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2020.01.23

19/11/02 (8・終)2019年秋・北陸編 Epilogue

 連載最終回です(今回の更新をもって、ひとまず定期更新は終了とさせていただきます)。



 大阪行きの特急との乗り継ぎ時間は43分あるので、プリズム福井でおみやげのお菓子を仕入れておきます。電車を一本遅らせると乗り継ぎ時間が13分になってしまい、本当に乗り換えるだけになってしまうのでそれは避けたいところでした。日本酒のパウンドケーキも美味しかったのですが、外せないのはちょうどこの時季から出回りはじめる福井の冬の風物詩、水ようかん。先月の旅行帰りに買ってみたものが大当たりだったので、今回は県内トップシェアを誇る「えがわ」の大箱を購入します。福井なのに何故か黒糖(沖縄産)の風味の主張が強いというのが妙ではあるのですが、寒天のとても柔らかくつるんぷるんとした食感は一般的な水ようかんとは別物。ゼラチンとは異なり寒天ならば夏場でも融けないはずなので冬季限定の理由はよく解りませんが、冷蔵庫がなく保存が利かなかった昔の習慣を踏襲していると考えるとしっくり来るのかもしれません。そういえば近所の能勢町にも同様に冬季限定の「くれべのでっちようかん」というこれとよく似た名物があり、私もファンということで毎シーズン車で何度か買いに行っていたのですが、昨年の春で製造元が廃業してしまったために幻の味となってしまいました。名古屋のういろうよろしくお値段のわりには食べでがあるサイズなので、要冷蔵であることに留意すればおみやげにも最適です。


 最後のミッションも無事に終えたので、ぼちぼち出発ホームへと移動。こちら↓はコンコースの一角にて午後4時より営業している、福井の地酒の立ち飲みスタンドです。


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 帰りも割引きっぷの「WEB早特1」を使用します。大阪ー福井の場合、通常期の正規運賃・料金で6,140円のところが5,020円。乗車列車は16時44分発の<サンダーバード34号>です。この列車を選択した理由はシンプルで、手配の時点で割引枠の残席があった最も遅い時刻の列車がコレだったため。割引といってもたったの1,000円ぽっちなので無理に選ぶ必要はなかったのですが、試しにこれに合わせて福鉄・えち鉄の乗り潰しプランを組んでみたところ案外出来が良かったので、そのまま購入してしまいました。なお、万が一指定列車に乗り遅れた場合は企画乗車券のお約束で特急券が無効になるのは勿論のこと、乗車券も別の特急券との併用は出来ないよ、と、券面に明記してあります。故意に乗り遅れる人など動機が皆無である以上は居るわけがないですし、この辺はもっと柔軟でよいとは思うのですが、ここはやはりJRクオリティーです。渋ちんが。


Hokuriku19_24_02


特急サンダーバード34号 福井(16:44) → 大阪(18:39)


 帰りのサンダーバードも12両編成。往路の大阪→金沢と同じ12号車に乗車します。この増結編成は、流線形の非貫通型先頭車を含む681系。1995年製という、走り始めてはや四半世紀になるベテランの車両です。ちなみに列車名にサンダーバードの文字が入れられ(当時は「スーパー雷鳥(サンダーバード)」名義)、本格的に130km/h運転が始まったのがこの年のダイヤ改正でした。


 利用したWEB早特1、席数こそ限定ですが座席のポジションについては空いている席から自由に選べるので、復路もシートマップから指定。車椅子席に隣接する一人掛け席です。飛行機のバシネット席と同様に予約受付の開始時点では介助者席としてブロックされており、とあるタイミング(*注)で一般客へリリースされるようで。私がJRの長距離列車に殆ど乗らないこともあってか、この車椅子席が実際に使われている場面をこれまでに見た記憶がないのですが、今回もやはり2席とも空席のままでした。色々な意味で障害者には厳しい国なので、それも自然な流れでしょうかね。車椅子は幅を取るにも拘らず、隣接する席が壁から離して配置してある(下2枚目の写真参照)のは不可解なのですが、それはともかくこの配置のおかげで他の窓側席よりもゆったりしており、隙間に台のようなものがあるのでここにバッグなどの手荷物を置くことが可能。今回座った1Aは後ろが壁なので、リクライニングも倒し放題。少し長めのケーブルを用意すればコンセントも使えます(※後ろのテーブルの下に設置)。まさに一石四鳥! 帰りに乗車した車両は貸し切りどころか100%近い乗車率で、通路側の一人客もいたくらいだったため、往きのようなカウチソファとはいかなかったもののワンランクかツーランク上の居住性は死守(?)することが出来ました。アームレストの先の塗装が剥げまくっているのがかなり気にはなりますが、まぁ、座り心地には直接関係しませんので…。

*注:ネットで検索すると判で押したように出発前日あるいは当日と書かれていますが、私が予約を入れたのは7日前だったので、実際のところは不明です。


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 定刻通りに福井を出ると、すぐに日没の時刻。飛行機が滑走路を離れる瞬間といい、旅の終わりに感傷的になるのは毎度のことです。


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 34号の途中停車駅は加賀温泉・福井・敦賀・京都・新大阪と、こちらも速達タイプに入る絞り具合。武生も通過となり、車窓から越前武生駅ホームと停車中のLRVを改めて見送ります。福鉄だと福井城址大名町ー越前武生間は急行でも40分を要するのですが、こちらのJR特急は福井ー武生間をたったの12分で走破。となれば新幹線だともっと早くて数分――と言いたいところではあるものの、このエリアに設けられる南越駅(仮称)は東へ3km近く離れた、新幹線のみの単独駅となります。

 30分後の敦賀で車窓は完全に闇となり、さしもの私もここでスマホを解禁。大阪・米原方面行きの列車については敦賀ー新疋田間でループ線を通過し、進行方向左側の席からは敦賀の市街地を眼下に望むことができます。夜だとトンネルを抜けた瞬間に突然夜景が広がるので、知らずに通るとちょっと驚くはず。

 往路は煮え切らない走りだった湖西線内も、今回は良好な線形を存分に活かして疾走。珍しく速度計測アプリで測ってみると、ほぼ常時120km/h台後半をキープしているようでした。特急の専売特許というわけではなく、新快速も駅間距離が開くとこれくらい飛ばすのですけれどね。ただ、途中のトンネルで携帯電話の電波がしばしば途切れるのが困ったもの。大阪の近郊路線である福知山線宝塚ー三田間のトンネル連続区間で通信状況が改善されたのが2018年とつい最近だったため、こちらに着手されるのは相当先になりそうです。


 通い慣れた東海道本線も特急で通るとまた気分が違うもので(高槻にも停まりませんし)、最後まで旅気分のままで18時39分、大阪に到着。新幹線だと1駅乗り継がないといけないので、直接大阪駅へ降り立つことができるのはラクですね。ホーム向かい側には家路へ通じる福知山線の快速電車が停まっておりこれまた“VIP待遇”ではあったのですが、これには乗らずに梅田で夕食を済ませ、阪急電車で帰宅しました。

今日の歩数カウント:14,464歩


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 3日間で3都市周遊と忙しくはあったのですが、鉄分補給・街歩き・アート鑑賞と私的三本柱を満たすことができ、バランスの取れた旅ではあったかなと。今回の行先ではとりわけ富山の印象が良かったので、またの機会に再訪してみようと考えています。それでは次回の連載をお楽しみに。
<完>


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