王子公園駅⇒神戸空港ウォーク その1【神戸文学館~神戸臨港線跡遊歩道】
前からちょっと気にはなっていたもののわざわざその為に出掛けるまでもない、くらいのポイントを幾つか繋ぎつつ、阪急神戸線の王子公園駅からポートアイランド西岸経由で神戸空港までを歩いて辿ったので、今回はその時の模様を。まずは下にルートを貼り付けますが、この通り、歩行距離は13キロ強となりました。
午前10時15分頃に王子公園駅をスタート。まずは駅近くの『神戸文学館』に立ち寄っていきます。1904(明治37)年に関西学院のチャペルとして建てられた、神戸市内に現存する煉瓦造りの教会建築としては最古のものです(素朴すぎる公式サイトへリンク)。
内部では神戸ゆかりの作家の作品・資料などが展示されていますが、訪れた時には企画展として『文豪とアルケミスト』というソシャゲとのコラボイベントが開催中でした。なるほど、確かにオタクっぽい女の子達の姿もありましたね。前者は撮影禁止ですが後者は撮影自由だったので、これを撮るという体で教会内部の写真を撮ってきました。
本格的に歩き出す前にまずは腹ごしらえ、ということで、「神戸っ子のソウルフード」との触れ込みの『神戸の中華そば もっこす 王子公園店』へ。一応は神戸出身者ながらも食べたのはこれが初めてだったのですが、いつものように自腹なので忌憚なく申し上げると、
「こんなまずいラーメンは今までに食べたことがない」
というもの。ラーメンだけでなく外食・中食全般でも10数年~20年に一度というディザスタークラスの酷さでした。食の嗜好は十人十色とはいえ流石にこれは…… 値段も決して安くはないだけに余計に腹立たしい。俺には謝らなくていいから食材に謝罪しろ!と。
こんな不運もありましたが腹だけはちゃんと膨れて血となり肉となったので、元気に神戸空港を目指しましょう。2つめの訪問地はJR神戸線灘駅そばから始まる(※阪神岩屋駅からも至近)、「神戸臨港線」という貨物線の廃線跡を整備した遊歩道。最終営業日は2003年11月末日とそれほど昔ではありませんが、とはいえ18年余りが経過しているのでとっくに跡地には下の写真のように集合住宅が建っていたりします。ちなみに同線の起点はこの集合住宅の後方数百メートル、2016年に旅客駅の摩耶(まや)駅に格上げされた東灘信号場でした。
まずはこの遊歩道を終点まで。風景が寒々しいのは取材日が2月中旬だったためですが、10キロ超のロングウォークを快適にこなせるのもこの涼しいor寒い時季だからこそです。
随所にあった大小の道路との立体交差も、遊歩道化にあたってそのまま残存。お蔭様で信号に足止めされることなく、始点から終点までノンストップで進むことができます。
こんなミニSLが走るという線路も。
西国街道を斜めに跨ぎ……
見るからに築堤の跡っぽい短い区間を挟んで、
国道2号線をオーバークロスする橋へ。遊歩道化時に新たに架け替えられた橋もありますが、こちらは鉄道時代のものをそのまま使用しています。架線柱も残してありますね。
さらにさらに。短い距離ながら、嬉しいことに線路ごと残してある箇所もありました。
線路の残る築堤部分の全体像。
延長980メートルの遊歩道の終点。この先の線路跡はURの賃貸住宅の敷地内へと吸い込まれていきます。
神戸臨港線の終点へは、いったん海側を経由して向かうことに。(次回へ続きます)
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