17/05/22 (8)「本場の」肉じゃがを食す
それでは舞鶴赤れんがパークへ向かいます。ここは東舞鶴駅からも徒歩圏内ですが、丹鉄に乗ってきたならば西舞鶴駅から出ている路線バスを利用するのが便利。日中は30分間隔なのですが、予め時刻を調べておいたところ今回は6分という絶妙な接続でした。
(時刻表へはこちらのリンクから。路線は「東西循環線」となります)
丹鉄からの乗り換え時間は3分もあれば十分。ちゃんと駅舎の写真を撮影する余裕もありました。

▲JR・丹鉄 西舞鶴駅 駅舎
京都交通バス東西循環線2(右回り) 西舞鶴駅前(12:25) → 市役所前(12:43)
こちらのバスに乗車。舞鶴市は夏の京野菜である「万願寺甘とう」の発祥の地ということで、車両にはそのPRラッピングが施されています。西舞鶴駅前~市役所前の運賃は大人300円(2017年現在)。

古くは城下町、近代は軍港として発展してきた舞鶴ですが、舞鶴湾の奥が二股の形状となっているために市の中心市街地も山を挟んで大きく二ヶ所に分かれています。




途中の中舞鶴地区へは、1972(昭和47)年まで東舞鶴駅から国鉄の「中舞鶴線」が通じていました。現在国道に面してC58形蒸気機関車が静態保存されている場所(下の写真)が中舞鶴駅の跡地なのだとか。中舞鶴線の遺構については後ほどもう一度取り上げます。

中舞鶴地区を過ぎて左手に海上自衛隊の基地を見ながらもうしばらく行くと、赤れんがパークのある市役所前に到着。元来の中心地は西舞鶴側でこちらは明治以降に人工的に形成された新市街地なのですが、現在市役所は東舞鶴側に置かれています。

市役所前には例の海の京都の看板が。福知山は少し海から離れていましたが、ここは本当に港の真ん前に位置しています。

到着。パークの散策を始める前に、お昼時ということでランチを摂っておくことにします。

2号棟(=上の写真一番右の建物)へ。ここの1Fにあるカフェでは「海軍カレー」や「肉じゃが丼」といった舞鶴の名物料理を出しているので、これを目当てにやって来たのですが。営業自体は行っていたものの、店頭には「本日はドリンクメニューのみ」の貼り紙。……もうね、こんなプチ不幸には慣れているとはいえ…。
横の観光インフォメーションのスタッフさんに他に何処か近くでランチが食べられる場所をご存じないですか?と質問したところ、徒歩圏内ではラーメン店と舞鶴市役所の食堂の2軒を提案してくれました。今日は暑くてラーメンという気分にはなれなかったので――

市役所内の食堂へ。スタッフさんに薦められた「肉じゃがコロッケ定食(610円)」をいただくことにしました。どうして肉じゃがが舞鶴の名物なのかというのをかいつまんで説明すると…。舞鶴鎮守府の初代長官だった東郷平八郎が赴任前にイギリスへ留学した折に現地で食したビーフシチューをいたく気に入り、日本への帰国後にレシピを再現しようと試みたのですが、当時の日本ではデミグラスソースを作るための材料が揃わなかったそうです。というわけで手元にある食材だけで似ても似つかぬような料理を作ってみたのですが、これはこれでとても美味しかった。しかも長い航海中に欠乏しがちなビタミンをはじめとした栄養も豊富なので、ライムジュースよろしく脚気や壊血病の予防にも役立ったそうです。この偶然から生まれた艦上食が全国の海軍へ、そして民間に広まっていき、やがて国民食の肉じゃがとして定着していったのだとか。

こうして滞在している間にも、私と同様にカフェでランチを食べそびれたらしい観光客がチラホラ入店。そして先ほどのスタッフさんもやって来て、疾風の勢いで食事を済ませて去っていかれました。流石にこういった食堂は無難においしいですね。
しっかりと腹ごしらえを済ませたら、赤れんがパークを一通り巡ってみることにします。
(2017.05.22)
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