17/05/22 (9)舞鶴赤れんがパーク その1
改めまして散策開始。こちらの『舞鶴赤れんがパーク』は、旧海軍が明治~大正期に倉庫として建設した赤れんが建造物のうち北吸(きたすい)地区に残るものを改装し、文化・交流施設として様々な用途で活用しているもの。グランドオープンは2012(平成24)年と最近で、私が前回舞鶴を訪れた時にはまだ無かったために今回が初訪問となりました。なお、敷地内の12棟の倉庫のうち8棟が国の重要文化財に指定されています。
先に触れた2号棟のエントランスホールです。
2Fへの階段の途中から。下に写っているのがランチを食べそびれた例のカフェです。舞鶴市はフィルムコミッション事業にも積極的に参画しており、ここがロケ地の一つとなった百田何某原作の映画の宣伝幕が掲げられていました。
港町らしいデザインのステンドグラス。
2F部分は舞鶴市の歩みを紹介する展示コーナーとなっています。戦国時代に当地に築かれた田辺城の雅名である舞鶴(ぶがく)城が現在の地名の由来だったというのは、今回ここで初めて知りました。
お隣の3号棟へ移動。ここの1Fには土産物店があり、今回お昼に食べられなかった「海軍カレー」をレトルトで持って帰ることにしました。結構な種類が並んでいたのですが、最も売れ筋らしいこちらのパッケージのものを。
この海軍カレー、舞鶴のほかに横須賀・呉・佐世保といった町の名物としても知られていますが、こちらの特色は万願寺甘とうが添加されていること。2食入りで800円台と結構なお値段がするのですが、せめてココイチのカレーよりは美味しければいいなぁ、と過大な期待はせずに後日試食してみたところ……。おおっ、案外旨いですよ、コレ。ベースはやや甘口ながらも甘とうの上品かつピリッとした辛みがしっかりと自己主張しており、大人向けのカレーに仕上がっておりました。これは次回以降の再訪の際にリピート確定かも。
3号棟の2Fも展示コーナー。こちらは旧海軍関連の展示がメインとなっています。船舶はともかくとしてミリタリー界隈については全然興味がないのでここではさらっと流し見する程度でしたが、暑くてなるべく屋外にいる時間を減らしたいが為に、足取りそのものはゆっくりと…。
それでも仕方なく外へ出てシャッターを切る、の図。施設群の中にはグランドオープンに先駆けて開設されたものもありますが、こうして一体的に整備されたのは5年ほど前のことです。
そのまた隣の4号棟へ。こちらは全体がフリースペースとなっており、展示物が無いぶん建造物そのものの構造がよく解るようになっています。
再び外観のほうを。芝生の広場も用意されており、ドリンク・軽食のスタンドが併設されています。
広場の北側は舞鶴港。土日祝日にはここから港めぐりの遊覧船が出航しているとのこと。
4号棟・3号棟・2号棟を南西側から。
この撮影ポイントの背中側にあるのが、赤れんが倉庫群のうちで最大規模となる5号棟。その大きさを活かして多目的ホールとして使われているとのことです。
先の中舞鶴線は当初は軍港への引き込み線として開通した路線。倉庫の内部へも線路が延びていたそうで、このように二条のレールがモニュメントとして設置されています。5号棟の中だけでなく屋外の地面にも。
次回へ続きます。
(2017.05.22)
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