの初日となる土曜日、ちょっくら車を駆って淡路島まで日帰りグルメ旅行をしてきました。今回のスケジュールは同行者にお任せです。
中国道(西宮山口JCT)阪神高速7号北神戸線(布施畑JCT)神戸淡路鳴門自動車道、という定石どおりのルートで淡路島へ上陸。
淡路ICの出口は淡路ハイウェイオアシスへ入場する車で若干渋滞していましたが、我々は一般道に下りて明石海峡大橋方面へ戻った所にある、「道の駅あわじ」へ向かいます。
最初のお目当ては「生しらす丼」。これからが旬ということで、名物として全島を挙げて売り出し中の味覚です。
道の駅そばの飲食店から店員さんが呼び込みに来ていましたが、今日は犬を連れているので、屋外席のあるセルフサービスの店で食べることに。やはりゴールデンウィーク、まず会計をするのに30分弱並び、料理が出来上がるまで更に20分待たされることになりました。
で、こちらがその生しらす丼。水揚げしたしらすはすぐに加熱を行わないと僅か2~3日ほどで溶けて苦味が出てきてしまうらしく、生鮮食品の輸送技術が発達した現在でも、産地で味わうのと遠隔地のそれとでは風味において天と地ほどの差があるようです。
何を隠そう、私も生のしらすを賞味するのは初めてだったのですが。「食べるの?食べちゃうの?」と、無数の視線がこちらを突き刺しているのを振り切り、透き通った彼らを箸で持ち上げて口へと運びます。トロっとした食感とほのかに漂う甘みは海洋国・日本ならではの味覚ですが、私個人の好みでは、以前高知で食した「釜あげちりめん丼」の方が美味しかったかな。
今回は4人での旅だったので、生しらす丼に加えてあと一人前だけ「蒸しあなご丼」を注文。甘辛いタレとホロっとした白身の絡み具合が絶妙で、こちらは以前広島の宮島で食べた焼き穴子丼よりも美味しかったです。やっぱり穴子は焼きより蒸しかなー。
お腹がいっぱいになったら、明石海峡を望む海岸へ。今日の風景は少々霞み気味でしたが、やはり何度来ても良いものです。
お次は淡路島東岸を走る国道28号線を少し南下し、「道の駅東浦 ターミナルパーク」へ。産直市場で玉ねぎを購入するために来たのですが、ここで偶々デザート代わりに食べたジェラートが拾い物だったのでご紹介しておきます。
びわの実ジェラートということでしたがびわの味はあまりせず、むしろほんのりとしたブランデーの風味の方が印象的。全体的にあっさりとした大人の味に仕上がっているのが気に入りました。
道の駅からは大阪湾を背に内陸方向へ。丘陵を駆け上がって10分ほどで『あわじ花さじき』に到着しましたが、ここも駐車場への入庫待ちでプチ渋滞が発生していました。
現在見ごろを迎えているのが菜の花。「日本一の菜の花畑」で知られる青森県横浜町にも行ったことがありますが(→こちらのリンク)、ここは高原の背後に広がる大阪湾とのコラボレーションが魅力です。海と菜の花という組み合わせは、陸奥湾に面した横浜町と同じですね。
花の季節なので、菜の花のほかにも見どころは沢山。
最後に同行者たっての希望で、一気に淡路島南端の鳴門海峡まで移動することに。
東浦ICから神戸淡路鳴門自動車道を飛ばしに飛ばし、淡路島南ICを下りて細い岬を抜け、先端の門崎にある「道の駅うずしお」へ。
で、同行者のお目当てだったのが、『淡路島オニオンキッチン』の「あわじ島オニオンビーフバーガー」。店舗のクローズが午後5時なので(通常は午後4時半、土日祝日など日によって延長あり)、30分前に何とか間に合いました。
普通のハンバーガーはパティがメインでその他のトッピングが脇を固めるものですが、こちらの場合バーガーの中段に陣取るのは、淡路島産の玉ねぎを使ったオニオンカツ。その上に淡路ビーフが乗せられていますが、オニオンカツに加えて炒めた玉ねぎも添えられており、あくまでも玉ねぎが主役。なるほど、ご当地バーガーの名に相応しい一品でした。
大鳴門橋の架かる鳴門海峡はちょうど満潮の時刻を迎えており、春の大潮と重なって渦潮が最も激しくなる時間。淡路島北端の明石海峡とはまた違った荒々しい景観を楽しみました。それにしても、よくぞこんな潮流の速い場所に橋脚を立てたものです。
道の駅うずしおの藤棚も見頃になっていました。
この後は県道25号・阿万福良湊線をたどり、鄙びた西海岸の風景を眺めながら西淡三原ICへ。ライトアップされた明石海峡大橋を渡り、そのまま大阪方面へと帰還しました。たまには他人任せの旅もいいものですね。
(2014.04.26)
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