16/09/05 (5)モエレ沼公園 その2
プレイマウンテンの頂上から楽しめるのは、掛け値なしに360度のパノラマ。190万都市の札幌ではありますが、都心部を少し外れたならば田園地帯が混在する伸びやかな風景が広がっています(前にも言いましたが、東京や大阪が異常すぎるのです……)。
下2枚の写真は北方向。先ほど橋で渡ったモエレ沼が見えます。


逆の南方向には、カラマツ林に囲まれた「海の噴水」。こちらも後ほどご紹介します。

モエレ山方向。

麓のテトラマウンドとミュージックシェルを見下ろして。


都心部の高層ビル群を遠望して。あんな遠いところから地下鉄・バス乗り継ぎで40分で来れたとは、未だに信じられないのですが。

私はミュージックシェル側から登頂したので99段の石段をのぼることになったのですが、反対側の東側には緩やかなスロープでつながった“登山道”が設置されています。


登山道入り口から西方向へ延びる道。

このすぐ南側にあるのが、「モエレビーチ」と名付けられた水深約40センチの浅いプール。夏場は子供たちの水遊び場として利用されています。この日はその夏の開放期間が終了する2日前。もっとも生き生きとした姿が見られてラッキーでした。

入園から40分。ようやくガラスのピラミッドが近づいてきました。

モエレビーチの東側に「サクラの森」というエリアがあるので、こちらにもちょっと寄り道。

その名の通りサクラの木に囲まれた空間に、イサム・ノグチ氏みずからがデザインした計126基の遊具が設置されています。私のような行きずりの旅人はその空間デザインの斬新さを前にともすると忘れがちになりますが、ここは札幌の人々が日常を過ごすための公園なのだという設計者の意思がどこまでも貫徹されているのです。

道の向こう側にモエレ山を望みつつ……

公園ぐるり半周の終着点である、ガラスのピラミッドに到着。形状は完全な四角錐ではなく、見る角度によってシルエットが複雑に変化するようになっています。


この中にはフレンチレストランやショップ、イサム・ノグチ氏のギャラリーなどが入っているので見学して行くつもりでいたのですが、ピラミッド入り口へ向かうと――

Oh……
春から秋にかけては月に一度、第1月曜日が休館日となっているのですが、よりによって見事に30分の1の確率に当たってしまうという。まぁ、今回は多忙なスケジュールの間隙を縫って公園を訪問(しかも天気も最高!)できただけでも良しとしましょうかね。また今度ー。
モエレ沼公園編最終回は、海の噴水とモエレ山から。
(2016.09.05)
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