19/11/02 (8・終)2019年秋・北陸編 Epilogue
連載最終回です(今回の更新をもって、ひとまず定期更新は終了とさせていただきます)。
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連載最終回です(今回の更新をもって、ひとまず定期更新は終了とさせていただきます)。
えちぜん鉄道三国芦原線普通 鷲塚針原(14:30) → 三国港(14:58)
私以外には2名の直通急行からの乗り継ぎ客と共に、三国芦原線を更に北上します。高床式の島式ホームへ入線してきた電車は、こちら↓のMC5001形。きょう初めての1両編成(単行)の列車となります。後述の理由でこの車番「5001」1両しか存在しない形式なのですが、重要なのはそこではなく……
福井鉄道福武線・えちぜん鉄道三国芦原線急行 越前武生(13:12) → 鷲塚針原(14:09)
改札が始まり、3番線に停車中の電車へ。ブルーのカラーリングをまとったFUKURAMの第2編成、F1002です。先刻福井駅で遭遇したFUKURAMは、さくらカラーの第4編成・F1004。福井鉄道保有の4編成のほかに、えちぜん鉄道が保有する「L形」(愛称は「ki-bo(キーボ)」)2編成も相直運用に充当されており、前者が3連節・後者が2連節である以外は共通の仕様となっています。
目的地が越前武生駅から徒歩10分ほどの場所にあるので、地図アプリに道案内を任せて歩いていきます。武生には「ボルガライス」と呼ばれるB級グルメがあり、先月の旅行の帰りに北陸道の南条SAへ立ち寄った際に見掛けて気になる存在だったため、ランチタイムに武生に居られるようにスケジュールを調整してきました。有志によるボルガライスのファンサイトも存在し、市内の各店舗が紹介されているので、リンクを張っておきます。(→日本ボルガラー協会)
福井鉄道福武線普通 福井駅(10:37) → 越前武生(11:36)
10時37分発の越前武生行き普通列車が入線してきました。車両は名鉄600V線区の岐阜市内線・揖斐線(2005年廃止)より移籍した770形。名鉄時代はモ770形を名乗っていました。始発駅は田原町で、福井駅で3分停車したのちに支線を戻って越前武生へ向かいます。スイッチバックとはまた違う一風変わった運行形態のため、折り返し時に方向幕が転換「しない」のにはちょっとした違和感が。
えちぜん鉄道勝山永平寺線普通 勝山(09:19) → 福井(10:12)
勝山9時19分発の便でトンボ返り。帰りの列車も各駅停車ですが、前記のとおり比島駅は通過となります。乗ってきた電車がそのまま折り返していくので、ワンマン運転の2両編成。なお、アテンダントの乗務はありません。
えちぜん鉄道勝山永平寺線普通 福井(08:05) → 勝山(09:01)
まずは勝山永平寺線で終点の勝山へ向かいます。予定では8時28分発の電車に乗ることになっていたのですが、早めに来て一本早い8時05分発の電車に間に合ったので、アドリブで乗り継ぎプランを変更。どうせ昼以降は当初の予定に合流することにはなるのですが、タイトなプランを組んでいる以上は少しでも遊びを持たせておくに越したことはありません。
最終日の3日目は5時起床。歯磨きと髭剃りを済ませたのち、目覚ましに露天風呂へ赴きます。11月に入ったばかりではありますが流石に北陸、昼間は温暖ながらも夜明け前は相当冷え込んでいますね。ああ、気持ちよか……。
14時30分、金沢駅。昨日の富山ー金沢間だと3種類の選択肢がありましたが、金沢ー福井間には高速バスの路線はなく、JRの特急もしくは普通の2択となります。急いではいないので鈍行でもよかったのですが、生憎行ってしまったばかりで次の福井行きは1時間後。対して特急の方は毎時2~3本の設定があり、今回は普通乗車券(ICOCA)利用なのでサクッと特急に乗ってしまうことにしました。
明けましておめでとうございます。最近はこういったテキスト・スチル写真ベースのコンテンツよりもYouTuberに代表されるような動画コンテンツがメインストリームになりつつあるようですが、もとより大衆受けなど狙っていない、寧ろそういう面倒くさい階層と関わりたくはないという運営方針を堅持してきたわけで。かといってTwitterなんかはまるっきりアーカイブには向いていないプラットフォームで転向もままならず、結論としてはこれまで通りの「古い」やり方でもって気負わず書いていく所存です。2007年10月に弊Blogを開設してから12年余り、日本そのものの荒廃ともパラレルなのでしょうが、旅行記・紀行文分野に限ってみても本邦のネット環境において良質なコンテンツを提供する真摯な作り手は減っていく一方なので(私が好きだった方はほぼ全員が引退状態)、ここが踏ん張りどころでしょうかね……承認欲求とアフィリエイトの妖怪たちに駆逐・蹂躙されていくのは我慢がならないですから。只々不愉快なことばかりの世の中にあって、微力ながらも(まだ見ぬ)高貴なる、最愛の皆様にとっての憩いの空間のひとつであれますよう―― 今年もよろしくお願いいたします。
(海外編はまだか?というツッコミもおありでしょうが、そこは平謝りで…)
時刻は午後1時10分。金沢を巡る時間はまだまだあるのですが、主だった観光スポットのうち兼六園と長町武家屋敷跡はかなり昔にですが訪問済みなので残りは――となると、やっぱり「あそこ」しかないわけでして。正直あんまり気乗りはしないけど…… 確実に人多いだろうし。
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