16/09/10 (5)弟子屈へ
知床五湖を離れ、ウトロ方面へと戻ります。今回はさすがに熊との遭遇はなかったのですが、エゾシカの方は辺りでウジャウジャと活動しており、沿道で車に物怖じすることもなくマイペースで草を食んでいる様子を見掛けました。
« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »
知床五湖を離れ、ウトロ方面へと戻ります。今回はさすがに熊との遭遇はなかったのですが、エゾシカの方は辺りでウジャウジャと活動しており、沿道で車に物怖じすることもなくマイペースで草を食んでいる様子を見掛けました。
10時45分、知床五湖に到着。ここまで足を延ばすのは初めてだったのですが、大規模な駐車場(下1枚目の写真/普通車駐車料金500円)に「知床五湖フィールドハウス」(下2枚目)という2011年に出来たばかりのインフォメーションセンターにと、知床半島の奥地とは思えないほどの近代的な設備が整っていました。
小清水原生花園を出発。車に乗り込んだ途端、また御湿り程度の雨が降り出してきました。この先は知床半島の海岸沿いに出るまで、僅少なカーブ以外はグリッド状の直線道路が続きます。
まずは小清水原生花園へ向けて出発です。網走の中心市街地まで戻っていき、「道の駅 流氷街道網走」でいきなり最初のトイレ休憩。ここは流氷観光砕氷船の発着ターミナルを兼ねた道の駅となっています。先述のとおり、流氷を見られるかどうかはたった一日の違いが明暗を分ける場合もあるため、後述の摩周湖以上の運試しということになりそうです。下の写真はホテル出発直後に車から撮影した網走湖。増水のために看板類が即席の“島”に取り残されてしまっています。
6日目。この日は起き抜けにつけたテレビから流れてきたバッドニュースで幕を開けました。
5泊目の宿泊先となる『ホテル網走湖荘』に到着。仲居さんが恭しく部屋まで案内してくれる、昔ながらの大型観光ホテルです。ここまでコテコテの温泉ホテルに泊まるというのは、恐らく十数年ぶりくらいのことではないでしょうか。チェックイン開始時刻の午後3時までまだ半時間ほどありましたが、部屋の準備が出来ているとのことでそのまま通してもらえることになりました。
▲ホテル外観(上)とロビー(下)
正午を少し回った頃、2ヶ所目の『博物館 網走監獄』に到着です。かなり広い駐車場(無料)が整備されているのですが、雨天でも楽しめる貴重な観光施設ということで、先ほどのオホーツク流氷館に輪をかけての盛況ぶり。停まっている車も多く、入口から少し離れた場所に車を停めます。
10時45分、網走市街を見下ろす天都山の頂上にあるオホーツク流氷館に到着。1985年開館の施設ですが、建物の老朽化のためにこのほど新館に建て替えられ、昨年8月に再オープンしたとのことです。
▲豪雨の中のオホーツク流氷館
ラビスタ阿寒川を出発。カーナビの行き先には網走市内にある『オホーツク流氷館』を入力しておきました。距離は100キロもなく、所要時間も2時間をはるかに下回る程度。ドライバーにとっては助かるところです。
【追記】
こちらは2016年9月に訪問した当時の記事となります。その後、2017年6月に再訪していますので、そちらの記事を併せてご覧いただければ幸いです。
→カムイの湯 ラビスタ阿寒川 その4・その5(※新しいタブで開きます)
5日目は午前5時という早朝から始まります。ゴソゴソと起き出して向かうのは…… 都合4回目となるお風呂です。やっぱり露天風呂には2回は入っておかないと。昨日は夜だったので分からなかったのですが、明るくなった中で周囲を見渡してみれば本当に森の中で野湯に浸かっているような気分です。なお、例の貸切風呂なのですが、今朝はこの時間にも拘らず3つ全部使用中だったのでした。最大64世帯で取り合うので自ずと競争率は高くなるのですが、朝早い時間なら空いているはずと裏をかいたつもりが逆に混んでいて裏目に出てしまった、といったところなのでしょう。
【追記】
こちらは2016年9月に訪問した当時の記事となります。その後、2017年6月に再訪していますので、そちらの記事を併せてご覧いただければ幸いです。
→カムイの湯 ラビスタ阿寒川 その4・その5(※新しいタブで開きます)
B1Fに下り、「レストラン ワッカピリカ」へ。2人掛けの席もありますが、例によって閑散期ということで4人掛けのボックス席へ通されました。前後の席との間には仕切りがあるので、周囲にあまり気兼ねせずに寛ぐことができます。
▲レストラン ワッカピリカ(※翌朝撮影)
【追記】
こちらは2016年9月に訪問した当時の記事となります。その後、2017年6月に再訪していますので、そちらの記事を併せてご覧いただければ幸いです。
→カムイの湯 ラビスタ阿寒川 その4・その5(※新しいタブで開きます)
