16/10/26 (7)世界にはSanrikuがある~気仙沼漁港~
気仙沼漁港(気仙沼市魚市場)へやって来ました。日本の漁港の水揚げ高ランキングでは総合でも品目別でもしょっちゅう名前が登場する、三陸海岸最大の漁港です。
« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »
気仙沼漁港(気仙沼市魚市場)へやって来ました。日本の漁港の水揚げ高ランキングでは総合でも品目別でもしょっちゅう名前が登場する、三陸海岸最大の漁港です。
午後1時前に気仙沼の中心部へ戻ってきました。ちょうどお昼時なので、フェリーターミナルから道路をはさんですぐの場所にある『復興屋台村気仙沼横丁』でランチを摂ることにします。
11時23分、唐桑半島先端の御崎(おさき)に到着。場合によってはここはパスして気仙沼市街へ帰ってもいいと考えていたのですが、午前中のうちに戻るバスは9時台が最後だったため、こうしてほぼ“強制”に近い形でやって来たのでした。折り返しのバスは12時00分発。そのあとは13時30分まで開いてしまうので、折り返し時間の37分を使ってサッと見て回ることにしました。ちなみにここのトイレも唐桑御殿仕様。そして当然BGM付きです。
巨釜から半造へは遊歩道が通じているのですが、震災の影響なのか現在は土砂崩れのために通行止めとなっているため、車道をV字形に大回りすることに。8時の時点で既に高かった気温は順調に上昇しており、一旦海岸近くまで降りておきながらまた駐車場まで登り直さなければならないことも相まって、体力的・心理的の両面で負担がかかります。
▲巨釜半造入口バス停
まずは唐桑半島一つ目のスポット、巨釜・半造(おおがま・はんぞう)へ。最寄りのバス停は名前に入口と付いている通り、ここからは徒歩で15分程度掛かります。
ミヤコーバス 魚町一丁目(08:14) → 巨釜半造入口(08:44) ※15分遅れ
「魚町一丁目(さかなまちいっちょうめ)」バス停からミヤコーバスの御崎線に乗って、「巨釜半造入口(おおがまはんぞういりぐち)」バス停へ向かいます。一昔前ならばこのようなバスターミナルでもない途中のバス停の位置など調べようもなかったのですが、いまはGoogle Mapsやストリートビューといったサービスを駆使したならばものの数十秒で判明するようになりました。
2日目は5時半起床。とはいえ無駄に早起きしたわけではなく、今朝はちゃんとした理由があるのですが。布団から出たら、浴衣のままで大浴場の露天風呂へ。もうすっかり明るくなっており、ここから見える気仙沼港には三陸沖での操業を終えた漁船が続々と戻ってきています。さすがは日本有数の漁業基地。早朝の静かな町に響き渡る漁船のエンジン音を聞いていると、港町にやって来たという実感がひしひしと湧いてきますね。
駅を離れる前に駅舎の外観写真を一枚。気仙沼の町へ入ると同時に雨がポツポツ降り出しましたが、もうホテルへ向かうだけなのでここまで持ってくれただけで十分すぎるくらいです。
▲気仙沼駅・駅舎
本吉駅は鉄道線時代からJR東日本仙台支社と盛岡支社の境界だったため、BRTでも当駅で乗務員の交代が行われました。この先は平地が続いて沿線人口も多いので、昼間でも30分間隔で運行されるという鉄道線時代からすると激増ともいえる頻度が確保されています。「eBRT」というリチウムイオン充電池で走行する電気バスが導入されているのも、この本吉-気仙沼の区間。22kmを充電なしで走破してしまうとのことです。
気仙沼線BRT 志津川(15:09) → 気仙沼(16:37) ※到着5分遅れ
気仙沼線はBRT化後に大幅な増発が実施され、志津川からの下り便は基本的に1時間間隔ではありますが、15時09分発から17時09分発までは30分間隔という高頻度で運転されています。というわけで乗車する便にはそれなりに選択の余地があったのですが、今回はとある事情によって15時09分発に決め打ちとなりました。その理由とは――
南三陸さんさん商店街を背に、先ほどBRTで通ってきた国道398号線(本吉街道)を海岸方面へ。沿道の風景は昨年訪れた女川駅周辺と同じ、造成中のニュータウンそのものという印象です。旧志津川町エリアだけを取ってみても女川町より大きな町なので、工事もこちらの方がずっと大規模です。
南三陸町志津川にやって来ました。この後は志津川駅15時09分発のBRTで気仙沼へ向かうので、ここでの持ち時間はちょうど2時間となります。
気仙沼線BRT 前谷地(12:05) → 志津川(13:09)
前谷地駅から気仙沼線のBRTに乗車します。2012年の運行開始当初は全便が柳津(やないづ)発着だったのですが、柳津まで入らない列車にも接続して乗車機会を増やすべく、昨年6月より一部の便がここ前谷地まで延伸運行するようになりました。
