16/02/19 (7)リゾナーレ西表島にて・その2
それではトゥドゥマリの浜へ出てみることにしましょう。
八重山諸島の他のビーチにはサンゴや貝殻がゴロゴロ転がっているのですが、こちらの浜はほぼ100%細かい砂のみで満たされています。浜が緩やかなカーブを描いており三日月の円弧を思わせるのが、別名の月ヶ浜の由来ということなのでしょうか。
ここはウミガメの産卵地としても知られており、ホテル建設の際には自然保護を巡って衝突が起こったとか。もちろん地元資本と大資本の衝突という側面も含めてのいざこざだったのでしょうが、複数の立場の思惑が交錯して簡単には(というか半永久的に)意見の一致をみない問題だけに、考えれば考えるほどに頭の中が混沌としてきます。ホテル側でもウミガメの産卵に支障とならないように建物が防風林にすっぽり隠れるようにしたり、部屋の窓にも遮光カーテンを掛けたりという対策を施してはいるのですが。ちなみにここはホテルのプライベートビーチではないので、宿泊者以外も自由に利用可能です。
それはともかく、浜は西向きなので晴れていれば夕日を眺めることができるのですが、今日の天気ではちょっと絶望的。西の空が明るいために微かな期待を持たせてくれるのがなお恨めしいです。
館内へ戻ってギフトショップを少し冷やかしたのち、部屋に帰って夕食の時間まで例のマットレスで昼寝タイム。月ヶ浜へ打ち寄せる波音が子守唄です。空きれい……
ふと海を眺めてみると、こんなTHE・南国なシーンが。真ん中に写っている人はスタンドアップパドル・ボーディング(SUP)という、ハワイで始まったウォータースポーツを行っているところです。ハワイなんて下手すりゃ沖縄よりも安くで行けてしまう場所ですが、一人旅派にはなかなかハードルが高い(苦笑)。
1時間ほど寝転がって過ごしたのち、再活動開始。日没25分前ですが、雲間から太陽はのぞいたものの水平線近くは雲に覆われており、やはりダメっぽいですね。
まっ、いいか、ということで、夕食会場であるレストラン『イリティダ』の方へ。ビュッフェスタイルと会席コースのどちらかが選べたのですが、相談の結果好きなものを色々取って楽しめるほうがいいとのことで、ビュッフェスタイルを選択しました。
時間予約制なので大きな混雑もなく(あと客層もいい方ですし)、ゆったりと料理を取って回ります。チャンプルー・ジューシー(炊き込みご飯)・グルクン(沖縄の県魚)・タコライスなど本土の人間にもお馴染みのオキナワンフードも揃うなか、「西表DEEP体験」と銘打つ島の珍味の体験コーナーがなかなか面白かったです。下1枚目の写真・下のお皿に載っているのは、沖縄の方言でヒージャーと呼ばれているヤギ肉のしゃぶしゃぶ。ラムの臭いと風味をもっと強烈にした感じで一癖二癖あるのですが、当地では祝い事の際に一頭丸ごと料理して振舞われるほどにポピュラーな食材。今日空港からここへ来るまでの間にも、何度もヤギ料理を出す店を見かけました。私は……正直、もういいかな……。同じ写真上のお皿のローストビーフは非の打ち所がないほどに美味でした。また普段は別料金だという泡盛飲み放題のコーナーも、今日は期間限定で無料。とはいえグラス半分のビールで顔が赤くなってしまうワタクシなので、フルーツシロップとソーダで10倍くらいに薄めて嗜みました。なにせ泡盛の度数は30度前後ありますのでね。
デザートモード。アイスクリームがブルーシールなのが嬉しいです。
まぁ、全体的な料理の質を鑑みると4,500円の価値があるかどうかはちょっと疑問符なのですが、ホールスタッフの人数が多く空いた皿はすぐに下げに来るなど皆さんテキパキ動いているだけに、人件費と考えれば合点はいくかなと。旅行初日ということでゆっくり喋りながら食事を楽しめたのは良かったです。
部屋に帰ってシャワーを浴びたところ、首筋に炎症による激痛が走ります。そういえば星砂の浜を散策している間に急に日が射してきて、体感温度がギューンと上がったんですよね。私は色白で皮膚が弱いほうなのですが、ほんの20分程度の間にここまでこっぴどくやられてしまうとは、冬とはいえ沖縄の紫外線の強さを甘く見ていました。明日からは天気に拘らずSPF50+/PA+++の日焼け止めが大活躍することになりそうです。
10時半頃には全員就寝。3分の2を移動に費やした長い一日が終わります。
今日の歩数カウント:12,378歩
(2016.02.19)
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