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2015.06.21

(番外編)ガンバ大阪VSベガルタ仙台の試合を観に行きました

 2個前のエントリーで今月7日に仙台市営地下鉄の泉中央駅を訪れた時の話を書いたのですが、その際に関連でベガルタ仙台についての事をネットで色々と調べていた所、次節の試合が我が街(一応)大阪で開催されることを知り、これは天の配剤だなぁ、ということで実際に足を運んでみることにしました。ちなみに生でサッカーの試合を観戦するのは今回が初めてです。やや長文ですので、興味がないという方はこちらをクリックして先へどうぞ。



 阪急宝塚線で蛍池へ、ここで大阪高“額”鉄道…もとい大阪高速鉄道のモノレールに乗り換え、公園東口駅で下車。改札口を出ると、もう目の前にガンバ大阪のホームスタジアム・『万博記念競技場』が見えています。自宅からは他にもヴィッセル神戸やセレッソ大阪(※現在はJ2)のホームスタジアムも比較的訪れやすい場所にありますが、万博記念競技場が一番便利ですね。


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 駅からスタジアムまでの通路には、各種食べ物の屋台が所狭しと並んでいます。道行く人はやはり青&黒のユニフォームを着たガンバのサポーターがほとんどですが、ベガルタのゴールドもちらほらと見掛けます。


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 スタジアムに到着すると、ちょうどベガルタ仙台の選手を乗せたバスがやって来る所でした。杜の都から粉もんの都へ、といったところでしょうか。


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 スタジアム横の当日券売り場で入場券を購入。今回はバックスタンドのSB席(自由席)を選びました。場所取りが上手く行けば上のランクの席と比べても見え具合はそれ程遜色なく、ゴール裏よりは断然見えやすい、ということで、コストパフォーマンスは一番良い席と思われます。当日券は3,100円ですが、前売りならば500円引きの2,600円と更にオトク。


Ticket


 自由席なので、チケットを入手したらまずは席取りに。良い席は試合開始2時間前の開場直後に埋まってしまいますが、開場からもう30分近く経っているにも拘らず、まるでドラえもんの秘密道具の「リザーブマシン」を使ったかのように中心にもピッチにも近い良席がポコっと一つ空いていたので、華麗にゲットです。


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 ピッチ全体を見渡して。広角レンズなので写真では遠く見えますが、こぢんまりとしたスタジアムということもあって実際にはピッチとの距離はかなり近く感じました。


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 試合開始まではまだ1時間半。入場後も一旦出場しての再入場が可能なので、座席に場所取り用のタオルを敷いたあと、試合前のスタジアム周辺の様子を見に行ってみることにします。


 万博記念競技場の外観。来シーズンからは万博記念公園内に建設中の新スタジアム・『吹田市立スタジアム』へガンバ大阪が本拠を移転するため、私がガンバの試合をここで観るのは恐らく最初で最後になりそうです。
【追記】その後、新スタジアムの正式名称が『市立吹田サッカースタジアム』に決定しました。


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 スタジアム前では高槻市のゆるキャラ、『はにたん』が愛嬌を振りまいていました。昨年度の「ゆるキャラグランプリ」では全国1699体のエントリー中23位だったそうです。先日の某総選挙に換算するならば3位と4位の間くらいのポジション、つまり、まゆゆとたかみな辺り。お主、やるな…


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 エリアの一角にはステージがあり、ここでも様々なイベントが開催されています。こちらは歌手のミニライブ。


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 こちらはガンバ大阪の選手とのハイタッチ会。ファンクラブ会員向けの抽選制のイベント(各回300名)で、ハイタッチ会というよりは握手会ですね。
 この日はDFの西野貴治選手。現在は怪我で休場中とのことですが、まあ、なんというか笑顔が眩しいイケメンです。ちゃんと両手で手を握ってくれますよ。ちなみに一人当たりの時間はAKBの握手会(有料)よりは断然長いです(柏木ちゃんの握手会に一回行った限りでの比較)。健全なスポーツイベントと銭ゲバ商法を比較すること自体が間違いですけど。


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 グッズ売り場。観客の実に8~9割がレプリカユニフォーム着用だったため、Tシャツの私めは正直浮いておりました…。ま、各自自分のスタイルで自由に観戦すればいいので、気にすることは全然無いですけどね。


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 一通り見て回ったので、ぼちぼち自席へ戻ります。


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 こちらはゴール裏席への入口。ガチのアツいサポーターが集まるエリアなので、初心者は遠慮しておいた方が良さそうですね。


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 SB/SS席へはスロープを上がります。


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 スタンド下の通路部分。かなり老朽化しているのですが、上述した通りガンバ大阪のホームスタジアムとして使われるのは今シーズンが最後です。昔、ナゴヤドームが完成する直前にプロ野球観戦で訪れたナゴヤ球場のことを思い出しました。ちなみにトイレは改装されていて綺麗です。


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 現在のガンバ大阪の監督は長谷川健太さんです。私にとってはNHKのヨーロッパサッカー中継の解説者としてお馴染み。


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 試合開始30分前より、両チームのウォームアップが始まりました。


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 こちらは開場直後からとっくにウォームアップが済んでいる、ゴール裏のガンバサポーターの皆さんです。


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 対してこちらはベガルタ側のゴール裏。つい2週間前に仙台地下鉄の車窓から見たばかりの、ゴールド一色のスタンドの記憶が鮮やかに甦ります。