杜の陽だまりガレリアに寄ってもまだ時間が余ったのですが、かといって他に行きたい所も無いので少々早めに出発ホームへ向かうことにしました。ホームに降りると、ちょうど10時15分発の仙石東北ライン緑快速が出発するところ。塩釜までは各駅停車なので取りあえずこの列車に乗車し、どこか途中の駅で下車して後続の電車をつかまえるという手もあったのですが、今回は荷物を抱えたままウロウロするのも面倒ということで、予定どおり28分後に出る電車に乗ることにしました。そういえば在来線ホームの発車メロディが今年7月に28年ぶりに変更されたとのことですが、『すずめ踊り』というこの曲、一度聞いたら耳に残る印象的なメロディでなかなか気に入りました。
京都鉄博体験記に続いては、10月下旬に宮城へ出掛けてきた際の模様を。今回の旅は諸般の事情で【飛行機で仙台IN/OUTの2泊3日】という条件に固定されているため、この制限の中で無理なく訪問できる行先を…と考えたところ、昨年の旅では持ち時間の関係で入り口の女川までしか行けなかった三陸海岸方面を本格的に目指すことに。最終日は仙台滞在に充てたいので、2日を使って宮城県北端の気仙沼まで往復することにしました。
本館3Fへ。ギャラリー・図書資料室・ホールといった博物館らしい“お堅い”施設もありますが、物見遊山の見学者のお目当てといえば……
本館2F最後は「運転シミュレーター」コーナー。今回の京都鉄道博物館訪問記では入口側から順番にご紹介してきましたが、実際に入館して最初に立ち寄ったのはこのコーナーでした。というのも本博物館のシミュレーター体験は抽選券配布による完全抽選制となっており、なるべく早い時間の方が当選確率も上がると踏んだため。
▲運転シミュレーターコーナー・全景
前のページへ:京都鉄道博物館 その8【2F/鉄道ジオラマ・生活と鉄道I編】
「生活と鉄道」ゾーンの続きから。こちらは年代物のパタパタ式発車案内板です。見学者が自由に操作できるようになっており、案の定列車名と行先の組み合わせが滅茶苦茶です。
9/05(Mon) | 関西空港 → 新千歳空港 → 札幌市内(モエレ沼公園) |
9/06(Tue) | 札幌市内(中島公園/札幌市電I/札幌市資料館~大通公園~狸小路商店街/北海道大学/すすきの) |
9/07(Wed) | 札幌市内(幌平橋/札幌市電II) ―[JR函館本線・留萌本線]→ 増毛 ―[JR留萌本線・函館本線]→ 札幌 |
9/08(Thu) | 札幌 ―[道央・道東自動車道]→ 帯広 → オンネトー → 阿寒湖 → カムイの湯 ラビスタ阿寒川I |
9/09(Fri) | カムイの湯 ラビスタ阿寒川II ―[国道240号線経由]→ 網走(オホーツク流氷館/博物館 網走監獄/網走湖・ホテル網走湖荘) |
9/10(Sat) | 網走 → 小清水原生花園 → 知床(オシンコシンの滝/知床五湖) → 摩周湖 → 温根内木道 → 釧路 |
9/11(Sun) | 釧路市内 → 釧路湿原・細岡展望台 ―[国道38号線経由]→ 池田ワイン城 ―[道東自動車道経由]→ 新得 ―[国道38号線狩勝峠経由]→ 富良野・ファーム富田 ―[道道135・国道452・道道116・道央自動車道]→ 札幌 |
9/12(Mon) | 札幌市内(平岸/豊平館/藻岩山/サッポロファクトリー) → 新千歳空港 → 関西空港 |
過日全55回で大団円を迎えた2016年初秋の北海道旅行記なのですが、完結後としては異例の事ではありますがこのたび第56回目を追加することになりました。といってもちょっとした後日談ではあるのですが。
8年ぶりにリプレイスしたメインマシンで心機一転、更新の再開です(Core 2 Duo PenrynからCore i7 Skylakeへ一気に跳んだので、文字通り異次元の速さです…)。
**********
長いエスカレーターを上がって2Fへ。吹き抜けを通して例の三羽ガラスをはじめとした1Fの車両群を上から眺めることができます。
プロムナードと中庭を挟んで隣接するもう一つの屋外展示ゾーン、「トワイライトプラザ」へ。ここに展示されている車両は……その名称が示す通りです。
▲中庭からトワイライトプラザを望んで
続いて「鉄道の施設」ゾーンへ。信号・軌道・土木電気設備といった、列車の運行を支える“裏方”たちにスポットを当てたコーナーです。私は世間一般でいうマニアではないこともあって鉄道車両そのものにはそれほど興味がないため、こういった普段はあまり顧みる機会のない分野における知識の再確認ということで、寧ろこちらのコーナーの方に興味津々だったのでした。
最近のコメント