16/02/21 (5)黒島へ
さて、今日までの3日間でハンバーグステーキ・ローストビーフ・炙り寿司・ハンバーガー…という具合に石垣牛を味わってきたわけですが、これから向かう黒島はそんな牛たちの楽園?として知られる島です。
実は我々が訪れた日は、その黒島最大級のお祭りである「黒島牛まつり」を丁度1週間後に控えた日でした。牛一頭がまるごと当たる抽選会が一番有名ですが、第24回を迎える今年は前夜祭が開催されるとのことでした。
▲黒島牛まつりの様子を写真と映像で紹介するコーナー
▲安栄観光の特別チケットのPRポスター
今回の旅で高速船に乗船するのも黒島往復が最後。桟橋には石垣島が誇るあのスーパースターのブロンズ像が設置されています。誰かは説明不要ですね…。私の世代だともう既に「しょっちゅうバラエティ番組に出ている面白いおじさん」という認識しかないのですが、現役引退が私の生まれる前とあってはむべなるかな、です。
▲具志堅用高氏のブロンズ像
13時00分発の八重山観光フェリー便に乗船します。運賃は大人片道1,150円。「てーげー」精神が身上の沖縄でも離島航路の運航スケジュールがいい加減ということは流石にないのですが、今回は珍しく出発時刻になって漸く船が桟橋へやって来ました。船の名前はずばり「ちゅらさん号」。少なからず観光客が乗り込んでいくも、西表島航路や竹富島航路に比べるとやはりずっと長閑な雰囲気です。
というわけで5分ほど遅れて出航。今日は天気がよく波の状態も穏やかなので、船尾にあるオープンエアーのデッキに出入りして写真を撮っていました。
ちょっと前に上陸したばかりの竹富島を右手すぐそばに眺め…
島を後に、船は更に西へ。
3日目にして初めて訪れた晴天ということで、船の周りは360度、眩しいほどの紺碧の海です。
そして、石西礁湖はんも今日は本気出してはります。この光景を文章でどう表現できよう。言語中枢が機能不全を起こして、「コーラルブルー…」の一語しか出てきません。
これ以上ないほどのドラマチックな航海を経て、約30分で黒島に到着です。
到着した桟橋は、13年前と何ら変わりのない佇まいでした。以前は未舗装だった桟橋前の広場が今回は舗装されているくらいなものでしょうか。
そういえば前回は船の到着に合わせてレンタサイクルの店のおばぁが迎えに来ていたのですが、今回はその姿がありません。あれっ、と思っていると、港のすぐ横に新しくレンタサイクルの店が出来ているのに気が付きました。喫茶店が併設されている店で、レンタル料金は1時間200円とのこと。竹富島よりも安かったのですが、安い物にはそれなりに理由がありまして……。
というのも、自転車のコンディションがですね。サドルの調節レバーが錆びついていて動かないとか、動かないだけならまだしもサドルが微妙に左に傾いているとか、ベルが取れてなくなっているとか…etc.。レトリックを駆使するならば「老骨たちの挽歌」、率直に言ってしまうと「ポンコツの山」という有様で。我々があまりのアレっぷりに大爆笑していると、後から来た観光客のグループが敬遠して別の店へ向かっていきました。そう、ここからちょっとだけ坂を登っていったところにもう一つレンタサイクルの店があるんです。とりあえず「あるよ!」という事実だけは強調しておきますね。営業妨害ちゃうで(笑)。
3人ともどうにか使える自転車を見繕ったところで、島内一周ツアーに出発です。
(2016.02.21)
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