国道241号線「阿寒横断道路」と釧路(旧釧路市エリア)方面からの国道240号線が交わるところに、昨年9月にオープンしたばかりのリゾートホテル・『カムイの湯 ラビスタ阿寒川』があります。阿寒国立公園内(【追記】2017年にエリア拡張を受けて阿寒摩周国立公園へ改称)なので乱開発は出来ないはずという認識があったのですが、実はここ、阿寒湖エリアには29年ぶりに新築されたホテルなのだそうです。この場所には大昔には別のホテルが建っていたらしいのですが、廃業後は長い間更地として放置され、釣り場として利用されたり温泉マニアが自噴している野湯に浸かりに来ていたりしたとか。
オンネトーから阿寒湖畔へ移動します。路線バスだと約30分の道のりですが、自家用車ならばせいぜい20分程度。そのちょうど中間あたりで足寄町から釧路市へ入ります。札幌からだと非常に遠いイメージのある釧路ですが、2005年の阿寒町・音別町との合併により市域が大きく西へ拡がったためか、以前よりもぐっと近く感じたのでありました。道東道全通前の日勝峠越えを余儀なくされた時代からすると尚更なのでしょう。
午後0時30分、帯広を出発。ここからは一気に阿寒湖エリアを目指します。次の目的地の「オンネトー」をカーナビに入力すると、所要時間は2時間程とのこと。とはいえ北海道の道路の流れ、とりわけ一般道のそれは非常に速いため、走っているうちにカーナビが算出する到着予想時刻もガンガン前倒しになる見込みです。
国境のそう長くないトンネルを抜けると十勝です。左手には雄大な十勝平野のパノラマが。鉄道は勾配を緩和するために大回りなルートで線路が敷かれていますが、高速道路の方は多少のカーブは交えつつもほぼ直線状のルートでもって山を駆け下りていきます。
前のページへ:16/09/07 (8)Room! Sweet Room!
おはようございます。4日目の朝を迎えました。相変わらず睡眠時間は3時間未満ということで車の運転をするにはちょっと懸念が残るところですが、にっちもさっちもいかなくなれば車を停めて随時仮眠を取ればいいだけのことなので、あまり深刻に考えずに気楽に構えることにしましょう。
それでは特別列車に乗って見津車庫(みづしゃこ)へ。抽選券を硬券の記念乗車証に引き換えてもらい、列車の方へと進みます。ひとつ注意が必要なのが、見津車庫には撮影会参加者用のトイレがないこと。鈴蘭台車両基地からの往復には1時間40分ほど必要なので、2時間はトイレへ行けないのを前提にしておくことになります。こういう時に限って私のポンポンは空気を読まずにSOSを発したりするのですが、今回はどうやらコンディションは良好なようなので意気揚々と出発することに。なお、定期列車のダイヤの間を縫いながら走ることになるので、観光バスとは違って集合時間は絶対厳守、です。
北海道旅行記の連載中ではありますが、残念なことにこの先は鉄分がゼロになってしまうので、埋め合わせというつもりではありませんが鉄ネタを一本追加しておきます。
さて、毎年この時期に日本各地で開催される、鉄道各社の車両基地公開イベント。私も2013年を皮切りに一年に一社をセレクトして訪れるのがルーティンとなっています。ちなみにこれまでの履歴は、
2013年:JR西日本・吹田総合車両所
2014年:南海電鉄・千代田工場
2015年:京阪電鉄・寝屋川車両基地
という感じ。そして今年2016年に選んだのは、シリーズでは初となる中小私鉄に属する、神戸電鉄です。関西の私鉄の中では阪急電鉄に次いで馴染み深い会社なので、前から一度は行ってみなければと考えていたのですが、やはりJRや大手私鉄のそれと比較すると小規模なイベントなので、不遜ながらもついつい後回しになってしまいました。2016年の開催日は10月2日(日)と、これまで見てきたイベントのうちでは最も早い時期の開催となります。
L特急スーパーカムイ36号 深川(17:19) → 札幌(18:25)
深川駅での乗り換えは3分接続なので、待つ間もなく電車が到着。行きは785系に乗車したので、帰りは789系1000番台に乗ってみたかったのですが、入ってきた電車は――
少し早目に増毛駅へ戻ってきました。駅舎内の特産品ショップで先程食べ損ねた「たこザンギ」が売られていたので、嬉々として購入します。
増毛に到着した時点で、時刻は午後1時前。朝食がホットドッグ一本のみと少なかったため、もうお腹がペコペコです。というわけで予め目星をつけていたお寿司屋さんへゴー。
12時17分、留萌を再出発。留萌での用務客の下車が多少あったのですが、末端区間に入っても依然として高乗車率が続きます。廃止までまだ3ヶ月あるものの、それに先んじて「普段着の姿」についてはもう既に追憶の彼方へ。
※@niftyの大規模障害のため、更新が遅れました。
留萌本線普通 深川(11:08) → 留萌(12:04着/12:17発) → 増毛(12:47)
深川からは留萌本線へ。夏休みも終わった平日ではありますが、まだ夏の青春18きっぷのシーズン中なので、混んではいないが空いてもいないだろう、という予想だったのですが、結果は――
最近のコメント