丸山湿原群・2022秋
暑気が去り虫も少なくなり、と山歩きに適した時季になったので、とある快晴の日の午前中、市内の『丸山湿原群』へ散策に出掛けてきました。福知山線の旧線(廃線跡)ならば公共交通でのアクセスも便利なのですが、こちらは不可能ではないものの効率が悪いため、仕方なく車で向かうことに。場所は兵庫県立宝塚西谷の森公園の管理棟よりさらに南下したところ、距離は1.5kmほどです。駐車場(下の写真)が8台分なので、平日はともかく土日祝日はあっさり埋まりそうですね。
- コースは多少のアップダウンはあるものの、比較的平坦に近いです。
- 後述の第一湿原展望台付近を中心に、休憩の出来るベンチが複数あり。
- トイレはここには無く近くだと西谷の森公園のものが使えますが、同園は毎週月曜日が休園日(祝日の場合は翌日以降最初の平日)なのでご注意を。24時間365日使えるのは車で10分強の宝塚北サービスエリア(一般道からも利用可能)。
- 携帯電話は基本的に圏外です。(ドコモ回線・2022年11月現在)
湿原群の解説はWikipediaあたりにも詳しく書かれている(→コチラから)ので省略し、少し早い紅葉を交えて山の写真を坦々と貼っていきます。なんでも兵庫県下最大の湿原群なのだそうで、兵庫県及び宝塚市の天然記念物に指定。そんなものが丹波や但馬の山奥ではなく、よりによって宝塚市内に存在するということにまず驚かされます。
丸山湿原群保全の会が設置している、人数確認のための竹筒ポストです。西谷の森公園にも同じ趣旨のものがありましたが、任意とはいえここは当然協力を(宝塚市内からお越しの方→丸山湿原群が目的)。石が溢れそうになっていたので、こまめに回収よろしくです。
湿原群を構成する5つの湿原のうちの一つ、第三湿原。木道が敷設されており、散策ルートの中では最も写真映えするポイントです。なお、下2枚目の写真奥の丸っこい丘が湿原群の名称に採られている丸山なのだそう。
もう少し進むと、第一湿原を北(上流方向)から見渡せるポイントへ。ここに設置された案内板から説明を引用します。
丸山湿原は中間湿原といって、北海道や尾瀬の高層湿原と違い泥炭はたまりません。丸山湿原はわき水があるので貧栄養な環境が保たれています。 (中略)最近は湿原の中にイヌツゲ等の樹木が侵入して湿原がなくなってしまうかもしれません。
周回コースなるものがあり実際に通ってみましたが正直わざわざ一周するほどのものではなく、上のポイントの分岐から東(駐車場から来ると左)の道へ入って往復する方が良さげ。下の写真は第一湿原の展望台から少し先へ行った場所で撮影したものです。
丸山湿原のシンボルツリー?を交えながらの第四湿原(のはず)。湿原には違いないもののウェット感といえば下4枚目のカットくらいなもので、訪れた時期が悪かったのか見た目はすっかり乾燥しておりました。
第一湿原の展望台です。
ここから上流方向(下1・2枚目の写真)及び下流方向(同3枚目)を眺めて。湿原群最大の第一湿原は約2,230平米で、国際試合基準のサッカーコートの3分の1強の面積ですね。なお、湿原のアイドル・サギソウが見られるのは7~8月頃。
湿原の生成過程の解説(クリック/タップで拡大)。人工というわけではないものの、その成り立ちには人為的な要因が大きかった模様です。そして湿原の維持にもまた周辺の樹木の伐採(=樹木による水分の吸収で乾燥するのを防ぐ)という人の手が必要ということのようで。
それでは来た道をボチボチ帰りましょう。
随所で立ち止まっていたので参考にはなりませんが、駐車場からの往復で1時間30分でした。地面が乾燥していてあまり湿原らしさはありませんでしたが、今シーズン最初の山歩きとしては十分楽しめたので行って良かったです。
<オマケ>
西谷の森公園~丸山湿原群駐車場間にある池です。ただのため池ですが、秋ということでそこそこ見栄えがしました。
<オマケのオマケ>
ネタ成分はゼロですが、皆既月食が綺麗に撮れたので上げておきます。手持ちでは赤い方はコレが限界。
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