16/11/20 (9)平戸にて・その4【オランダ塀~平戸オランダ商館】
松浦史料博物館から丘裾を東方向へ。途中には「崎方公園」という平戸の街並みを一望できる展望台があり、ここまで登らずとも通り道から景色を眺めることができました。
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松浦史料博物館から丘裾を東方向へ。途中には「崎方公園」という平戸の街並みを一望できる展望台があり、ここまで登らずとも通り道から景色を眺めることができました。
ふたたび幸橋を渡り、バス通りの山側を並行する商店街へ。田舎町らしく基本的にはシャッター通りな感じですが…。スーパーで済ませられるような日常の買い物ならばともかく、ちょっと入用ならばやはり車で1時間弱の佐世保まで出るのでしょうね。ちなみに「ジャパネットたかた」の創業者である高田明氏は平戸出身で、氏が佐世保で独立したあとも親族の方が経営を続けている写真館がこの商店街にあります。
北虎口門(下の写真)から平戸城へ入城。料金は大人個人510円ですが、SUNQパスの呈示で10%引きの460円となります。今回の旅ではバス乗車だけでなく、こういった優待特典でもチマチマと稼いでいく次第。
▲平戸桟橋前のバスターミナル
バスターミナル内のコインロッカーへ荷物の預け入れ(佐世保バスセンターで預ける時間がなかったので)を済ませ、続いて観光案内所で街の散策マップを頂いておきます。主要な観光スポットを徒歩で周るとなると、所要時間は約3時間とのこと。帰りのバスの発車時刻が15時00分なので、今からだとちょうどそれ位ということになります。その次のバスは16時30分まで開いてしまうので、今回は3時間コースに設定することにしたのでした。
西肥バス 佐世保バスセンター(10:30) → 平戸桟橋(12:02)
小倉から3時間かけて佐世保までやって来ましたが、ここから更に1時間半一般路線バスに揺られて平戸まで移動します。乗車する便は途中の吉井まで一部の停留所をスキップする「半急行」という種別。それでも終点の平戸桟橋まで53もの停留所があります。比較的長丁場ではあるものの車内にトイレはないので、させぼ号が佐世保へ到着する前に済ませておきました(4列シート車ですがトイレはあります)。
▲バス車両(平戸往復後、佐世保バスセンター帰着時に撮影)
高速させぼ号(ノンストップ) 高速基山(09:06) → 佐世保バスセンター(10:25)
博多バスターミナル始発の<させぼ号>が入線してきました。こちらは予想に反して定刻通りの到着だったので、高速基山での21分接続はちょっと際どかった模様。一般的な接続時間は30分以上が推奨されるでしょうね。
高速出島号 小倉駅前(07:30) → 高速基山(08:45) ※到着10分遅れ
7時31分、SUNQパスの旅の第一走者となる長崎行き<出島号>が到着。一つ手前の砂津が始発なので、すぐ近くとはいえほんの僅かながら遅れてやって来ました。
午前6時20分、小倉駅コンコース。先述のように私が九州を旅行で訪れるのは16年前に夜行4連泊(九州への行き帰り含む)で島内を早回りした時以来となります。単に立ち寄っただけの分をカウントするとしても、2007年の元日に『年末・年始西日本乗り放題きっぷ』を使って完乗のためだけに山陽新幹線を博多まで乗車し、たった10分の滞在で折り返したのが最後(→当時の奇行の記録)。私は余程気に入った土地でなければ一度訪れた旅行先を再訪することは少ないとはいえ、それにしても相当なブランクではあります。
予定どおりに4時起床。日付が変わる頃まではベッドの上でガサガサしているだけでしたが、それからはどうにかひと眠りすることが出来ました。新門司港到着は5時30分なのでここまで早起きする必要はないのですが、1便限定のサービスとして朝食が無料提供されるとの話なのでレストランへ行ってみることにしたのでした。所詮は無料サービスなので内容については期待できないのですが、あくまで乗船レポートのために、ということで。
風呂上がりに涼むのを兼ねて、後部デッキへ赴き大阪南港の出港シーンを見届けることに。そろそろ冬の足音が近づく季節ではありますが、今回の旅では終始小春日和以上の温暖な日が続くことになりました。
9月・10月・11月と3か月連続となる旅のトリとなる行き先は、北部九州の長崎・熊本・福岡。観光旅行としては実に16年ぶりとなる九州です。9月・10月とは違って事のついでではない完全にフリーな一人旅なので本来ならば別に行き先を国内に限定する必要もなかったのですが、今回は訳あって旅行中常に国内で電話を受けられる状態にしておかなければならなかったので。
10/25(Tue) | (関西空港 →)仙台空港 → 仙台 → 前谷地 ―[気仙沼線BRT]→ 志津川(南三陸さんさん商店街~旧志津川駅) ―[気仙沼線BRT]→ 気仙沼 |
