16/02/22 (1)石垣島ドライブ・その1【石垣タウン→玉取崎展望台】
4日目の朝。5日目は午前中の飛行機に乗って大阪へ帰るだけなので、今日が実質的な旅行最終日となります。
この日はレンタカーを使って石垣島を一周する予定です。沖縄本島に比べればそれほど大きくはない島ですが、随所で下車観光を交えるとなると1日コースでは結構忙しくなりそう。そんなわけで、昨日までよりも更に30分早い6時に起床しました。東経135度から遥か西に位置する八重山諸島では日没が遅い代わりに夜明けも遅く、この時刻では外はまだ真っ暗ですね。
今朝も1Fのダイニングで朝食ビュッフェ。メニューは連泊に対応して昨日とは微妙に変わっており、元々高評価だったところにさらにポイント追加です。食べている間に外も明るくなってきましたが、1・2日目と同じようなすっきりしない空がまた戻ってきてしまいました。
連れにはロビーで待っていてもらい、私一人で車の受け取り場所である『南の美ら花ホテルミヤヒラ』へ歩いて向かいます。石垣島では最古参となる老舗ホテルなのですが、そのぶん改装されてはいるものの施設の老朽化の色は隠せません。収容力が大きいために団体旅行の人が目立ちました。石垣島の交通拠点である離島ターミナルとは道路を一本はさんだだけで隣接しており、以前の離島桟橋よりも寧ろ近くなったという「棚ぼた」なことになっています。
ロビーの日産レンタカーのカウンターで貸し出し手続きを済ませ、駐車場で待っていた車とご対面。コンパクトカーの「マーチ」です。レンタル料金は西表島の軽よりも安い、一泊二日5,300円(たびらい沖縄経由/免責補償料込み)。明朝はこの車で直接南ぬ島石垣空港まで向かいます。出発地と到着地が異なる場合は追加料金が掛かることが多いのですが、今回のプランでは無料でした。安いからというわけではないでしょうが、何故か座席のリクライニングが機能しないのはご愛嬌。もっと格安な業者もあるのですが、こういった業者は市街地や空港からやや離れた場所にステーションを構えており、送迎の際のロスタイムが意外と馬鹿にならないため、今回は利便性と価格のバランスが取れたプランを選択しました。
▲旅の相棒その2
ベッセルホテル石垣島で連れと荷物をピックアップし、石垣島一周の旅に出発です。出発前に時計回りと反時計回り、どちらにしようかと考えたのですが、今回は島の西海岸方面に下車ポイントが集中しているため、まず東海岸をササっと回ってしまい後半にたっぷりと時間を割けるよう、反時計回りコースを取ることにしました。反時計回りだと西海岸で夕日を見るのに都合が良いという利点もあるのですが、今日の天気では残念ながら望み薄ですね。逆に時計回りコースだと、晴れの日の場合は西海岸・東海岸いずれも海が順光になるというメリットが。ああ、悩ましい(笑)。
最初の目的地は玉取崎展望台。初日に空港からの路線バスで通った道を逆にたどり、石垣市の中心市街地を通過していきます。平日の朝8時台ということで、車の往来も多いですね。中心市街地を抜けてちょっと進んだ所にある「磯部」交差点で国道390号線からは一時的に外れ、県道209号線→県道211号線と進みます。カーナビの指示に従ったまでなのですが、道路標識の方も玉取崎展望台へはこのルートを示していました。
県道に入ると、道路の両側はずっと畑が続きます。視界も一気に開けるため、左手前方には石垣島最高峰かつ沖縄県最高峰でもある「於茂登岳(おもとだけ/標高526m)」の姿が。本島よりもずっと小さい石垣島に県内最高峰があるというのは意外に思えます。
南ぬ島石垣空港の西側で国道390号線に復帰。島の東海岸を往く快走路が続きます。石垣島民の皆さんは車を運転するにしても概してのんびりペースで走っているのですが、後ろから猛スピードの車が接近してきたと思ったら……あ、やっぱり足立ナンバー。こんなアホはさっさと道を譲って先へ通すに限ります。腹いせに自損事故で車がオジャンになるような呪いをかけておいたのですが、実はこの呪い、後刻思わぬ形でリアルに発動してしまう羽目に。
730交差点からは30数分。国道から狭い坂道を上がっていくと、玉取崎(たまとりざき)展望台に到着です。
▲玉取崎展望台・駐車場
駐車場から展望台へはちょっとだけ歩きます。季節が季節ならば道中がハイビスカスの花で彩られているそうなのですが、2月下旬ではまだチラホラという程度です。午前9時ということで他の観光客の姿はありません。
いきなりですが、ここが石垣島観光のハイライトのひとつ。島の東海岸がここから一望できます。天気が今ひとつなのが心残りではありますが、朝早くで静かなのが良いです。
▲展望台から島の北方向を望む
これから島の北東から細長く突き出た「平久保半島」の先端へ向かいます。下の写真がその平久保半島。狭いところで300m弱しかない半島基部のくびれの様子もよく分かります。
海の方向を向いて。晴れていれば環礁の内側と外側で明瞭に色が異なるさまが見て取れるのですが……。
今し方走ってきた南方向を向いて。市の中心部から30分台で来れるとは思えないような雄大な風景です。
しばらく展望を楽しんだら、次は一気に平久保半島の先端を目指します。
(2016.02.22)
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