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2022.08.06

22/07/05 (5)福北ゆたか線・その3【直方→折尾】

 11時06分発の折尾経由若松線直通若松行き普通列車に乗車します。充当車両はこちら↓、BEC819系の2両編成。電化区間は普通に架線集電で、そして非電化区間は搭載した蓄電池からの電力供給で走行するという蓄電池電車です。DUAL ENERGY CHARGE TRAINの頭文字をとって「DENCHA」の愛称をもつ──という説明は何処にでも書かれているのですが、私はあまり言及されていない形式名のBECの由来の方が断然気になって。とはいえ中学1年生でもわかるようにBattery Electric Carの頭文字なのでしょうけれども。


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 テクノロジー的には好奇心をそそるこの車両も、アコモデーションについての評価はまた別物。割と乗客がいたために車内見付の写真は撮れなかったのでシートのみにフォーカスしましたが、京都丹後鉄道の「あおまつ」「あかまつ」よろしく、背もたれは成型合板の剥き出し部分で直接体重を支える作りになっています。あおまつ&あかまつは観光列車という位置付けなので百歩譲って寛恕したものの、こちらは車体のレタリングで自ら主張しているように純然たるCommuter Trainですからね。とうとうやりやがったな、と。尤もこれも後の増備編成では改善が図られているとの話ですが…… 敢えてツッコむのも野暮なのでよしておきましょう。しかし815系に始まったコレ、徐々に“負荷”を上げて沿線住民の堪忍袋の緒の強度を測定するテストか何かなのでしょうかね。行き着くところは空気椅子?と、結構マジメにそう考えております。


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 “幸いにも”目的地の折尾までは7駅22分の短時間乗車。ロングの背中ゴリゴリシートならばドア際に立って車窓を眺めた方がマシだったかもしれませんが、マゾ気質は皆無なものの特に面白みのない風景ですし結局は着席したまま過ごすことになりました。向かいの席では筑豊産のヤンキー風カップルが人目を憚らず発情しているのですが、適応能力が高すぎる私のこと(※能力を行使するかどうかは場合によりけり)、先述のようなこともあってすっかり慣らされてしまい、この程度の生態観察では些かも動じなくなりました。呑まれてはならぬぞ、フクオカの闇に……! 下の写真は二次元コードを模したデザインの床敷物。スマホのQRコードリーダーを起動してかざしてはみたものの、やっぱり無反応でした。


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 中間(ちゅうかんではなく「なかま」と読む駅)で何故か2分ほど停車した以外は複線区間ということで交換待ちもなくスムーズに進み、筑豊を抜けて北九州エリアの都市部へ。間もなく折尾というところで真新しい軌道に変わり、直ぐにこれまた真新しいトンネルへと入っていきます。注意深く観察していなければ分かり難いもののトンネル内で線路が二方向に分岐し、当方の列車は左手の線路へ。トンネルを抜ければ高架線へ上がり、折尾駅の6・7番のりばに到着となります。蓄電池電車が本領を発揮するのはこのさき折尾―若松間(筑豊本線の一部ですが別に「若松線」という愛称もあり)の非電化区間となりますが、テクノロジーの進歩が実現させたとはいえ身も蓋もないことを言ってしまえば架線下ディーゼルカーの逆バージョンでしかないわけで、きっと乗車体験もあっさりしたものなのだろうと想像します。


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 こちらの福北ゆたか線~若松線直通列車および福北ゆたか線・若松線の折尾始発・終着列車が使用するホーム、以前は地上にあり鹿児島本線のホームとほぼ直角に立体交差していたのですが(※明治時代に端を発する日本初の立体交差)、一帯の連続立体化事業に関連してかなり大規模な線路の付け替えが実施され、3年前の2019年3月に現在の高架ホームでの発着が始まっています。下2枚目の写真はホームから眺めた直方方の線路。この先で二股のトンネルへ入っていくことになります。


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 横着したためにちょっと遠いですが、こちらは若松方の線路。ホームを外れた途端に早速架線がプッツリと切れています。


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 1~5番のりばと6・7番のりばはV字型に分かれるという構造になっているため、両ホーム間は改札内コンコースと一体化した連絡通路を介して行き来することになります。


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▲6・7番のりばから見た1~5番のりば

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▲6・7番のりば側から見た連絡通路


 構成の都合上、ここで一旦分割して次回へ続きます。

(2022.07.05)

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