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 ピッチすぐ横にも特別席がありました。


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 そうこうしているうちに試合開始時間が近づいてきました。目視の限りでSB席はほぼ完全に埋まったようです。日本のサッカーファンは心は熱くともみなお行儀が良く(最近ではW杯ブラジル大会でのサポーターのマナーが話題になりました)、欧州のフーリガンみたいな連中は皆無なので、スタンドの雰囲気は非常に和やか。私のような永遠のニワカの観戦も安全・安心です。


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 まずはベガルタ仙台のスターティングメンバーの発表です。全18チームで争われるJ1リーグですが、現在7位のベガルタ仙台。前節サガン鳥栖戦では5-0と大勝を果たし、この波に乗ったまま1stステージを上位でフィニッシュなるかどうかが注目です。


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 続きまして~(吉本新喜劇の辻本茂雄氏のノリで)、ガンバ大阪のチャント(応援歌)、『俺らにできること』の斉唱です。メロディはアメリカ民謡の『Red River Valley』。


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 そしていよいよガンバ大阪のスターティングイレブンの発表です。ガンバは現在4位、既に1stステージの自力優勝の可能性は消滅していますが、まずは勝ち点3の奪取は是が非にも必須、あとは首位浦和レッズの結果次第でわずかな望みをつなぐという正念場のゲーム。昨シーズンはJ1優勝を果たした強豪チーム、11人中実に6人が日本代表という最強の布陣で挑みます。


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 上にも書きましたがスタンドは青と黒のベテランサポーターでびっしりなので、いちげんさんの私は浮きまくりです。昔異国の教会で初めてミサに参加し、作法が分からずにあたふたした時のことを思い出しました。そしてどちらも居心地自体は良かったという共通点も。


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 選手・レフェリー入場。試合前には色々とセレモニーが行われていました(適当)。


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 両選手が各自ポジションに就き…


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 キックオフ。前半はガンバが右から左へと攻めます。


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――さて、ここまでいつものように大量に写真を貼り付けてきましたが、サッカーというスポーツはちょっと目を離している隙にいつの間にか点数が入っていたりするもので、試合中は写真を撮影する余裕など到底無く。そんなわけで試合経過の方はスポーツナビにお任せすることにします(→当ゲームの該当ページ)。


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▲それでもちょこちょこと撮影


 中盤あたりまでお互いチャンスは生まれるものの得点に結びつくことはありませんでしたが、前半32分、遠藤が放ったフリーキックを今野がヘディングで押し込み、とうとう先制点。リプレイで改めて見ると実に鮮やかなコンビネーションプレーで、ようやくスタンドが歓喜で沸きました。


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 前半終盤ではガンバの怒涛の猛攻もみられましたが、そのまま1-0で折り返し。ガンバの引き分け以下で浦和レッズの1stステージ優勝が確定するため、お隣神戸の『ノエビアスタジアム神戸』へ遠征中のレッズサポーターも会場で伝えられる途中経過に気が気ではないでしょう。


 ハーフタイムではガンバ大阪のチアダンスチームがパフォーマンスを披露。試合前とハーフタイムのみの登場かと思いきや、試合中もずっと出ずっぱりでした。大事な試合なので応援にも熱が入ります。


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 そして後半へ。ベガルタの陣地が私の座るホームサイドへ移ったため、目の前でのガンバの追加点に期待したい所です。


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 後半の途中、本日の入場者数は14,616人との場内アナウンスがありました。万博記念競技場の収容人数は21,000人とのことですが、調べてみると普段の週末ならばこれが標準的な入りのようですね。ワールドカップ直後にはニワカがどっと増えそうですけれど。ちなみに来シーズンからの新ホームスタジアムの収容人数は40,000人と現在の2倍になります。

 誤審とまではいかずとも転倒の場面での際どいジャッジもありつつ、ガンバ側にも決定機が生まれた(ように見えた)ものの互いに無得点のまま、後半も残りわずか。43分、とうとう奥埜に同点ゴールを決められてしまい、頭を抱えるガンバサポーター。前半の先制で逆転優勝への一筋の希望の光が見えたのも束の間、一気に窮地へ立たされることになりました。


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▲ベガルタのFKのチャンス。ここから決まった同点ゴールがガンバに引導を渡すことに…


 そして3分のアディショナルタイムへ突入。何としてでも勝ち越し点を…!と私の周りからも盛んに檄が飛ぶものの、結局奇跡の女神が微笑むことはなく試合終了の笛。思わず私も「あーあ…」とため息を漏らしてしまいました。まあ、今回の観戦に至る経緯からすると、これこそがある意味“理想的”な形だったのかもしれませんが。そしてガンバが引き分けに終わったことにより、この瞬間ヴィッセル神戸との試合結果にかかわらず、浦和レッズの1stステージ優勝が決定しました。

**********

 というわけで初めてのJリーグ観戦はテレビで見るのとはやはり段違いの臨場感で、なかなか楽しめました。スタンドで同席していたサポーターの皆さんからもちょくちょく檄なり野次なりが飛んだりはするのですが、それにしては大人しい…というか寧ろ大人し過ぎる位で。この目の肥えたサッカーファンの忌憚のない声、そして私のようなニワカにとっては実に勉強になる分析が生で聞けることこそが現地観戦の醍醐味とも言えるので、私は心の中で「いいぞ、もっとやれ!」と叫んでいました(笑)。あと、意外と一人で観戦に来ている人も多かったのが印象的でしたね。というか、私の右の人もそのまた右の人も一人で来られていましたし。スタジアムの雰囲気も明るく健全そのものなので、もし興味はあるけれども生の観戦経験はまだ、という方がおられましたら、是非是非一度は足を運んでみてくださいね。

 次回からは仙台乗り歩き編へ戻ります。

(2015.06.20)


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