大野川緑陰道路(大野川遊歩道)を散策・その2
阪神高速3号神戸線と阪神本線を過ぎると、大野川緑陰道路はきゅっと右へカーブ。その後もゆるやかな蛇行を繰り返しながら、淀川への合流点を目指していきます。
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阪神高速3号神戸線と阪神本線を過ぎると、大野川緑陰道路はきゅっと右へカーブ。その後もゆるやかな蛇行を繰り返しながら、淀川への合流点を目指していきます。
大阪市西淀川区に『大野川緑陰道路』、別名『大野川遊歩道』とも呼ばれる一風変わった遊歩道があるので、一度見てみようと思い、全区間を歩いてきました。
石井ダム&立ヶ畑ダム訪問から日を改め、同じく神戸市にある布引(ぬのびき)ダムを訪れてみました。
というわけで立ヶ畑(たちがはた)ダムの堤体です。こちらは明治時代に神戸市に近代水道が創設された際につくられた水道用のダム。完成は1905(明治38)年と100年以上の歴史を擁しており、国の登録有形文化財、そして経産省の近代化産業遺産に指定されています。
石井ダムを背に、烏原川に沿って山を下っていきます。
間もなく右手に見えてくるのが、神戸電鉄旧線のトンネル。ここから菊水山トンネル鈴蘭台側坑口までのほとんどの区間はダム建設に伴って土の下に埋まってしまいましたが、ここだけは廃線当時の状態のままで残っています。新線へと切り替えられたのは1995(平成7)年。もちろん私もこの旧線区間を走る電車に何度も乗車しました。
▲旧線トンネルのポータル
石井ダムの堤体の上にやって来ました。竣工は2008年と新しいダムで、1981年の建設事業着手から足掛け28年にも渡った大事業でした。治水対策としてつくられたダムですが、六甲縦走路に近接しており市街地からも程近いという立地条件を活かし、一帯を公園として整備したり堤体内に多目的ホールを設けたりと、現在日本には3ヶ所にしか存在しない「レクリエーション多目的ダム」を謳うダムの一つとなっています。
今回は、神戸市にある2ヶ所のダムを訪問するハイキングのお話です。
中央エリアへ戻ってきたら、今度は東半分のゾーンを見て回ることにします。最初のポイントは、この手の公園にありがちな「カリヨンの丘」です。
▲(2枚)カリヨンの丘
ナガレ山古墳から少し戻って。公園館のすぐそばに位置しているのが「別所下古墳」です。旧称は「雨山古墳」といい、4世紀後半に築造された直径60m・高さ6mの大型円墳とのことです。いきなりここが立ち入れない古墳のひとつなのですが、周囲から眺めたところで教えてもらわなければこんもりとした林にしか見えません。そういえば10年ほど前に近所でNTTドコモの基地局の建設工事が行われた際に、不手際(無届け工事)によって古墳が破壊されてしまうという新聞記事にもなった“事件”がありましたが、古墳自体は畿内ではごくありふれた存在だったりするわけで、有力者の大規模なものは別として、パッと見ただけではその辺の雑木林と区別はつかなかったりします。
*以下、古墳の説明は馬見丘陵公園館発行のリーフレット、『馬見丘陵公園の古墳』より引用します。
▲別所下古墳。ただの林です
インターネットを徘徊していたら、奈良県にある『馬見丘陵公園(うまみきゅうりょうこうえん)』という面白そうな大型公園を発見したので、実際に訪れてみることにしました。4~5世紀の古墳群とレクリエーション施設を融合した都市公園なのだそうです。
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