16/10/27 (5)東北大学植物園 その2
青葉山ゲートから更に先へ。今回の植物園訪問では入園直後に東北大学の学生らしい男の子と二人すれ違った以外には、他の入園者とは誰とも出会いませんでした。おととい昨日も含めてここまで行く先々で人の姿を見る機会が少ないというのも珍しく、今回の旅を象徴するキーワードは間違いなく『無人』でしょうね。下の写真もまさにそんな感じなのですが、園内の南側は青葉山キャンパスに隣接していたり都心・八木山方面と同キャンパスを結ぶ幹線道路がすぐそばを走っていたりするため、見た目の山深さとは裏腹に意外と人の気配が濃厚だったりします。
こちらは「堀切跡」。仙台城の防衛のための設備ですが、太平の世となった江戸時代に築かれた城だけにそこまで物々しくはないという印象でした。
園内の最高地点である「見晴台」です。こちらも周りの樹木が生長してしまい、仙台中心街方面の見晴らしも現在はその名称に名残をとどめるだけに。戦後まで軍隊の訓練場として使用されていたため、結構広い広場となっています。
案内リーフレットに書かれた所要時間の目安によると青葉山ゲートが外周コースの中間地点にあたるようでしたが、実際に歩いてみると見晴台を経由する南半分の方が長く感じました。このあとのランチタイムを勘案するとあまりのんびりとはしていられないので、最後の1/3は写真撮影もそこそこにカモシカの如く山を駆け下りたのでありました。
ぴったり1時間で正面入口まで戻ってきました(標準所要時間は80分)。この植物園本館内には下の写真のような展示ホールがあるので、興味のある方はここの見学も併せて。
川内駅へもと来た道を帰るのもつまらないので、ちょっとだけ遠くなりますが国際センター駅へ向かうことに。……すみません、いま嘘つきました。単に途中で道を間違えただけです…。
意図せずプラスワンの訪問駅となった国際センター駅。駅名の由来である仙台国際センターのほか青葉城跡や仙台市博物館の最寄り駅でもあるため、仙台駅や青葉通一番町駅とともにビジターが利用する機会も多いことでしょう。
コンコースのベンチで電話を掛けて昼食を摂るレストランの予約を済ませ、その足でホテルへ荷物を引き取りに大町西公園まで一駅乗車。国際センター駅は広瀬川の河岸段丘の上にある駅なので東側には展望スペースが設けられているのですが、時間がギリギリだったので残念ながら一瞥することすらも叶わなかったのでした。
▲もう一度広瀬川を渡って
荷物をピックアップしたら通算5区間目となる大町西公園→仙台の2駅を乗車し、正午前ではありますがこれにて地下鉄一日乗車券はお役御免。乗り潰しに沿線散策にと、短いながらも中身の濃い4時間でした。
次回は仙台・南三陸・気仙沼編最終回です。
(2016.10.27)
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