10/26(Wed) | 気仙沼 → 唐桑半島(巨釜・半造/御崎) → 気仙沼(復興屋台村気仙沼横丁~気仙沼漁港) ―[高速バス]→ 仙台 |
10/27(Thu) | 仙台都心部(仙台市営地下鉄東西線全線乗車/東北大学植物園) → 仙台空港 → 関西空港 |
東西線仙台駅から地下自由通路を通って東口側へ。わざわざこんな遠回りをせずとも宮城野通駅で降りればすぐだったのですが、この時点ではすっかり頭から抜け落ちていました。次回からは気を付けましょう……次回がいつのことになるかはまだ分かりませんが。
青葉山ゲートから更に先へ。今回の植物園訪問では入園直後に東北大学の学生らしい男の子と二人すれ違った以外には、他の入園者とは誰とも出会いませんでした。おととい昨日も含めてここまで行く先々で人の姿を見る機会が少ないというのも珍しく、今回の旅を象徴するキーワードは間違いなく『無人』でしょうね。下の写真もまさにそんな感じなのですが、園内の南側は青葉山キャンパスに隣接していたり都心・八木山方面と同キャンパスを結ぶ幹線道路がすぐそばを走っていたりするため、見た目の山深さとは裏腹に意外と人の気配が濃厚だったりします。
川内駅を出て、ちょっとした紅葉を眺めながら川内キャンパス内を進んでいきます。八木山動物公園の前に人がいなかったのは平日のこの時間なのでまだ解るのですが、何故かこちらにもほとんどひと気が無いという…。
八木山動物公園駅は同名の市営の動物園、そして「八木山ベニーランド」という遊園地の最寄り駅となっており、駅構内には動物をモチーフにしたデザインがあちこちに。いまは平日の朝で静かなものですが、休日にお子様の歓声がこだまする様子が目に浮かぶようです。
ホームへ戻って旅を続けます。荒井駅では到着した電車はいったん引上線へ入ってから改めて始発電車として入線してくるため、その瞬間を狙ってフロントマスクを撮影。とはいえ仙台駅でちょっと待っていれば停車した状態で簡単に撮影できるのですが、今回はそのちょっと待つような時間すらなかったもので。前面窓の下には伊達政宗の兜に付けられた三日月形の飾りをイメージした意匠が施されていますが、全部で15編成ある2000系電車のうち1編成のみ、この部分が金色にペイントされているとのことです。一日中試乗を続けていたならば、車庫で寝ているか検査を受けているかでなければ一度くらいは出逢うチャンスも訪れるのかもしれませんが。
最終日は6時起床。せっかく大浴場がある(部屋のはお湯張りが面倒くさい)ので朝風呂に浸かりに行ったあと、昨日パルコのベーカリーで買っておいた仙台味噌カツサンドとメープルクロワッサンで朝食です。最近はホテルの朝食バイキングよりもこうして部屋でゆっくり食べる方が好きですね。ここら辺りのネットラジオでBGMを流していると、どことなくオサレなカフェ風になりますし。美味しくてボリュームも結構あったので満足でした。
地下鉄東西線に乗って西へ2駅の大町西公園駅へ。東西線初乗りはこうして純粋な移動目的での乗車となりました(世間一般では当たり前の事も、我々のクラスタでは必ずしも当たり前とは限りません)。昨年の仙台訪問時にはまだICOCAは使えなかったのですが、めでたく今年(※旅行当時)3月より共通利用が開始となっています。
▲仙台地下鉄東西線 仙台駅ホームにて
桃生津山ICから三陸自動車道へ。ICの名称となっている旧・桃生町(ものうちょう)は2005年に石巻市と合併しており、ここからしばらくは石巻市内を進みます。
今日から更新再開です。相変わらず更新したりしなかったりと頻度は不安定になるかとは思いますが、ともあれ本年も弊Blogをよろしくお願いします。正直なところ旅行記という性質上、文章作りに加えて情報の“裏取り”をこなさなければならず分量のわりには相当な手間が掛かっているのですが(私は速筆な方ですし誤字脱字も極めて稀ですが、それでも一記事仕上げるのに1~2時間は必要)、とはいえ自分が読みたいものは「既製品」に満足できないならば自分で書くしかないわけで、今年もまたコーディネート・取材・写真撮影・執筆・編集・校正校閲、そして資金調達を全部こなす孤軍奮闘の日々です。
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それでは一路仙台へ。仮に気仙沼駅へ行くとなるとまたホテルからタクシーに乗らなければならないのですが、高速バスならば町の中心部に発着。なかでも「気仙沼案内所」停留所は気仙沼プラザホテルから徒歩で5分、先の復興屋台村気仙沼横丁からだとたった1分の場所にあります。震災前ならば名前の通り宮城交通の案内所があったのでしょうが、現在はただの更地となっています。
▲気仙沼案内所停留所
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