« 新幹線公園(大阪府摂津市)・その2(みかん列車のEF15編) | トップページ | 赤川鉄橋~菅原城北大橋を徒歩で往復してみる »

2015.03.11

Reincarnation・城東貨物線(都島駅(仮)~赤川鉄橋南詰)

 続いて2018年度末のおおさか東線全線開業へ向けて複線化された、赤川鉄橋を再訪することにします。



 新幹線公園からは3つの乗り物を乗り継いで向かいます。まずは同公園の最寄り駅のひとつである大阪モノレールの南摂津駅へ。摂津市のホームページにある公園案内では徒歩20分と案内されていますが、私の足でもそれより若干短い程度でした(ちなみに阪急バスの鶴野橋バス停からは徒歩10分)。モノレールは日中10分間隔で運転されているため、中央環状線を歩いている間にはるか頭上の軌道を幾度か電車がスルスルと通り過ぎていきます。


150311_01


 南摂津駅到着です。阪急摂津市駅開業までは、北隣の摂津駅と並んで2つだけの市名を冠する駅でした。面積が約15平方kmと小さい自治体だけあって、都心近くにありながら存在感の薄い(失礼)市ではありますが、最近は本田圭佑の出身地としてちょっと名を上げた感も!?


150311_02

150311_03


 大日(だいにち)まで一駅だけの短距離乗車。わりとご近所を走る路線ではありますが、意外にもあまり利用機会はありません。大阪空港(伊丹空港)へ行く時くらいかな(川西発着の路線バスが廃止になってしまったので)。


150311_04


 長い橋で淀川を渡って……


150311_05


 守口市の大日駅到着。淀川をはさむために運賃は初乗りでは収まらず、250円と結構なお値段です。あと100m短ければ200円なのに。


150311_06

150311_07


 駅前にはイオンの大規模ショッピングモールが立っています。たまに近畿自動車道を走るのですが、ここを通っていても非常に目立つ建物です。


150311_08


 大日駅で大阪市営地下鉄谷町線に乗り換え(ここ2週間ほどの間に線内でイヤな事件が立て続けに2件起こりましたが)。こちらは駅構内にある、橋下“維新”市長の善政()のおかげでチョー綺麗になったトイレです。


150311_09


 乗車した電車は最新鋭の30000系でした。扉上の液晶モニターは1台だけと、名古屋市交東山線のN1000形もそうですがこちらも貧乏臭い感じ。首都圏やJR西日本だと2台並べてが標準ですからね…。


150311_10

150311_11

150311_12


 2駅目の太子橋今市(たいしばしいまいち)駅で市バスに乗り換えます。運賃は1区ということで、これまた橋下市長の善政()のおかげで百円台の180円。


150311_13


 34号系統の大阪駅前行きに乗車します。運賃は均一料金の210円ですが、地下鉄から乗り継ぐと100円引きになります(ICカードだと他地域発行カードの相互利用も含めて自動適用)。バスが走る城北公園通(しろきたこうえんどおり)沿いは鉄道ネットワークから外れた地域にあるため、34号系統の運行本数は市バスの中で最も多いとのこと。時刻表にも殆どの時間帯で具体的な時刻は記されておらず、「X~X分間隔」と書かれています。その割には大阪駅前発が23時台前半で終わってしまうのが解せないのですが(太子橋今市発の大阪駅前行きの最終はまさかの22時台)。


150311_14

150311_15


 赤川鉄橋南詰最寄りの「赤川三丁目」停留所で下車。バスを降りるとさっそく前方に城東貨物線、予定通りならば4年後にはおおさか東線の新規開業区間となる高架橋がお出迎えです。


150311_16


 もう少し高架橋に近付いて。既に複線分の架線の架設は済んでおり、今にも通勤型電車が走ってきそうな気配です。


150311_17


 この高架橋沿いを南へ100mばかりも歩くと、現在は「都島」駅という仮称がつけられているおおさか東線の新駅の建設現場があります。2015年3月現在で放出・久宝寺方面行きホームは早くも完成し、見るからに「うなぎの寝床」なコンコース部分の骨格も出来上がっていました。正式名称の予想ですが、都島駅は谷町線の既存駅、しかも直線距離でも約1.7km離れていることもあり、混同を避ける意味でここは赤川鉄橋に敬意を表して「赤川」駅、もしくは所在地の地名から「大東赤川 OR 赤川大東」駅が順当かな、と。でもやっぱり「JR都島」あたりに落ち着くのかな。いずれにせよ、大阪市内では数少ない鉄道過疎地域に新設される駅ということで、重い一石となることには違いありません。
【2018/07追記】正式名称は「城北公園通」駅に決まりました。


150311_18

150311_19

150311_20


 4年後に「駅前」となるエリアには、下町らしい飲食店が並んでいます。


150311_21


 線路をくぐって裏側(西側)へ出てみました。こちら側には新大阪・北梅田(仮)方面行きの片面ホームが設置されるはずですが、現時点ではまだ影も形もありません。


150311_22


 周辺はこんな感じ。おおさか東線の暫定開業区間と同様に、狭隘な場所に駅が新設されることがよく分かります。


150311_24


 現行は単線での運転となっている城東貨物線ですが、この区間では当初から複線分の路盤が確保されており、線路をくぐるガードは複線化後も現況が維持されることに。ここだけを見ればとても「新線」が開通するようには思えません。


150311_23


 新駅の建設現場をあとに、城北公園通を渡って線路沿いを赤川鉄橋方面へと歩を進めます。新線とはいえ従前の盛土区間となりますが、住宅地ということで防音壁が新設されています。


150311_27


 この区間にもいくつかあるガードですが…


150311_25


 「万国博準備大阪市民運動」、ですか。ピカピカの新線の足下にはこんな異次元空間があると思うと、4年後の初乗りもまた味わい深いかも。


150311_26


 この辺りはかなり新線っぽいです。


150311_28


 そうこうしているうちに、件の赤川鉄橋が視界に入ってきました。初訪問の2005年11月以来、実に9年ぶりの再訪となります。(→当時の記録記事


150311_29

150311_30


 赤川鉄橋の南詰東側に着くと、撮り鉄が何人か。前回の訪問時には2時間粘っておきながら一度も列車が通らなかったのですが、何だかそろそろ列車が来そうな気配です。

――来たんですよ。ほんの1分で。


150311_31

150311_32
▲(2枚)EF65の単行


 コンデジで適当に撮っただけなのでヒドい写真ですが、それでも水平がきちっと取れているのは自分で自分を褒めてあげたい(笑)。

 橋の東側は線路際の壁が高くて写真が撮りづらいので(例の撮り鉄も脚立持参でした)、逆の西側へ回り込むことにします。以降のお話は次回にて。


« 新幹線公園(大阪府摂津市)・その2(みかん列車のEF15編) | トップページ | 赤川鉄橋~菅原城北大橋を徒歩で往復してみる »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Reincarnation・城東貨物線(都島駅(仮)~赤川鉄橋南詰):

« 新幹線公園(大阪府摂津市)・その2(みかん列車のEF15編) | トップページ | 赤川鉄橋~菅原城北大橋を徒歩で往復してみる »

スポンサーリンク

Blog内検索

無料ブログはココログ