16/09/05 (4)モエレ沼公園 その1
それでは西口よりモエレ沼公園へ入園します。園内は一部施設を除いて、利用料金は無料。敷地内へ足を踏み入れると、北海道を象徴する木ともいえるポプラの並木が歓迎してくれました。

ほどなく園名の由来となっているモエレ沼に架かる橋を渡ります。いわゆる三日月湖となっており、上空から見ると公園を北西から東、南西へと取り巻くような逆C型の形状をしています。


橋を渡ると、公園の外周道路へ。モエレ沼公園のシンボルであるガラスのピラミッドへ向けて、時計回りにぐるりと歩くことにしました。


彫刻家の故・イサム・ノグチ氏(1904-1988。彫刻には疎いので、お名前は存じ上げませんでしたが……)が公園全体のデザインを担当している都市公園ですが、園内に一歩立ち入ったその瞬間から、ここは凡百の公園とはあらゆるものが違う…と実感させられます。
さっそく目の前には芝生の丘が現れたので、ハイジよろしくこの丘を駆け上がってみることに。

丘の裏側には陸上競技場がありました。その背景には公園のもう一つのシンボル的存在である「モエレ山」の姿が。



外周道路へ戻って少し歩くと……

「テトラマウンド」と名付けられたオブジェが設置されています。園内に点在するオブジェは全て、イサム・ノグチ氏が生前に手がけたマスタープランを基に制作されています。

▲テトラマウンド・全景
アングルを変えてテトラマウンドを撮影してみました。



テトラマウンドのすぐ東側には、「ミュージックシェル」と呼ばれるステージが設けられています。二枚の貝?の間には、出演者のための控え室とトイレへ通じる扉が設けられていました。


モエレ山をバックに。写真好きにはたまらない公園ですね。

このように印象的な建造物が各所に存在する公園ですが、テーマパークというわけではなく、あくまでも近隣住民のためのレクリエーション施設としての機能が主となっています。以前に奈良県にある馬見丘陵公園という大型公園をご紹介したことがありますが(→当該ページへリンク)、1600~1700年前の古墳と現代アートという相違はあるにせよ、性格としては同じといってよいでしょう。事業着手から全面オープンまで30年近くの長期間を要したという点でも、馬見丘陵公園と同様だったり。
さて、テトラマウンドとミュージックシェルのすぐ隣にそびえているのが、こちらの「プレイマウンテン」という小高い山です。

山の高さは30メートル。テトラマウンドとミュージックシェルに面した西側には、花崗岩の石積みによる段が付いています。ミュージックシェルでパフォーマンスが行われる際には、この石段が観客席としての役割を果たすのだとか。

大阪ではまだまだ残暑が残っていますが、こちらはもうすっかり秋の気配に包まれていました。じめじめとした湿気もなく、吹き渡る風は爽快そのもの。まだ旅は始まったばかりとはいえ、大阪へ帰った後のことを思うと今から気が滅入ってきます。

99段の石段を征服し(所要3分ですが)、頂上に到着です。

写真が多いので、この後は次回にて。
(2016.09.05)
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