16/09/12 (1)スキマ時間に聖地巡礼
最終日の8日目。他の何よりも二人そろってこの日まで体調を崩すことなく、コンディション万全の状態で旅を楽しめたという幸運に感謝です。下の写真はツインルームからの眺望。デラックスファミリールームよりは下の階ではありますが、中島公園が見える側となっています。振り返ってみればハリウッドツインだけが飛び抜けてハズレでしたね。

今日の朝食は幌平橋駅から南西へ3~4分歩いたところにある『倉式珈琲店』でいただきます。街のど真ん中なのに、まるで森の中を思わせるようなロケーション。コーヒーは一杯ずつサイフォンで抽出してくれる本格派です。モーニングはドリンク単品にサービス価格のフードを付けるという「ルノアール」方式ですが、ルノアールよりもこちらのお店の方が安価でした。




私が注文したフレンチトーストです。

朝食を済ませたら、荷物が片付いて空っぽになった伯父のマンションを見にいきます。業者は「2時間で終わらせます!」と豪語していたそうですが、その場に立ち会っていなかったので実際の所はどうだったのかは定かではないものの、あのゴミ屋敷が見事に劇的ビフォーアフター、だったのでした。何しろすこぶる立地の良い場所なので、我々が札幌を発つ前の午後にはさっそく見学者がやって来て、そしてそのまま売れてしまったのでした。
母は業者への代金支払いなどといった事務手続きがまだ残っているため、1~2時間ほどマンションの部屋にいるとのこと。というわけで私の方はぽっかりエアポケットのように空いた時間を使い、わざわざ時間を割くまでもないけれどもチャンスがあれば…と考えていた「あの」場所へ行ってみることにしました。初めに謝っておきますが、分からない方には何のことやらさっぱり分からない内容ですので……。
幌平橋駅から地下鉄南北線に乗車し……


真駒内方面へ3駅目の「南平岸(みなみひらぎし)」駅にて下車。それにしてもICOCA一枚で全国の都市交通をそのまま利用できるようになるなんて、本当にいい時代になりました。


駅前を走る「白石藻岩通」を東へ進んでいくと、すぐにHTB本社の屋上から愛嬌を振りまく「onちゃん」の姿が目に飛び込んできます。

HTB(北海道テレビ放送)本社前に到着。言わずと知れた『水曜どうでしょう』の制作局として、今や日本一有名になってしまったローカル局です。これまでの旅行記で何度も文中へ唐突にどうでしょうネタを挿入してきたくらいなので、藩士と呼ばれるまでのバカではないにせよ、少なくともライトファンを自認するくらいには好きな番組なのです(レギュラー放送終了後のスペシャル版は率直なところ、何れも良い出来とは思えませんが)。地元の朝日放送がかなり早い段階で再放送版の「リターンズ」を放送してくれていたため、北海道外のファンとしては相当な古株のはずです。

1階のエントランスまでは来訪者も自由に入ることができるため、安田さんonちゃんの歓迎を受けて館内へ。

“聖地巡礼”でやって来た人のために、心ばかしのミニ展示コーナーが用意されています。そして私のほかにも「どうバカ」の若い男性が一人。漫画やアニメの聖地だといかにも…といった風采の人がチラホラ、というか相当数いそうなのですが(興味のない分野なのであくまで想像)、我々どうバカの場合は見た目は至ってフツーです。見た目は、ね……。

今やすっかり大物になられた大泉さんですが、私にとっては永遠に深夜バス(夜行高速バスのことを番組中ではこう表現)の中で悶え苦しむ、若かりし頃の無名タレントのままです。ま、私もまた来週(※記事執筆時点)、九州からの帰りに乗車するんですけれどね。あくまで普通に乗るぶんには快適ですし。

正面玄関側の駐車場。もう一つ社屋裏手にも駐車場があり、「車内でクリスマスパーティ」や企画発表の際に使われていたのはそちらの方だったようです。この辺があやふやなのはやはりライトファンゆえ。

なお、このHTB本社は2018年、さっぽろテレビ塔北側に建設中の再開発ビルへ移転するとのこと。番組でおなじみの風景をご覧になりたい方はそれまでにどうぞ。
もうひとつの必見スポット・「平岸高台公園」は、HTB本社のすぐ北側。前枠後枠のロケ地として知られるところです。


この景色、このアングル!! なにしろ北海道の番組なので積雪時に撮影されることもままあったものの、やはりこちらの夏の風景の方がずっと馴染みがありますよね。

折角やって来たので、園内をうろついて写真をパチパチ。今はどうバカの聖地として知られているからいいものの、その辺の公園で同じ行動を取ったならばどう見ても不審者です。こうして実際に訪れてみるとなかなか綺麗な公園で、園内の高低差もあいまって広さ以上に奥行きのある風景です。




というわけで無事にハッジを済ませ、平岸界隈を訪れたもう一つの目的へ。
(2016.09.12)
« 16/09/11 (7)1,500kmの旅の終わり | トップページ | 16/09/12 (2)ついでに蛇の道も見にいく »
« 16/09/11 (7)1,500kmの旅の終わり | トップページ | 16/09/12 (2)ついでに蛇の道も見にいく »

コメント